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English Phonetics I/II
「英語の/r/の発音のしかた」というテーマで
右のような図を描いてくれた学生がいました.
別の学生は「図う見ても,テープ聞いても,
結局どおしたらええんかが,わからんやん」と感想を述べてくれました
.
どうすればよいか,調べていきましょう.
MEMO
- 後期は431教室です.出席や課題提出はネットワーク上で行います.
- 教科書発表のハンドアウトは,前日正午までにpdfファイルをメールの添付で提出のこと.
発音記号の文字化け・文字抜けに注意!
- ここに掲載しない配布資料やビデオもありますので注意してください.
Course schedule
Term 1
Week 1 (Apr 8) Introduction to the course
Week 2 (Apr 15) The consonant system 1
Week 3 (Apr 22) The consonant system 2
Week 4 (May 13) The consonant system 3
Week 5 (May 20) The consonant system 4
Week 6 (May 27) The consonant system 5
Week 7 (May 6) Tutorial
Week 8 (June 3 ) The vowel system 1
Week 9 (June 10) The vowel system 2
Week 10 (June 17) The vowel system 3
Week 11 (June 24) Tutorial / Discussion
Week 12 (July 1) The sound system and morphology
Week 13 (July 8) The sound system and spelling
Week 14 (July 15) Term exam
Week 15 (July 22) Follow-up
Term 2
Week 16 (OCT 7) Introduction to Term 2
Week 17 (OCT 14) Connected speech, stress, and rhythm 1 (pp. 163-182)
Week 18 (OCT 21) Connected speech, stress, and rythm 2 (pp. 182-201)
Week 19 (NOV 4) Connected speech, stress, and rhythm 3 (pp. 201-220)
Week 20 (NOV 11) Prominance and intonation in discourse 1 (pp. 221-236)
Week 21 (NOV 18) Prominence and intonation in discourse 2 (pp. 236-253)
Week 22 (NOV 25) Prominence and intonation in discourse 3 (pp. 254-272)
Week 23 (DEC 2) Testing and Evaluation 1 (pp. 308-321)
Week 24 (DEC 9) Testing and Evaluation 2 (pp. 322-334)
Week 25 (DEC 16) Techniques, tools, and technology 1 (pp. 335-350)
Week 26 (DEC 21) Techniques, tools, and technology 2 (pp. 350-364)
Week 27 (JAN 10) Lab work
Week 28 (JAN 20) The history and Scope of Pronunciation Teaching (pp. 2-14)
Week 29 (JAN 27) essay due /
Presentations 1
Week 30 (Feb 3) Presentations 2
Week 1 :
Introduction to the course
<今日の目標>
- 前期シラバスの確認
- introduction to the course
Week 2 :
The consonant system 1
<今日の目標>
Week 3 :
The consonant system 2
<今日の目標>
Week 4 :
The consonant system 3
<今日の目標>
Week 5 :
The consonant system 4
<今日の目標>
Week 6 :
The consonant system 5
<今日の目標>
Week 7 :
Tutorial
<今日の目標>
Week 8 :
The vowel system 1
<今日の目標>
Week 9 :
The vowel system 2
<今日の目標>
Week 10 :
The vowel system 3
<今日の目標>
Week 11 :
Tutorial / Discussion
<今日の目標>
Week 12 :
The sound system and morphology
<今日の目標>
Week 13 :
The sound system and spelling
<今日の目標>
Week 14 :
Term Exam
Week 15 :
Review
Week 16 :
Introduction to Term 2
<今日の目標>
- 後期の内容と課題について理解する
- 431教室のPCとネットワークを利用して,リスニングと課題提出ができる
- 431教室のPCを利用して自分の発音を録音し,そのファイルをネットワークで提出できる
<今日の課題>
- "How to get and put files"をクリックして
ネットワーク上のファイルを自分のPCにコピーする方法と,自分のPCのファイルを
ネットワーク上で提出する方法を確認せよ.
- jobs.mp3 を自分のPCにコピーし,聞きなさい.
- エディタ(メモ帳)を使って,Steve Jobs が学生に与えたアドバイスを書き取りなさい.テキストファイルで作成し,ファイル名を 学籍番号.txt として提出すること.
