<20101129>
 
第一回公開講演会を開催。タイムリーなテーマを参加者とともに考える。
これからの学習評価の在り方と指導要録の改善について、講師の先生方の豊富な経験と見識から大変貴重で有意義なお話をしていただきました。
 

平成22年度 第一回公開講演会開催報告


  平成22年10月23日(土)の13時30分より、教育実践総合センター主催の平成22年度第1回公開講演会が開催されました。演題は、学習評価の在り方と指導要録の改善−「学習指導」と「行動の記録」−でした。
  当日は、公立学校の教員をはじめ、香川県教育委員会、香川県教育センター、高松市教育委員会、香川大学教育学部附属学校園教員、本学教員、院生・学部生など72名の方が参加されました。
  まず、附属坂出小学校の樽本導和先生と附属高松中学校の植田浩之先生から、学習評価及び指導要録の改善等に関する講師への質問、及び各学校現場における悩みや課題について話題提供をしていただきました。
  それを受けて、奈良教育大学大学院教授の吉田明史先生からは、指導要録の改善に関して、その法的根拠や、改善の経緯、観点別学習状況評価の内容、これからの授業についての留意点等、「児童生徒の学習評価の在り方に関するワーキンググループ」における検討内容も踏まえて、学習評価のポイントを押さえ、わかりやすくご講演をいただいきました。特に、関心・意欲・態度の評価や、思考・判断・表現の評価など、各学校現場において、難しいと思われる評価の観点について、具体例も交えて、今後の評価の改善につながるお話をしていただきました。
  次に、兵庫教育大学大学院の谷田増幸先生からは、道徳教育や特別活動の目標及び内容を踏まえた上で、その両者の評価の在り方と関連づけながら「行動の記録」を中心に、関連する報告書や通知文、学習指導要領等をもとに丁寧にご講演をいただきました。 
  参加された先生方からは、タイムリーな話題で参考になったとか、お二人の講師の先生方の専門的なお話が聞けて良かった等の感想をたくさんいただきました。その一方、講師の先生のお話をもう少し時間にゆとりを持って聞ければ良かったとか、マイク等の調整に関する問題点のご指摘もあり、それらの点につきましては、今後、改善を図っていきたいと考えております。
 (文責 宮前義和)
 
 

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