<2011/12/28>
第1回公開講演会を開催 : 問題行動防止についての課題と取り組み。
平成23年11月5日(土)に平成23年度第一回公開講演会を開催しました。
  問題行動についての詳しい調査データをもとに、生徒指導の現状について詳しくお話していただきました。
 
平成23年度 第1回公開講演会 報告

  附属教育実践総合センター主催の平成23度第1回公開講演会は、11月5日(土)13時30分より、香川大学教育学部415講義室において開催された。今回は、文部科学省文部科学審議官金森越哉氏を講師としてお招きし、「生徒指導の現状と課題」という演題でご講演いただいた。その後、引き続き、鳴門教育大学の阪根健二先生をコーディネーターとして、また、東京理科大学の八並光俊先生、大阪教育大学の戸田有一先生、香川県教育委員会の小柳和代先生をシンポジストとして、「問題行動防止に向けた生徒指導体制の構築−互いのつながりを大切に−」テーマでシンポジウムを行った。
 
  当日は、香川県内の公立・私立学校園の教員をはじめ、香川県教育委員会、香川県教育センター、県内各教育事務所、各市町村教育委員会、香川大学教育学部附属学校園教員、本学教員、院生・学部生、また県外からの参加者も含め約200名の方が参加された。

  金森文部科学審議官からは、生徒指導の現状について、生徒指導上の諸問題に関する調査データをもとに、生徒指導の現状について詳しく話があり、それを踏まえて、今後の課題が示された。
   
  また、シンポジウムでは、八並先生からは、「イニシャルアセスメント」「ガイダンスカリキュラム」「情報連携・行動連携体制の確立」をキーワードとして問題行動防止の重点事項が述べられた。戸田先生からは、フィンランドのKiVaプログラムの紹介があり、そこから今後の日本の対策の在り方について述べられた。小柳先生からは、香川県教育委員会の小学校問題行動防止プログラムの取り組みをもとに、実態把握、指導体制、スクールプログラムの3つを視点として述べられた。 
 
  その後、参加者からの質問や意見をもとに、協議を行い、最後にコーディネーターの阪根健二先生のまとめでシンポジウムを終えた。  
 
  (文責 七條正典)
 

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