- 次に,自分の声が録音できることを確認せよ.
Steve Jobs のメッセージを自分の声で録音し,mp3 形式にしてネットワークで提出せよ.
"How to play and record sounds"も参照
<今日の宿題>
- 自分のPCを使って,自宅で同じ課題を録音し,mp3 形式のファイルを来週提出せよ
Week 17 :
Connected speech, stress, and rhythm 1
<先週の宿題 (Talk by Steve Jobs) >
- Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work.
- And the only way to do great work is to love what you do.
- If you haven’t found it yet, keep looking, and don’t settle.
- As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.
<今日の目標>
- linking (連結)を練習する
- assimilation (同化)を理解し,前の音が後に影響する場合(progressive)と,逆の場合(regressive)を区別できる.
- assimilation が voicing (有声無声),manner (調音方法),place (調音場所)の何で生じているかを説明できるようになる.
- today's handout
- students' handout
<今日の課題>
- 先週の Steve Jobs のトークを再度聞き,linking(連結),assimilation(同化),dissimilation(異化),deletion(脱落),epenthesis(挿入)の,どれかが起きている箇所を指摘せよ.ワードで答えを作成し,学籍番号.docx ファイルをreportのnagaiフォルダへ提出.
- (e.g.) "Your work is going to fill" の work と is が link し,本来/wəːrk.iz/であるはずの区切りが,/wəːr.kiz/のように聞こえる(re-syllabificationが起きている)
- ワードで発音記号を使う方法も参考にせよ.
- このページの発音記号がうまく表示されない場合,自分のブラウザが unicode を表示できるかどうかをチェックしてください.
Week 18 :
Connected speech, stress, and rhythm 2
<はじめに>
- 先週の課題を,ネットワークの report の中の nagai フォルダへ提出
<review of assimilation>
- back door [bæk.dɔː]は,[bæg.dɔː]や[bæd.dɔː],[bæ.dɔː]のように聞こえることがある.back door と sleep tight (p. 178)の発音について,assimilation, voicing,manner of articulation,place of articulation,deletionの用語を用いて説明せよ.
- did you / don't you 等に現れる[j](口蓋化,palatarized)音も確認しておくこと
<今日の課題>
直接再生できない場合,リンク上で右クリックして一旦保存し,それを聞いてください.
大きな音で耳や機械を傷めないよう,ボリュームを少し下げてからヘッドホンを!
以下のファイルを聞くと,それぞれ何が違うか?1から3の,どれに一番「アクセント」を感じますか?
- アクセントのないもの
- アクセントつき その1
- アクセントつき その2
- アクセントつき その3
次に,praatをmaterial-nagaiフォルダからコピーして起動し,上記ファイルの特徴を見てみよう
<今日の目標>
Week 19 :
Connected speech, stress, and rhythm 3
<今日の目標>
<今日の課題>
- praatをmaterial-nagaiフォルダからコピーして起動せよ
- マニュアルを参考に,"thirteen - thirteen men"と
"Japanese - Japanese boy"と録音し,intensity(強勢,教科書では stress)のグラフを作成せよ
- そのグラフをワード文書に貼り付け,学籍番号をファイル名にしてreport-nagaiフォルダへ提出
Week 20 :
Prominence and intonation in discourse 1
<先週の課題解答例>

左が thirTEEN, 右が THIRteenMEN かな?グラフに書き込むと分かりやすいです.
praatでもワードでもできます.グラフは praat のエディタのメニューから,Pitch - Pitch Settings...や
Intensity - Intensity Settings...で,縦軸の値(Range)を変えたり,分析方法を
変えたりしてみて,見やすいグラフを作ってください.
<今日の目標>
<今日の課題>
- material-nagaiフォルダのの中の clinton1999_2.mp3 をコピーして聞き,教科書p. 222のクリントン大統領の例は,スラッシュ毎にピッチの動きが認められることを確認せよ.
- material-nagaiフォルダのの中の ma1234.wav をコピーして聞き,声の高さで意味が変わる言語があることを理解せよ.
- material-nagaiフォルダのの中の 5yes.wav をコピーして聞き,それぞれ,どのような場面このようなyesが使われると思うかを,テキストファイルに記述せよ.
