探求実習の代替措置

探求実習の代替措置の一環で、附属坂出中学校の石川副校長先生のお話を伺いました。授業の話題だけでなく、学校運営についてもお話を聞くことができて、とても貴重な体験となりました。授業では、生徒の「学びたい」という気持ちを大切にし、その気持ちを湧き起こさせるような教師の授業力が重要だな、と思いました。学校運営では、コロナウイルス感染症対策をはじめとした様々な危機管理や危機対応の実際と、学校の価値や意義を高めたり支えたりするための様々な努力の実際をうかがいました。これまでは「教師と生徒」という存在が学校の大半を占めている、と感じていましたが、保護者や地域などの学校の外部との関わりもこれからは重要な要素なんだな、と改めて感じました。石川副校長先生は座右の銘として、「迷ったら、する」「今を大事にする」という言葉を挙げておられました。困難な状況に直面しても物事を前に進めようとする態度は、生徒にも教員にもこれからの社会を切り拓く者として大切な資質能力だと、思いました。

(現職教員院生)

2021年12月17日