<2014/3/7>
 
平成25年度第1回公開講演会を開催。小中連携のために・・・
平成25年10月19日(土)に第一回公開講演会を開催しました。外国語学習における小中連携の現状・取組・具体的な課題と、対応の在り方をわかりやすくお話いただきました。
 

平成25年度 第一回公開講演会 報告


  附属教育実践総合センターが主催する、本年度第1回公開講演会が、平成25年10月19日(土)14:00~16:40に開催されました。当日は、小中学校教員、附属小教員、県教育センター、本学教員、院生・学生など、61名の方が参加されました。
 
  今回は、まず話題提供者として、直島町立直島小学校の濵中紀子先生に、英語活動について成果と課題を現場での映像や具体的な様子を提示しながら示しいただきました。そして、小中のカリキュラムの問題、教員研修の課題が兼重先生に投げかけられました。
   
  それを受けて、広島大学准教授の兼重 昇先生から、現在の国や全国的な動向を踏まえて「小学校外国語活動と中学校英語科の連携における課題」と題し、ご講演をいただきました。まず、クイズや身近な大学生の実習の例を示されながら、外国語活動と英語の整理をされ、現在の教育現場における小学校英語の現状を解説されました。続いて濵中先生の課題と繋げながら、具体的な事例等を示しながら話されました。特に、➀「思考」「文脈」「ことばの意味」を関係づけることの大切さ、②教材教具の有効活用として、自分なりのアレンジや身近な生活を生かすこと、③小中連携の段階的な取り組み(情報交換、交流、連携)の重要性を強調されました。最後に、外国語活動・英語教育という縦糸と学校教育全体としての横糸のバランスが大切であることを力説されました。参加者の方には、英語活動に関する環境整備や授業像を明確に描くことができました。また、それらを活用することのできる教員の養成・教員研修の在り方を考える上でも、重要なポイントについて、現場で活かせる話を伺うことができ有用な講演会となりました。
 (文責 教育実践総合センター 植田和也)

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