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教材研究・開発とICT活用による授業改善(教師と子供の心の健康観察等事例提案・討議)

 今日の提案を終えて、新しい視点での気づきや改善点をたくさん知ることができた。心の健康観察については、今回教えてもらったアイデアをもとに学校の実態にあった形にしながら使っていきたい。対象が教職員であっても児童であっても、学校の規模によってやり方が変わってくると思うので、みんなで目的を共有することでそこがずれないようにすることも必要だと感じた。また、ICTを使うことが目的とならないよう、その取組(実践)は何のためにするか、それらをするためにICTを使うことが必要なのか、ICTを使うことのメリット・デメリットについて考えることの大切さを再確認できた。心の健康観察については、緊急性が無い限り「話したい人は話せばいい」というスタンスでいることがお互いにとっていいと思う。無理に聞き出そうとしてもうまくいくことはない。「言いたくなったらいつでも聞くよと言ってくれるだけでほっとすることもあった」と話してくれた子ども達や先生方から、この取組を通して教えてもらった。

(現職大学院生)

2024年12月16日

教材研究・開発とICT活用による授業改善(小学校家庭科模擬授業・授業討議)

 今日は、ICT教材を取り入れた授業実践と授業討議1回目があった。「意見や考えの共有」という点でICTは優れていると改めて感じた。 学習者の立場になるとよく分かった。周りの学習者が何をしているか把握ができる、班やクラスの意見を容易に取り入れることができる、意見や考えをグループ分けし思考を整理できる等多くのメリットがある。 ただ、目と目を見て会話する必要がないことから、一人で授業を受けているような感じがした。ICTをメインとした授業は、オンライン授業と似たようなものを感じた。今回の授業でのICTはICTとしての役割を果たしていたが、効果的なICTとは何かを考えさせられた。

(学部卒院生)

2024年12月9日

道徳授業の実践研究(小学校道徳科模擬授業・授業討議)

 模擬授業を行うにあたって、前回の授業の討議が非常に重要であったと感じた。自分自身で考えた授業案について、色々な観点から意見を頂いて、今回の授業の基盤を作ることができた。実際に授業を行った感想としては、2つ目の発問の展開が非常に難しかった。前回の授業の討議で、想定される児童の反応などをある程度考えていたが、本番では児童役の方々の発表内容をうまくつなげることができていなかったと考える。児童役の方々の発言などをつなげようという意識を持ちながら授業を行ったが、実際に使用するつなぎの言葉などがあまり思いついていなかった点が課題である。また、中心となる内容項目が明確に定まっていなかったということも課題点として挙げられた。中心となる内容項目とそれに関連した内容項目など、児童役の方々の発表の中からどこを深堀していくかが重要であると感じた。

 授業後の討議も非常に勉強になったと考える。実際に授業を受けた方々からの意見を聞くことができ、また改善案なども提示してくれたことで次回の授業に生かすことができると感じる。

(学部卒大学院生)

2024年7月3日

教材研究・開発とICT活用による授業改善(小学校社会科模擬授業・授業討議)

今回の模擬授業を通して、プログラミングというと、情報や数学の理系科目の専売特許のようなイメージであったため、社会とプログラミング的思考を組み合わせた授業展開で面白かった。 私は、実際にプログラムを作成し動かしたことがあるためトライアンドエラーを繰り返して、どこがどのように動くか部分的に見たり、イメージして考えたりしていくことでプログラミング的思考が身につくと思っていた。

今回の授業は、物や形が無いという状況の下で行ったため新鮮だった。アンプラグド教育は、手軽で、小学生にとっては、考えやすいものであったと感じた。 ただ、フローチャートの作成だけだったら、本当に正常に動くのか批判的に見ることが難しいので、アンプラグドとプログラミングの両方を授業展開に組み合わせていけたらいいと感じた。 今回のようなフローチャートの作成を、数学の授業で、何がわかっている、何を求めたい、そのためには何がわかればいいのか、といったような視点で活用して授業づくりをしてみたいと思った。

(学部卒大学院生)

2024年1月22日

教材研究・開発とICT活用による授業改善(中学校理科模擬授業・授業討議)

