短期履修学生制度 1年間の履修で修了できます
教職経験が5年以上又は学校教育法施行規則第20条に規定する「教育に関する職」に10年以上あり、かつ教育委員会等からの推薦があり、厳正な審査により認められた方は短期履修学生制度を利用できます。
フォローアップ・プログラム
短期履修学生制度で修了した現職教員の方に「学び続ける教員像」を浸透させるため,教職大学院フォローアップ・プログラムが設定されています。大学院修了後の1年間,教員としての力量形成をサポートします。
コース案内
現職教員の方は,3つのコースから選べます。
学校力開発コース
目標,目指す教師像
他の教員や保護者・地域住民と連携・協働しながら、学校組織に自己革新をもたらす自律的学校経営において中核的役割を担う教師を目指します。
免許状取得支援体制
大学院の授業とは別に,学部授業を追加で履修することにより,すでに取得している以外の校種の教員免許状の取得や,すでに取得している教員免許状の上進ができます。授業を追加で履修できるよう,支援体制を整えています。下記の時間割例は,新たに小学校教諭2種免許を取得する場合のものです。
実習について
置籍校での実習(学校臨床実習)
毎週1日程度,置籍校で実習します。「学校力」に関わる学修テーマの解決策プランを収集・分析することを通して,課題解決につながるプランを大学院での学修と関連づけながら学びます。大学院教員が置籍校で直接実習指導を行うこともあります。
附属学校園,教育委員会での実習(探究実習)
8~9月に10日間,附属学校園等の学校園経営及び研究実践,香川県教育委員会事務局や市町教育委員会の教育指導行政等,学校運営及び教育指導行政等の運営について学びます。
時間割例
(前期・この他「学校の危機管理研究Ⅰ」などの授業を集中講義で履修します)
(後期)
授業力開発コース
目標,目指す教師像
授業づくりに関する探究心,意欲を持ち,教師間の共同性を高める実践的能力を身につけ,学校全体の授業力向上を担う教師を目指します。
実習について
置籍校での実習(学校臨床実習)
毎週1日程度,置籍校で実習します。学修テーマに合わせ,授業研究,若手教員の授業力向上支援,教材開発,などについて実践し,大学院での学修と関連づけながら学んできます。大学院教員が置籍校で直接実習指導を行うこともあります。
附属学校での実習(探究実習)
9月に2週間,附属学校で実習を行います。学部実習生のサポート役を務め,若手教員の指導の方法を実践しながら,中堅~ベテラン教員として若手教員を指導する役割について学びます。
時間割例
(前期)
特別支援力開発コース
目標,目指す教師像
特別支援教室「すばる」や附属特別支援学校等における指導事例の検討や実習,発達障害に関わる医療・療育機関等における実習など,演習と実習に重点を置いたカリキュラムを構築し,通常の学級に在籍する発達障害等のある児童生徒,特別支援学級,特別支援学校に在籍する児童生徒への指導支援を行い,特別支援教育に関わる校内体制を確立する要となる教員の養成を目指します。
実習について
学校臨床実習
附属特別支援学校において,知的障害の児童生徒を対象とした教育における支援環境の設定の仕方や指導・援助の方法について学びます。小学部・中学部・高等部のなかから特定の学部の学級経営・学習指導等を参観し,特別支援学校における教育課題について把握します。また,教材・教具の作成,授業及び支援について補助的に参与します。
特別支援教育指導実習
特別支援教室「すばる」を実習の場として,特別な教育的ニーズのある児童生徒に対するアセスメントと個別指導に関する指導実習を行います。来談者への教育相談,コンサルテーション,スーパーバイジング及び個別指導を体験したうえで,発達障害等による特別な教育的ニーズのある児童生徒への個別指導を担当し,対象児の課題に関する分析・評価,個別の指導計画の作成,実際の指導方法・技術について実習します。個別の指導計画の作成を通して,児童生徒の特性に応じた短期目標,長期目標を設定することができることを目標とします。
探究実習
附属特別支援学校で知的障害児に対する生徒指導,授業の様子を参観して,支援環境の改善,支援の手立ての工夫,指導者の指導や援助の方法について学びます。また,通級指導教室を見学参観して,指導形態・時間,自立活動を中心とする具体的な指導内容,学級担任等に対する相談・助言等の通級による指導の実際を知るようにします。さらに,発達障害外来のある医療機関,相談支援にあたる支援センター等での診察や相談の様子を知り,教育機関とは異なる立場の様子を知り,協同連携の在り方,ネットワークの築き方等の実践力の向上を図ります。
時間割例
(前期)