水曜1限・授業研究の実際
今日の中学理科・天体に関する模擬授業で学んだことは、教師が先に答えを言ってまとめをする場合があっていいということである。模擬授業の後、生徒から無理矢理答えを引き出さないようにしているという話があった。たしかに、まとめも、生徒が無理に答えなくてもいいようになっていたように思う。授業後、私は、自分が生徒だった頃、先生にまとめの部分で粘られるのが苦手だったことを思い出した。さっぱり答えが分からないのに、何か期待をされているのはヒシヒシと感じて、ストレスだったのである。今回授業を受けて、上手く答えにたどりつけなかったときには、下手に粘らず、潔く、教師側から答えを出すことも大事だと思った。
(学部卒院生1年)
模擬授業から学んだことは、スモールステップを踏ませることの大切さである。今回の模擬授業は学ぶ内容が濃かったために、学習が難しかった。討議でも指摘されていたが、それはスモールステップがなかったためだと思う。自分が授業をするときも、こういうことはよくある。教師は、学んでほしいことをあらかじめ決めており、生徒が「分からない」から「分かる」に跳躍することを目指す。しかし、実際には、学びには段階がある。今回自分が授業を受けることで、そのことを実感した。学びを、階段にして、一段一段、どのように登らせるかを、しっかり考えておく必要があるのだと感じた。
(学部卒院生1年)