月曜2限・教材研究・開発とICT活用による授業改善
私がこの授業で意識したことは、「一人で教壇に立ってやること」「全員参加の授業をすること」です。
ICTを活用することで今までの板書に加え、パソコンの操作が増えます。しかし、現場では一人でやらないといけません。現場経験が少ない私には教員の作業が増えることに負担を感じました。だからといって、子どもたちの思考を深めるツールを使わないという選択肢はなく、今回は自分でできる範囲を考えながら全員参加できるハイブリット型の授業に挑戦しました。
負担を減らす対策としては、教材づくりに力を入れ、キーワードのカードを作りました。今思えば、黒板に各班の意見を貼る作業は子どもたちに任せても良かったのかなと思います。
次に全員参加できるように意識しました。
私はICT活用をしていると「個別化」が悪い方向に行くこともあるということに気が付きました。個人内で解決してしまい、グループで協力する場面でも出来る人が作業を終わらせてしまうという現状がありました。これらを踏まえて、私は従来の子どもたちの発言を自由にできる場を作りたいと思い、各班の手洗い方法を発表してもらい、前に提示していき、最後にはクラスのベストオブ手洗い方法を全員で自由に発言する時間として設けました。全員で考えていっているという実感はあったと思います。
この授業でICT活用について学んできたことで、ICTの良い点悪い点がやっとわかってきて、どこで使えば子どもたちの思考が深まるのかについて判断できるようになったと思います。この機会があったから、私は授業をするときに考えてICTを使えたのだと思います。
以上のことに意識をして授業をしましたが、私一人ではここまでの授業が出来なかったと思います。しかし、私と同じ班の方がたくさんの案や指摘をしてくれたので納得のいく授業をすることができました。専門教科が違っても「よい授業をつくる」という目標は一緒なので、どうやってICTを活用していくのかをこれからもみんなで試行錯誤しながら考えていきたいです。
(学部卒院生1年)

