<2011/7/7>
 
授業を基に「思考力の育成」を討議
「知の更新をめざした『思考力』の育成」を研究テーマ掲げる附属坂出小学校。6/1(水)、香川大学教員も参加し、研究テーマの討論が行われました。
 
学部教員と附属坂出小学校教員との合同研究集会
  平成23年6月1日(水)午後、教育学部附属坂出小学校にて、平成23年度 香川大学教員との合同研究集会が開催されました。附属坂出小学校では「知の更新をめざした『思考力』の育成」を研究テーマに実践研究が重ねられ、本年度で3年次となります。本年度は香川大学教員など7名が学校外からこの合同研究集会に参加しました。
 
  当日は、まず午後2時より、2年生図工科「ゆらゆらうごく ふしぎないきものーかみコップのかざりをくふうしてー」が授業公開されました。2つの紙コップを下向きに重ね、ゴムの力で上側の紙コップが揺れる動きによって、紙コップにつけたモールや紙ばねが揺れる作品づくりです。本時では、どのようにかざりをつけることによって、飾りのモールが違う動きをするようになるかを、子どもたちはみんなで考え意見を出し合い、試行錯誤しながら自分の作品に活かそうとする姿が見られました。
   
  続いて、授業を参観した香川大学教員などを含めた合同研究集会(授業討議)が行われました。そこにおいては、参観した教員による付箋紙を利用したブレーンストーミング形式での意見の表出と整理が行われた上で、「授業のねらいは適切だったか」「学習問題の設定は適切か」「思考様式の共有化は図られていたか」「体験の言語化は促されていたか」など、論点をまとめながら全体討議が行われました。全体討議では、これまで重ねられてきた附属坂出小学校での実践研究の知見と、大学教員による専門的視座の双方からの授業検討がなされるとともに、今後の実践研究の方向性や必要な検討課題についても論議がなされ、充実した合同研究集会となりました。
 
 (文責:松下幸司)
 

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