附属高松小学校の目指す子ども像

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「分かち合い共に未来を切り拓く子どもの育成」
生活信条
「時を守り 場を清め 礼を正す 自分の命は自分で守る」

 

分かち合い共に未来を切り拓く子どもの育成

「分かち合い」とは、人間が本来,喜びや悲しみを分かち合いながら生きてきたことに基づくものである。学校教育において求められる「分かち合い」とは,学習の主体としての子どもが,自らをメタ認知しながら,他者と互いの見方・考え方を認め合い,その過程で学ぶ価値を実感することである。様々な困難な状況を,多様な価値観をもつ他者と共に乗り越えていく経験をすることで ,子どもたちの中に豊かな人間性や創造性が育まれていくと考える。また,多様な他者と共に壁を乗り越えていく経験を繰り返す中で,子どもたちは問題と真摯に向き合い,感性と理性に働きかけながら自分の問いを芽生えさせる。 子どもたちは,芽生えた問いを新たな問題として捉え,認知的側面だけでなく ,情動的側面も総動員させながら,仲間との対話を通して最適解を模索していくのである。このような,仲間と共に,互いの考えのよさを分かち合いながら解決に向かう過程でこそ,質の高い学びが生み出されると考える。その過程で 子どもたちは,他者の成功や失敗,喜びや悲しみを自分事として受け止めながら,新しい解決方法や価値を共に創造していく面白さやよさを実感していくのである 。
 このような学びを経験した子どもたちは ,実社会・実生活の中で出合う様々な諸問題に対し、常に自らの課題意識をもち,仲間と共にその解決方法 を求め ていくことができるようになる 。 そして,それらを追究する過程での 自己 との対話や,多様な「ひと・もの・こと」との 豊かな関わりの積み重ねによって,自らの生き方・在り方を深化させると共に,時代,場所,集団を超えて,自分らしさを発揮しながら,新しい未来を創造する人間へと高まっていくと考える 。本校の研究テーマにある「未来」とは ,多様な「ひと・もの・こと」と豊かに関わりながら,個性豊かな子どもたちが創り出す新たな価値 であると同時に,それらの問題解決によって子ども一人一人が“より自分らしく成長していくこれからの姿でもある 。

生活の自立

〇 生活体験ヤ自然体験,社会体験の場を工夫することにより,子どもが人や自然とふれあいながら,人間観や自然観を高めながら自己の在り方を見つめさせる。
〇 異学年集団による活動を推進し,社会性や道徳性をはぐくみ,子どもの健やかな心身の育成に取り組む。

学習の自立

〇 一人一人の子どもが体験的な学習活動から課題を見つけ,自分なりの見方・考え方,取り組み方を見つけながら,学習を展開する力がつくように導く。
〇 豊かで個性的な能力を引き出し,自らみがき,さらに新たな自分をつくる子どもを支援する。

自己の確立

〇 自己の興味・関心に基づきながら価値ある課題を設定し,見通しをもって問題を解決し,改善する力を育成する。
〇 個性的な資質や能力を生かし,これからの社会をともに創造する力を育成する。