今日の授業で、教材と出合わせ、問いを引き出す場面での工夫をとても感じた。「環状剥皮」という言葉を初めて知り、写真や動画もあったおかげで、なぜ美味しいブドウができるのか知りたいという気持ちになり、問いが自分のものになったと感じている。このように、身の回りの素材をどう教材化できるか日頃からアンテナを張っておくようにしたいと思った。
また、顕微鏡で観察したものを写真で撮ることで、自分の班の実験が成功していなくても他の班の実験結果を見ることができたり、写真に直接書き込んで考察ができたりするといった利点を感じることができた。子どもに何を身につけてもらいたいかという授業の目的に応じて、「本物」の部分と「デジタル」の部分とをうまく使い分けられるようにしたい。

(現職大学院生)

2024年1月15日

教材研究・開発とICT活用による授業改善(小学校外国語科模擬授業・授業討議)

ロイロノート上での操作とワークシートの併用について、個人的には小学校6年生には十分取り組める活動だったと思う。今回はGoogleEarthでランダムな国について魅力を調べ、発表するという活動だったが、自分で調べたい国を選んでいたとしても、スペルや発音を調べるという視点でもICTが個別最適な学びを保障していくと感じた。
御指導の中にもあったが、発達段階における教科の目標を把握し、接続期という視点で活動を設定していくことも十分考えられると思った。外国語として授業の中でのコミュニケーションをより豊かにしていくためにも、相手意識や目的意識を明確にし、単元を通した児童の意識が主体性にもつながっていくと感じた。

(現職大学院生)

2023年12月18日

教材研究・開発とICT活用による授業改善(高校数学科模擬授業・授業討議)

高校生に戻った気分で楽しく難しい課題に取り組むことができた。ICTによって、理数系の内容を視覚的にイメージをもちながら学習していけることは、理解が進むのでとてもいい。
ICTが個々の理解の支援になることが分かったが、これが授業となると、共有が鍵になるだろう。共有によって、より広く深く思考していくことができる。そのために、授業者が共有のためのツールとしてどうICTを使うか、考えていく必要がある。また、考えの流れや他者の意見を振り返る際には、板書でアナログにまとめておいたほうが振り返りやすかった。ICTとアナログをどう使い分けるか、教材研究や授業研究の新たな課題だと感じた。

(現職大学院生)

2023年12月11日

教材研究・開発とICT活用による授業改善(社会科模擬授業・授業討議)

ICTは教師のねらいによって活用方法が変わることを実感しました。資料を自分で取り出すのか、教師が配布するのかだけでも意味が違うことを理解しました。またICTを活用する中に、児童が各教科の見方・考え方を働かせられる教師のしかけや言葉かけが必要だと気づきました。また、授業討議の司会をやってみて、参会者に一つでも多くの学びを持ち帰られるようにするためにはどうすればよいか考える良い機会になりました。参会者の言葉をつなぎ参会者に自分事として考えてもらうことが必要だと思いました。

(現職大学院生)

2023年12月4日

教科の本質と内容構成 発表会

この授業では、複数の教育学に関する理論を学習し、同じ現象を見ても、依拠する理論が異なれば異なる現象に見えることを体験しました。
具体的には、まず小学校の算数科の授業を受講生全員で参観し、記録します。そして、あるグループは心理学から自律性支援の理論を基に、またあるグループは数学教育から超越的再帰モデルの理論を基に、授業を分析していきました。
同じ授業を参観しても、依拠する理論の違いから見え方変わることに、驚いている院生もいました。参観した教員からの質問や意見に答えることで、理解が深まっていったようです。

(授業者)

2023年07月11日

模擬授業を通して 道徳授業の実践研究

同じ題材で指導案を書いても、授業の中で大切にしたいところが一人ひとり違っていて、新しい発見があり、とても新鮮でした。
1つの授業に作り上げていく中で、題材にじっくり向き合い、悩んでいるところを何度も話し合った時間は、私にとって貴重な時間になりました。
現場ではじっくり時間をかけて題材に向き合うことが難しいところもありますが、「子どもたちにこれを伝えたい!」という純粋で熱い思いをもち続けて授業をする姿勢を忘れてはいけないと思いました。
教師の思いの乗った授業は、きっと子どもたちの心の中に残っていくと思います。 私も、現場に帰って授業をしたくなりました。

