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「ごみ」ってなんだろう?


先生 「みんなはごみという言葉からどういうものを想像するかな?」
A子 「紙くずやほこり!」
B男 「それに、あきかんやペットボトル、ガラスなんかの燃えない物もごみじゃないかなあ。」
先生 「そうだね。いま言ってくれた燃える物、燃えない物ももちろん、それに、家具や電気製品な
   どの大きな物までいろいろな物があげられるね。 私たちの周りにはたくさんの物があって便
   利だけれどもその一方でたくさんの物がごみとして捨てられているね。そうして捨てられている
   ものの中にまだまだ使 えそうな物があるのを見たことはないかな?」
B男 「この前ごみ箱の中に少し短くなっただけのえんぴつが捨てられているのをみつけたよ。
   まだ十分使えそうだったけど。」
先生 「じゃあどうしてそのえんぴつは捨てられたんだろう?」
A子 「捨てた人はもう使えないと思ったのかなあ。」
先生 「そうだね。捨てた人にとってはもういらない物だったんだろうね。こういう風に、他の人から
   見てどんなに使えそうな物でもそれを持っている人が使えない、いらない、と思って捨てられ
   た物が"ごみ"ということだね。
   はいきぶつ学会という ところでは、
"ごみとは、人間の生活にいかに価値のあるものであって
   も所有者が 不要なものとして排出した固形のものすべて
のものを言う"、と決めているんだ
   そしてね、この"ごみ"は、はいきぶつに含まれるんだ。
はいきぶつというのは "ごみ、粗大ご
   み、燃えがら、ふん尿などの汚物や自分で利用し
なくなったり他人に売却できないために不
   要になったもので、液状または固形状のものすべて"
法律で決まっているんだよ。 そして、
   このはいきぶつというのは、一般廃棄物と産業廃棄物に大きく分けられているんだよ。
   産業廃棄物と言うのは工場や建設現場など、事業活動によ
て発 生するごみの事を言うん
   だよ。例えば紙くずは、製本業者などから出るものだけ
業廃棄物と言い、一般のオフィス
   から出るものは産業廃棄物には含まれないんだよ。このこ
を業種指定というんだ。木くずな
   ども、木材製造業、工作物除去などの特定の業種から
出されるものだけが産業廃棄物になる
   んだよ。」

B男 「じゃあ、一般廃棄物はどういうのを言うの?」
先生 「産業廃棄物以外のものはすべて一般廃棄物になるんだよ。みんなの家から出るごみや粗大
    ごみ(生活系ごみ)、一般のオフィスや商店から出るごみ(事業系ごみ) が一般廃棄物だよ。
    じゃあこれからごみや廃棄物について勉強していこうか。」

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