<2012/10/06>
 
第1回公開講演会を開催 : ICTが描く「教育の未来」とは?
平成24年度第1回公開講演会を開催。
ICTの現状を、日本と諸外国の教育現場から具体的な学習場面の様子を用いてご紹介して頂きました。
 

平成24年度 第1回公開講演会 報告 

 附属教育実践総合センターが主催する、本年度第1回公開講演会が、平成24年10月6日(土)14:00〜15:30に開催されました。今回は、放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 教授 中川一史(なかがわ・ひとし)先生を講師にお招きし、「ICTが描く、明日の学び・未来の教育」との演題で、ご講演をいただきました。当日は、小学校・中学校の教員をはじめ、教育委員会、教育センター、本学教員、院生など、26名の方が参加されました。  
 
  まず、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」(文部科学省、平成23年度)が示され、日本の教育現場におけるICT環境整備の現状が解説されるとともに、韓国など諸外国における教育の情報化の現状が紹介されました。続いて10年以上前の通信機器CMなどの話題を取り上げながら、「教育の情報化が進む中で、授業において何が変わり・何が変わらないのか、それは何故か?」について、お越しいただいたフロア参加者の方の発言も交えながら、講演会場全体で考えました。
 
 講演後半では、教育現場でのICTの活用スタイルを主に3つの教育機能「(1)思考の補助ツールとしてのICT」「(2)表現の補助ツールとしてのICT」「(3)技能習得の補助ツールとしてのICT」に整理して、学校現場での先進的なICT活用の事例が紹介されました。
   
  普通教室における電子黒板やノートパソコン、タブレットPCなどICTを活用した具体的な学習場面の様子と子どもたちの反応を、写真や動画像によって数多く紹介いただき、これからの学校現場におけるICT環境整備の方向性ならびにICTを活用した授業の未来像を明確に描くことができたとともに、それらを活用することのできる教員のスキルアップを図る教員養成・教員研修の在り方を考える上でも、有用な講演会となりました。
                                      
   
(文責 松下幸司)
   

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