(現職大学院生)

2022年10月07日

水曜1限・道徳授業の実践研究

小学校で起こった過去の事件や教科書の教材をもとに、道徳教育の果たす役割や授業づくりに対する教師の姿勢について、院生同士が語り合う授業を行いました。院生の感想の一部を紹介します。

・道徳の授業を行うことの重みをあらためて感じることができました。子供たちの日常生活の中で、「先生がこんなことを言っていたな」と少しでも思い出してもらえるような授業を考えていきたいです。
・私は、今日考えたことがまさに自分の課題です。自分の思いはある、でも、子供が引っ張られたら嫌だと思って、いつも解説を読むのですが、それでも悩みます。この1年で、それも含めて学びたいです。


2022年04月27日

実習・附属坂出小での授業実践

 今回、実習先で4年生の国語「同じ読み方の漢字」という単元の導入の部分を授業実践させて頂きました。実際に小学校で授業をするのは初めてで、とても不安でしたが、私が作った指導案に対し、実習担当の先生にアドバイスをして頂いたり丁寧に授業の構成や流れなどを一緒に考えていけたため、安心して授業をすることができました。小学校で実際に授業をする前には、大学院の授業で模擬授業を行いました。時間配分の仕方を意識することができたり、どこを直せばいいのかアドバイスして頂けたため、万全の体制で授業実践することができたのではないかと思います。
 実際に授業をしてみて、子どもの声がよく飛んでくる授業だったと感じました。子どもから出た意見をもっと拾ってあげたり、子どもの様子を汲み取って臨機応変に対応できれば良かったなど、たくさん反省する部分はありますが、楽しく授業を行うことができました。
 授業実践後には、実習担当の先生に良かった点や改善点についてしっかりとアドバイスもして頂けました。次に授業実践を行う際には、アドバイスして頂いたことを活かしながらできればと思います。

2022年02月04日

月曜2限・教材研究・開発とICT活用による授業改善

Appleのアプリ「Garage Band」を活用した模擬授業を行いました。
音楽が苦手な人でも簡単に作曲ができる授業を目指して実施しましたが、皆楽しそうに取り組んでくれており、現場でも実践できるという自信がつきました。
このようなソフトやアプリは質の高い授業を提供するための良い教材になる、ということを改めて感じた1時間でした。

(学部卒院生1年)

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2022年01月31日

授業づくりラボ・保健室経営の分科会

 大学で開催された「授業づくりラボ」に参加しました。教師は伝えたい一心でも、子どもにとっては押し付けになっている場合がある、ということを考えさせられました。子どもたちに意見を一方的に押し付けるのではなく、今日のテーマであったライフスキル教育のように、意思決定の場を子どもたちに与えることが大切だと学びました。健康教育をする場面において、例えば、薬物乱用防止を教えることがあれば、薬物乱用が身体に悪影響を及ぼすからダメだと伝えることがゴールではなく、子どもたちがよりよく生きることをゴールとした指導が、養護教諭に求められているなと感じました。また、自分自身の問題だという自覚を持つことで、主体的に薬物の危険性について考え、気づくことができるようになると思いました。
 近年、SNSの発達により、他人の発言や行動を簡単に取り入れることができるようになりました。それはいいこともあれば、子どもたちの心を揺らがす社会的要因にもなりかねません。しかし、ライフスキル教育を取り入れることで、そうした周囲の情報に惑わされることなく、正しい意思決定ができる力を身につけられると感じました。
 最後に、今日の講話を通して、教師も教える側という立場以上に、子どもたちと一緒に学ぶ姿勢が必要だと感じました。よりよく生きるという目標を掲げるのは、教師も同じだと思います。養護教諭になってからも子どもたちと共に学び、日常で起こる様々な諸課題に対し、的確に対応できるライフスキルを身に着けていきたいです。

(学部卒院生1年)