- 上記3つのファイルのピッチ曲線を praat で観察せよ.
- material-nagaiフォルダのの中の kennedy.wmv をコピーして聞き,14:03から14:33の部分を,5yes.wavの課題に続けて書き取り,学籍番号.txt を report-nagai フォルダに提出しなさい.
- 各ファイルはネットワークフォルダで直接再生しないこと.必ず自分のPCにコピーし,それを再生すること.特にkennedy.wmvはサイズが大きいので注意すること.
米大統領のスピーチは歴史に残る演説がたくさん.日本の政治家の演説と比べると暗鬱な気分になるが,ことばの持つ力を再確認できる.
<今日の宿題>
- 後期に作成するレポートのタイトルと,記述予定の内容(こういうことを調べて書きたい,と2-3行で記述)を,来週テキストファイルで提出.
Week 21 :
Prominence and intonation in discourse 2
<後期の課題レポートについて>
- テーマと概略(2,3行)を 学籍番号.txt として report - nagai フォルダへ提出
- essay は8ページ以内とし,全ページに学籍番号とページ/総ページ数を記入
- カラー不可.左上をクリップで留めて提出.ホチキス不可.
- 自分の意見と他人の意見(引用)を厳密に区別すること.引用の方法は
APA か
MLA
のスタイルに準じること.音声学では APA が望ましく,日本語で書く場合は
日本心理学会の手引き
が無料で利用できる.無断引用・盗作があるエッセイは無条件で不可!
- Indiana大学の plagiarism についての説明をよく読んで,UNACCEPTABLE なエッセイと ACCEPTABLE なエッセイの違いは何かを考えよ.来週の出席確認としてテキストファイル提出.
<今日の目標>
<手順>
- rise / fall (↗↘→)等の pitch の動き(tone)が明らかな箇所(tonic syllable)を見つける.
- 先週のクリントン大統領の極端な例では My fellow Americans↘, this↘, is↘, our↘, moment↘.のようにtoneの動きが聞けるので,/ my fellow americans / this / is / our / moment / のように,イントネーションの単位(intonation unit)を区切ることができる.これは特殊な例.
- 普通は pause(息継ぎ)や文の区切りが,intonation unit の区切りになる.1つの intonation unit に1つの tone があるので,それを黒板に書けばよい.
- toneの前に矢印↗↘→を書くか,toneの後に矢印↗↘→を書くか,toneの箇所(音節)に重ねて矢印↗↘→を書くか,それは自分の生徒の教科書に合わせる
- 英語の文字(形態)と発音は一致しないので,直感的に見やすい重ね書きの方法には限界がある.
音節で区切ると A.mer.i.cans で,m-e-r は全て有声音なので区切るのは無理.よって,m↘er / me↘r / mer↘ は,区別する意味がない.「toneを持つ音節の始めに記号を書く」という方針で, My fellow A↘mericans, ↘this, ↘is, ↘our, ↘moment.と書く方が,実は正確.
tone の位置が stressと一致し自明なので,↘Americans と書いても問題にはならない.
- 重ね書く時には,high/low headの区別が必要.ハンドアウト参照.
- 配布したハンドアウトの英文で,イントネーションを記述してみなさい.
