<2011/7/7>
 
平成23年度フレンドシップ事業 : 楽しみ・喜びを共有し、子どもたちの姿から学んだ2日間
屋島少年自然の家で、1泊2日の野外教育体験を実施しました。附属坂出小学校の子どもたちと教育学部生が力を合わせて、アウトドア活動に挑戦しました。
 

教育実践基礎演習(フレンドシップ)屋島報告(2011年6月9日、10日)


  平成23年6月9日(木)〜10日(金)、附属坂出小学校5年生の校外集団宿泊学習が、香川県立屋島少年自然の家(高松市屋島東町)で実施されました。この集団宿泊学習に、フレンドシップ事業(教育実践基礎演習)を受講している香川大学教育学部2年生13名も参加し、子どもたちと触れ合いながら指導力の基礎を養うことをめざして、2日間の活動を共にしました。 
 
  屋島少年自然の家は、源平の戦いでも有名な、自然に恵まれた屋島山麓にある施設です。1日目の主な活動は、いかだ活動(いかだ作り〜乗って海に出る〜解体)とキャンプファイアー、2日目の主な活動は、焼き板づくり(動物型の板材の表面を炎で焼き、磨いて木目を出して表札を作る)です。
 
 子どもたちとの対面式では緊張した表情を浮かべていた学生たちも、昼食のお弁当を一緒に食べながら名前を覚えあったり、スタンツ練習をする中で、子どもたちの雰囲気をつかみながら、自然に話がはずむようになっていきました。またいかだ活動や焼き板づくりなどでは、安全に十分配慮し、限られた時間の中で達成感のある野外教育体験活動になるための支援・指導の仕方について、学生たちは悩みながらも、充実した時間になるよう取り組んでいました。
  2日間という短い実習時間でしたが、お別れの式や帰りのバスの中では、参加学生と子どもたちが「また教育実習の時に会えるといいね」と手を振り合い握手を交わすなど、お互いの心の距離も近づいた様子でした。参加学生らにとって、小学生の子どもたちへの愛情が強まるとともに、これからの自分の課題が見えてきた2日間になったようです。
   
(文責:松下幸司) 
 

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