 保健学習時の子どもへのアプローチ方法等をチャットで意見を募る形となっており、参加されている先生方の普段されている対応や養護教諭としての在り方を覗くことができた。現場で活躍されている先生方の日々悩んだり考えたりといった、子どもたちのために職務を全うされている姿を知ることができ、とても良い刺激になった。
 また、養護教諭からの教育的なアプローチを聞き、“教諭”として教育する立場だということも再認識できた。将来、現場に立つ者として”今自分が何を吸収したらよいのか”のヒントを得ることができたように思う。養護教諭として子どもたちが心身ともに健康であるためのサポートをするにあたり、私自身の強みを活かして工夫していきたい。

(学部卒院生1年)

2022年01月28日

月曜2限・教材研究・開発とICT活用による授業改善

私がこの授業で意識したことは、「一人で教壇に立ってやること」「全員参加の授業をすること」です。

ICTを活用することで今までの板書に加え、パソコンの操作が増えます。しかし、現場では一人でやらないといけません。現場経験が少ない私には教員の作業が増えることに負担を感じました。だからといって、子どもたちの思考を深めるツールを使わないという選択肢はなく、今回は自分でできる範囲を考えながら全員参加できるハイブリット型の授業に挑戦しました。

負担を減らす対策としては、教材づくりに力を入れ、キーワードのカードを作りました。今思えば、黒板に各班の意見を貼る作業は子どもたちに任せても良かったのかなと思います。

次に全員参加できるように意識しました。

私はICT活用をしていると「個別化」が悪い方向に行くこともあるということに気が付きました。個人内で解決してしまい、グループで協力する場面でも出来る人が作業を終わらせてしまうという現状がありました。これらを踏まえて、私は従来の子どもたちの発言を自由にできる場を作りたいと思い、各班の手洗い方法を発表してもらい、前に提示していき、最後にはクラスのベストオブ手洗い方法を全員で自由に発言する時間として設けました。全員で考えていっているという実感はあったと思います。

この授業でICT活用について学んできたことで、ICTの良い点悪い点がやっとわかってきて、どこで使えば子どもたちの思考が深まるのかについて判断できるようになったと思います。この機会があったから、私は授業をするときに考えてICTを使えたのだと思います。

以上のことに意識をして授業をしましたが、私一人ではここまでの授業が出来なかったと思います。しかし、私と同じ班の方がたくさんの案や指摘をしてくれたので納得のいく授業をすることができました。専門教科が違っても「よい授業をつくる」という目標は一緒なので、どうやってICTを活用していくのかをこれからもみんなで試行錯誤しながら考えていきたいです。

(学部卒院生1年)

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2022年01月24日

水曜1限・授業研究の実際

実習先で行った自分の授業をもとに研究討議を行いました。その研究討議にて、ロイロノートを使い、児童生徒の意識の流れをもとに、教師行動の良かった点や課題点を整理し、授業力向上に向けて学びを深めました。
これからも、院生が主体となって授業分析に励み、授業力を向上していきたいです。


2022年01月19日

探究実習・情報交換会

附属小学校での探求実習の意見交換会を通して、自分事として捉えることの重要性を改めて感じました。自身の専門教科だけでなく他の教科も知ること、自分事として捉えようとすることで教科横断的な視点やつながりを見つけることができると感じました。これからの実習や仲間からの学びを自分事として捉えて学びを深めていきたいです。リフレクションの大切さを実感しました。

(学部卒院生2年)

探求実習の意見交換会を通して、子どもたちとの日々の関わりが非常に大切であることを学びました。何でも言い合える関係性を作るためには、教師自身のアプローチや「日常の種まき」が重要であると感じました。この学びを通して、養護教諭として子どもたちの心のケアや健康管理に生かしていきたいです。有意義な時間でした。

(学部卒院生2年)

2021年12月23日

成果報告書の中間発表会

実践研究の中間報告発表会をしました。現段階での実践研究の進捗状況や方向性について発表し、御指導頂きました。
様々な先生からの御指導や他の院生の発表を聞き多くの学びのある会でした。特に私は、「これまでに持っていた問題意識と研究の目的とを関連付けて書いた方がいい」というアドバイスが一番勉強になりました。研究において自分が大切にしたい軸は何かを明確に持ち、自分自身が成長出来るような研究にしていきたいと感じました。
今回の回での御指導を基に今後の研究を進めていきたいと思います。

