<2011/01/18>
 
第2回公開講演会開催を開催。「伝える」ということを楽しく学ぶ!
平成22年12月11日(土)に第2回公開講演会を開催しました。伝えるということを、シンプルに分かりやすくお話しいただき、笑いとともに楽しく聴くことができました。
 

平成22年度 第2回公開講演会 報告


  附属教育実践総合センター主催の平成22年度第2回公開講演会が、12月11日(土)14時より、香川大学研究交流棟5階において開催されました。今回は、京都橘大学人間発達学部児童教育学科准教授の池田 修先生を講師としてお招きし、「伝えるということ」という演題でご講演いただきました。 
 
  当日は、公立・私立学校園の教員をはじめ、香川県教育委員会、香川県教育センター、県内各教育事務所、各市町村教育委員会、香川大学教育学部附属学校園教員、本学教員、院生・学部生など70数名の方が参加されました。
 
 まず最初に、参加者は二人組になって、一枚の絵(「語り絵」)に描かれたものを言葉で互いに伝え合うという体験的な活動から出発しました。いずれの参加者も伝えることの難しさを実感しました。次に「伝える」ということについての基本的な考え方のお話の後、1点目には、話し言葉や書き言葉の弱点を考えることを通して、それを補うためにはどのような工夫をするとよいかについてのお話がありました。2点目には、伝えるための「三つの観点」(熱意、内容、技術)の紹介があり、その観点に即してさらに具体的な方策についてのお話がありました。最後に三つの観点に基づいた場の設定として、ディベートや学習ゲーム、仮の場としての話し合いなど、資料やビデオを用いて具体的な場の紹介がありました。   
   
  先生のお話はいずれも具体的でわかりやすく、時にユーモアを交えて楽しく、あっという間に時間が過ぎていました。また、単なる方法論の紹介ではなく、伝えることについての基本的な考え方や姿勢について,教師としての自らの在り方を問い直すものでもあったように思います。
 参加された先生方のアンケートからは、「現場ですぐに活かせる内容」であり、「大変興味を持って聞くことができました」とか、「実践に活かせる具体と理論の両方がよく分かり、自分自身の意欲にもつながるお話が伺えた」、「伝える極意、うろこが何枚も落ちました」など、講師の先生への感謝やお礼の言葉を数多く拝見することができました。


(文責 教育実践総合センター 七條 正典)

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