Week 22 :
Prominence and intonation in discourse 3
<後期の課題レポートのテーマ>
私は音声学の授業の中で興味を持ったのが卓立(prominence)についてだったので、どのような状況で卓立が起こるかを調べ、実際の音声の中でどのように表れているか調べたい。
調べるもの…イントネーション
理由…会話において相手に内容を分かりやすく伝えるためにイントネーションの存在はとても重要だと習いました。私はスピーキングが苦手でなので、イントネーションの付け方を少しでもマスターして自分の能力向上につなげられたらと思い、イントネーションを調べることにしました。
『(詳細未定)』
今日発表するハンドアウトの「感情を表現すること」の内容を、Praatを利用して深めたい。具体的には、CNN等のニュースソースの中で1つ決定し、欧米のニュースは、どういったタイミングで何を強調する傾向にあるかを、イントネーションの観点から、例をたくさん集めて比較分析したい。
連結や同化について調べていきたいです。これから具体化していくつもりです。
アメリカ英語について。
have to や used to の語の、have や used の発音がなぜ濁って発音されないのかということを調べたい。
linking(連結),assimilation(同化),dissimilation(異化),deletion(脱落),epenthesis(挿入)について調べます。
具体的にはまだ決まっていないので調べていくうちに絞っていきたいです。
強勢について調べて英語のリズムについて考えていきたい。
日本人が英語の音のつながりを練習しやすい洋楽の歌のタイプを調べる。
「自分が教師になった際、生徒に発音を教える方法・注意点」
現在、国際化が進むなかで、英語の発音ができない、すなわちカタカナ英語で発音する者が増えている。
そのため、正しい発音を心がける必要があるため、発音の教授法は極めて重要であるといえる。
かつ、自分も英語の発音がよくないため、教授法を学習すると同時に、自分の発音を正しくしていけたらよいと思ったため。
「形態変化」のことを書こうと考えています。
私は本授業の最終レポートのテーマとして、後期の発表で担当した「音調」につて調べたいと思う。単語の発音に留まらず、文章における音調変化や、その表記の仕方について調べていきたいと思う。
playedのedの読み方とstoppedのedの読み方の違いなど
どんなときに変わるのか、特徴や起源?を調べます。
日本語の「あ」の発音が、英語ではなぜ数種類あるのか。
その発音を日本人が上手くするためにはどうしたらよいか。
それをどのように自動すればよいか。
今のところ英語の強勢について調べていきたいです。
『lとrの発音の違い』
日本人と外国人のlとrの発音がどのように違うのか。
舌の使い方に違いがあるのか。
日本人は特訓すれば上手に発音できるようになるのか。
日本人にとって難しいとされるlとrの発音の区別が出来るようになるにはどうすればよいかなどを調べたい。
<今日の目標>
<今日のリスニング>
- para-linguistic featuresとは何か?Crystal先生のBBCでの説明を聞き,2,3行で説明しなさい.
Crystal先生の言う"change the meaning"は,使用されるcontextやintentionであることに注意.文字で書くと伝わらない.
- 答えのテキストファイルを来週出席確認用に提出.
Week 23 :
Testing and Evaluation 1
<今日の目標>
Week 24 :
Testing and Evaluation 2
<今日の目標>
Week 25 :
Techniques, tools, and technology 1
<今日の目標>
Week 26 :
Techniques, tools, and technology 2
<今日の目標>
- journal (記録・日記) による発音指導を理解する
- shadowing と Jazz Chantz を経験する
- それぞれの指導方法の長所と短所はなんだと思うか.テキストファイルに書いて提出(今日の出席)
- students' handout
Week 27 :
Tutorial
<課題>
- 1月10日正午までに,エッセイの下書き(その時点での pdf もしくは doc ファイル)を
学籍番号をファイル名にして,メールの添付で提出
- 図を貼り付けたりして,ファイルのサイズが巨大にならないように注意してください
- その内容について,1月20日出欠確認時に口頭で質問します
- その他,質問は引き続き随時メールで受け付けます
- 最終締め切りは1月27日授業開始時,プリントしたものをクリップ留めして提出.
全ページにページ番号と学籍番号を記入のこと.
Week 28 :
The history and Scope of Pronunciation Teaching
<今日の目標>
<発表用ハンドアウト>
- A4 1ページ分の pdf ファイルを,来週27日正午までに,メールの添付で提出
- それをスクリーンに映して,3分でレポートの内容を発表します
Week 29 :
Presentation
<今日の目標>
- 各自の発表を聞き,rubric を使用して採点する
Week 30 :
Follow-up
<後期成績評価基準>
- 引用のルールに従っていないものはC
- 参考文献を要約・紹介しただけのものはB
- 結論が導けていない,あるいは論理的矛盾を含む場合はB
- 独自の調査や実験を行い,正しく考察が加えられているものはA
- 以上に発表,ハンドアウト,口頭試問をそれぞれA/B/Cの3段階で加点
(c) Katsumi NAGAI 2011 : Jump to the
top,
Centre for Research and Educational Development in Higher Education, and
Faculty of Education,
Kagawa University, 760-8521 JAPAN