(学部卒院生2年)

2021年12月23日

水曜1限・授業研究の実際

今日の中学理科・天体に関する模擬授業で学んだことは、教師が先に答えを言ってまとめをする場合があっていいということである。模擬授業の後、生徒から無理矢理答えを引き出さないようにしているという話があった。たしかに、まとめも、生徒が無理に答えなくてもいいようになっていたように思う。授業後、私は、自分が生徒だった頃、先生にまとめの部分で粘られるのが苦手だったことを思い出した。さっぱり答えが分からないのに、何か期待をされているのはヒシヒシと感じて、ストレスだったのである。今回授業を受けて、上手く答えにたどりつけなかったときには、下手に粘らず、潔く、教師側から答えを出すことも大事だと思った。

(学部卒院生1年)

模擬授業から学んだことは、スモールステップを踏ませることの大切さである。今回の模擬授業は学ぶ内容が濃かったために、学習が難しかった。討議でも指摘されていたが、それはスモールステップがなかったためだと思う。自分が授業をするときも、こういうことはよくある。教師は、学んでほしいことをあらかじめ決めており、生徒が「分からない」から「分かる」に跳躍することを目指す。しかし、実際には、学びには段階がある。今回自分が授業を受けることで、そのことを実感した。学びを、階段にして、一段一段、どのように登らせるかを、しっかり考えておく必要があるのだと感じた。

(学部卒院生1年)

2021年12月22日

探求実習の代替措置

探求実習の代替措置の一環で、附属坂出中学校の石川副校長先生のお話を伺いました。授業の話題だけでなく、学校運営についてもお話を聞くことができて、とても貴重な体験となりました。授業では、生徒の「学びたい」という気持ちを大切にし、その気持ちを湧き起こさせるような教師の授業力が重要だな、と思いました。学校運営では、コロナウイルス感染症対策をはじめとした様々な危機管理や危機対応の実際と、学校の価値や意義を高めたり支えたりするための様々な努力の実際をうかがいました。これまでは「教師と生徒」という存在が学校の大半を占めている、と感じていましたが、保護者や地域などの学校の外部との関わりもこれからは重要な要素なんだな、と改めて感じました。石川副校長先生は座右の銘として、「迷ったら、する」「今を大事にする」という言葉を挙げておられました。困難な状況に直面しても物事を前に進めようとする態度は、生徒にも教員にもこれからの社会を切り拓く者として大切な資質能力だと、思いました。

(現職教員院生)

2021年12月17日

火曜1限・学校教育の役割と教員のライフステージ

「教えて考えさせる授業」(市川伸一氏)の実践動画を観ました。教師から間違いを正されるという方法では、事実的知識として一時的にしか習得されず、時間がたつと忘れてしまうのではないかと思います。しかし、この授業では正解の方法を淡々と学ぶのではなく、間違えに至るまでにどのような計算方法をとっていたか子どもたち自らが予測し、複数の考えを交差させることで概念的知識を習得することができていたように感じました。また、授業の最後の自己評価の中で子どもたちの「繰り上がりを小さく書くと間違わない」という発言から知識・理解が分析・応用に到達しているのを目の当たりにし、「考える」という活動がいかに重要か改めて考えさせられました。

(学部卒院生1年)

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最初に筆算の仕方を丁寧に先生が教えているときに、生徒がちゃんと聞く姿勢が良くなければ、この授業は成り立たないので、メリハリをつけるクラスの雰囲気作りがとても大切だと感じた。また、わからなくても大丈夫という安心感があり、間違っている意見であってもクラスが受容的であるので、生徒がのびのびと発言できているのが素晴らしいと思った。
授業の内容に関しては、間違いのポイントを先生の口からいうのではなく、生徒に発見させることでより深い学びになっているように思えた。教えるべきところは教え、重要なことは生徒に考えさせるというバランスが取れており、その支援の仕方に教師としての力量が求められるのではないかと思う。これからは、生徒に身に付けてもらいたいことを教師が話すのをぐっとこらえて、生徒が考えられるような手立てをしっかりと考えることが大切だと思った。

