<2013/03/06>
 
”気づき”と”絆”で自殺を予防
 自殺予防全般についてのお話から、具体的に遺された人々の心理と接し方についてご講演いただきました。
 
附属教育実践総合センター 第3回公開講演会
 
 香川大学メンタルヘルス向上に関する研究プロジェクト 専門家研修会
医療・保健領域における自殺予防−ポストベンションについて−
 
 香川大学教育学部附属教育実践総合センター第3回公開講演会が、香川大学メンタルヘルス向上に関する研究プロジェクトとの共催により、平成25年2月9日(土)13:00〜15:30に開催されました。筑波大学医学医療系災害精神支援学の高橋祥友先生を講師にお招きし、「医療・保健領域における自殺予防−ポストベンションについて−」という演題でご講演いただきました。
   
  当日は、医師、看護師、保健師、臨床心理士、教員、社会福祉士、精神保健福祉士等、45名の方が参加されました。
 
  最初に、自殺予防全般についてのお話がありました。大切なポイントは、気づきと絆で自殺を予防するということです。そして、3段階の自殺予防のうち、ポストベンションについて詳しく話をうかがうことができました。
 
 具体的には、遺された人々の心理と接し方、自殺がおきた時の対応の原則、引き続き自殺がおきること(群発自殺)をいかに予防するか、患者の自殺を経験した医師や看護師をいかにサポートするか等がとりあげられました。質疑応答の中では、守秘義務に関する事柄等が討論されました。
 
  ポストベンションに焦点があてられていましたが、自殺予防全般について考えることができました。とても有用な研修会であったと思われます。




                                       (文責:宮前 義和)
 

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