<2014/3/7>
 
第2回公開講演会:道徳教育を考える上で大切なこと
平成25年11月30日(土)に平成25年度第二回公開講演会を開催しました。
講師の先生の豊富な経験と見識から大変貴重で有意義なお話をしていただきました。
 

<平成25年度 第二回公開講演会 報告>

  本年度第2回公開講演会が、平成25年11月30日(土)に日本道徳性発達実践学会との共催で開催されました。当日は、小中学校教員、附属学校教員、県教委、県教育センター、本学教員、院生・学生など、94名の方が参加されました。
 
  まず、道徳の学習指導要領の内容項目に関してクイズ形式で参加者が考える時間と場や生活の中で食生活や健康など、お世話になっているといえば具体的に何をイメージするのかを思い起こす時間が設けられるなど、参加者が理解しやすい工夫が多く見られました。道徳教育に関する大きな課題として、先生方の道徳に関する意識の問題が20年前も現在も変わらずに在るのではないかとデータを基に問題提起されました。また、教材について、映像教材「森が育むオショロコマ」を通して、具体的に道徳で活用するとしたらどのように考えるべきなのか、私たちの生活と関連させながら話されました。講演会全体を通して、道徳教育における発達として「つながりの質の向上」ということの重要性を力説されました。最後に「教師の学ぶ姿が教えることになっている」、「教師自身が人間として向上していかなければならないこと」を話されるなど、今後の道徳教育に関する重要なポイントについて話を伺うことができ有用な講演会となりました。
 (文責 植田 和也)
 

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