(学部卒院生1年)

2021年12月07日

栗林公園ライトアップ散策

先日、教職大学院の先生方と院生数名で栗林公園の紅葉のライトアップをみに行ってまいりました。(見に行きました。)大学と目の鼻の位置にある栗林公園ですが、院生の中には今回の訪問がはじめてとなる人もいました。多くの学生たちは癒しを求めて参加したのですが、いざ公園を歩き始めてみると先生の「これをどう教材にするか?」という一言で先生と学生が分け隔てなく意見を交わし合い、あっという間に学びに充実した有意義な時間となりました。教師として学び続ける姿勢のお手本を目の当たりにし、教師としての振る舞いとやりがいを先輩教師のお姿からも感じた1日でした。

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2021年11月28日

火曜1限・学校教育の役割と教員のライフステージ,3回の授業のふり返り

自己効力感や自己調整学習について、論文を元に学ぶことができたので理解を深めることができました。本文のみならず資料にある質問紙調査の質問項目も活用できるということを知り、隅々まで論文を読む癖をつけようと思いました。3回の講義の中で使われた論文を元にした実践を探してみたいと思います。

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前期の授業と同様に、論文を読む機会をしっかりとることが出来たと思います。また、今回の3回では、内容がそれぞれ関連していたと思います。その中で、これから講師や教師として生徒を相手にしていく際に、3回目の授業であった外発的動機づけを内発的動機づけに転換させるためにはどういうことを注意するべきであるかを考えていくことが重要であると感じました。これから、報告書を作成をしていく中で実践的にどういうことをするべきかを考えさせてくれる授業でした。

2021年11月25日

附属校での実習(保健室)

昨日今日と身体測定のお手伝いをさせてもらった。
両日とも5、6年生の測定で、高学年らしい姿を見ることができた。
1クラス身体測定が終わったら他の検査結果を入力し、次のクラスが来室したら身体測定を行うといった感じだった。
焦らず、ずっと落ち着いている養護教諭の先生は本当にすごい。
その中で子どもが来室してもいつも通りの対応で、私もこうなりたいと思った。
また、放課後の学校行事準備では1、2学年団の先生方と関わることができ、少し大変だったがとても良い機会となった。

(学部卒院生1年)

2021年11月12日

附属校での実習(保健室)

少しずつ顔見知りの児童が増え、「保健室におる人だ」「実習生の人だ」といった反応が増えてきた。子どもたちと1対1で話せそうな場面(掃除やランチルーム片付け係のお手伝い等)でできるだけ何気ない会話をしてきた成果のような気がして嬉しかった。
応急手当では養護教諭の先生に「今のでよかったよ」と言ってもらい、自信になった。
適切な 応急手当ができているか不安になるが、その不安が子どもたちに伝わらないように気を付けたい。

(学部卒院生1年)

2021年11月05日

授業力開発実習における授業実践を通して

 5年生の3つのクラスで、「面積」の授業を6時間行いました。ICTを活用して、児童が自由に図を描いて考えを説明できる授業を目指して実践しました。
 授業を重ねるにつれて、児童がタブレットの図に描き込んで説明するのが上手になっていきました。タブレットの図に矢印を描き込み、友達に画面を見せながら図形の移動を説明する児童もいました。
 また、発表の苦手そうな児童も、タブレットを使って話し合った後に、みんなの前で発表できていました。そのような子供たちの成長に感動し、教員としてのやりがいを感じることができました。
 授業実践の機会を与えてくださりご指導くださった一宮小学校の先生方と、授業を通して算数を楽しんでくれた子供たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。

(学部卒院生2年)

2021年10月20日

後期最初の実習

10月に入り、小学校での実習が始まりました。初日には、教職大学院の笹屋先生に実習指導に来ていただき、どのように教室内で動いたら良いのかについて、先生がT2を実演しながら指導してくださいました。前期ではしていなかったT2を後期ではすることになり、後期2回目の実習では実習指導で教えて頂いたことを実践しました。前期ではあまりきちんと全体を見ることができていなかったのだなと実感しました。全体を見ることができるようになることで、児童がどんなところでつまずいているのか発見することができるようになりました。この経験を踏まえこれからの実習にも励んでいきたいと思います。

(学部卒院生1年)

2021年10月08日

中間発表会(教職大学院研究交流会)

中間発表に向けて実習の振り返りを行ったが、記録をしっかりと残しておくことの重要性に改めて気づかされました。授業参観の記録はもちろんですが、休み時間の生徒との会話、その時感じたことを残している記録の方が後々まとめる時は楽です。過去の自分に感謝したいです。研究報告書のまとめに向けて、大変だが後期実習に関しても記録もしっかり残していきたいと思います。

(学部卒院生2年)

2021年07月31日

木曜5限・教材研究の理論と動向(2)

私は現在、小学校の教員免許の取得を目指して学修しています。学部生の時に全く小学校教諭のことについて勉強をしていなかったため、この授業を通して図工だけではありますが、深く研究することができて良かったです。実際に教育実習に行った際に気になった点がある図工について研究することができたため、問題点やどんなことに気をつけながら授業をすればいいのか考えることができ、自分自身の学びに繋がりました。
まだ自分で授業をしたことはありませんが、実際に授業をする際にはこの授業で研究したことをもとに考えながら授業ができたらと思います。
自分の興味のあることについて研究することができたため、大変でしたがとても面白かったです。

(学部卒院生1年)

2021年07月29日

木曜5限・教材研究の理論と動向(1)

本授業の研究を通して、教員に求められる専門性や技能は、時代や地域性などによって変化し続けていることを実感しました。中でも、自分の中で確固としていた知識が否定されていたことに衝撃を受けました。それは、消毒を用いない処置が、適切な創傷治療であるという新たな処置の在り方が浸透しているということです。今まで、消毒はけがの処置の際に必要であると学んできましたが、この研究をきっかけに、養護教諭に向けた参考書や授業で学んできた知識だけを元に実践に生かすのではなく、学校の特色、児童生徒や保護者のニーズ、医療的見地など多様な視点から指導や処置の在り方を見直す必要性を考えることができました。養護教諭になってからも日々学び続ける姿勢を忘れずにいたいです。

(学部卒院生1年)

2021年07月29日

夏休み前最後の実習@保健室

 毎週金曜日、附属学校の保健室で実習をさせてもらっています。子どもたちに対する応急処置をはじめ、健康観察簿の欠席者・遅刻者チェックや健康診断結果処置の記録等、養護教諭の執務を実践し、自分の目指す養護教諭像が学部時代よりも明確になりました。
 養護教諭は、健康的な学習環境を確保するために学校環境衛生の維持や改善も担います。換気や温度、明るさ、騒音等の検査項目に基準値があり、水質検査も同様です。机上で学んだことを実習で実践することで、より自分事として捉えることができています。

(学部卒院生1年)

2021年07月16日

水曜1限・道徳授業の実践研究

『帰郷』を教材にして、道徳科の模擬授業をしました。グループで1つの授業を作ることで、他の人の意見を取り入れていくことができたため、自分だけで考えるよりも、良い授業ができたと思います。実際にやってみると、自分が想定していなかった意見が、生徒役から出てきて、その意見に考えさせられるところも多かったです。このように、授業の中で、生徒の意見を受けて、教師側も発見があるのが、道徳の授業の面白い点だと感じました。自分なりの課題も見つかり、とても勉強になりました。

(学部卒院生1年)

2021年07月07日

SKYMENU学習中です

高松市の公立小学校にGIGAスクール構想で配備された一人一台端末の使い方を教えてもらいに行ってきました。高松市では、学習活動ソフトウェアSKYMENUが導入されています。先生が作ったワークシートを子どもたちに配り、記入したものを回収し、それをクラス全員で共有するという作業がタブレット上でできるということ、しかもそれを2年生の児童ができるという事実に驚きました。
私たちも、現場に出た際に、子どもたちの学びにとって有効なICT活用ができるように教職大学院でしっかり学ぼうと決意を新たにしました。

2021年07月03日

水曜1限・道徳授業の実践研究

道徳科の模擬授業をしました。生徒の意見を深掘りしていき、整理するのが大変でした。討議の中で、みんなから様々な意見をもらい、そういったやり方もあったのかと気づきがあり、勉強になりました。模擬授業を行う前と行なっている最中は不安でいっぱいでしたが、授業後にみんなが「お疲れ様!よかったよ!」と言ってくれ、今はやってよかったなと思っています。

(学部卒院生1年)

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2021年06月30日

月曜2限・指導法分析と学習支援、3回目の授業

3回の授業で読んだ論文は初任教師と熟練教師との比較をしている研究が多く、その中でも熟練教師は生徒との相互作用を大切にし、柔軟に対応力が備わっているということが共通していたように思います。そのような力を身につけるために、実践において多くの経験を重ねることは勿論ですが、こういった研究論文を参考にしつつ、実践の場に生かしていけるようにしたいです。 教育実習がんばります!!

(学部卒院生1年)

2021年04月26日

連携校で3回目の実習

朝、教室に着くと、数名の生徒が教室で過ごしていた。教室後方から入り、後ろで話していた生徒に「おはよう」とあいさつをすると、「おはようございます。」とあいさつが返ってきた。その後は、教室後方で全体の様子を眺めていた。ドラマの話をする生徒、ほかのクラスの生徒と集まってじゃれあう男子生徒たち、机に向かって課題をこなしている生徒、静かに読書をしている生徒と、それぞれが朝の時間を過ごしていた。そこから、登校完了時間も近づいてきて、教室にはたくさんの生徒が来ていた。ある生徒が登校してきて、「先生おはよう」と声をかけてきた。生徒たちとの関係作りも順調に行っているのではないだろうか。

3回目の実習も終わり、いい感じで進められているのかと思う。中間テスト終わりに授業実践があるかもしれないのでそれに向けて生徒との関係も築けていければと思う。

(学部卒院生2年)

2021年04月22日

月曜2限・指導法分析と学習支援、2回目の授業

今回は3つの論文をグループに分かれて要約をしたが、その論文の共通点としては熟練教師と初任教師の実践的な思考の違いに焦点をあてたものであり、熟練教師が即興でやっているように見えることでも、しっかりとした目的意識をもち、生徒に働きかけるための準備をしているということが分かった。
前回に引き続き論文を要約したが、自分はキーボード入力者ではなく、また発言も現職の先生が中心となっており、自分の実力不足が身に染みた。他の人がいるとそれに頼ってしまうので、今一度自分で論文を要約できるか確認し、スキルを身に着けていきたいと思った。

(学部卒院生1年)

2021年04月19日

月曜2限・指導法分析と学習支援、初回授業

今日の授業では論文の読み方を学んだ。タイトル→要約→総合考察→問い→キーワード拾い読みの順で読み、要約は研究の目的、方法、結果、得られた知見を掲載するようにする。 40分という短い時間ではあったが、グループで論文を300字で要約し、他のグループと見比べてみると、キーワードはほとんど同じであったが、まとめ方が違うことが分かった。特に方法のところは具体的に記述しているところが多かったのが、自分の班との相違点であった。この授業でしっかりと論文を読める知識をつけたい。

(学部卒院生1年)

2021年04月12日

連携校での初めての実習

学活では、級訓、体育祭のテーマ決め、生徒同士の自己紹介が行われた。附属での経験から、活動の中で積極的に子どもたちとのコミュニケーションを取ることを行った。自己紹介にかかれていることに対して聞き返してみたり、それに関連して自分のことを紹介したりした。まだ、クラス全員と言葉を交わせていないので少しづつやっていきたい。

1日目で緊張で変に力が入っていたのか、疲れたので帰宅してすぐに寝てしまった。附属での実習を生かしてうまくスタートが切れたのではないかと思う。次回以降もそこそこに緊張感を保ちつつ実習を楽しんでいければと思う。

(学部卒院生2年)

2021年04月08日

このブログの趣旨

教職大学院の学修では,大学院の授業でも,実習でも,ふり返りが重要です。その一環として,ここでは授業力開発コース在籍の院生が日々の学修をふり返って綴ります。

2021年04月01日