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職種で異なるレジュメのスタイル(サンプル付)
レジュメに関するルールや記載事項をもとに、自分のデータを整理したら、次はスタイル。レジュメには決まった書式はないがモデルとなるいくつかの基本的なスタイルがある。ここではもっとも基本的なレジュメスタイルを3つほど紹介する。
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◆レジュメのスタイル
1)The Chronological Resume
(クロノロジカル・レジュメ=年代順 )
職歴や学歴を年代順に書くもっとも一般的で無難なレジュメ。ただし、年代は最新のものから過去のものへとさかのぼって記入していくので注意しよう。ひとつの職種で長い経験を持つ人が同じ分野の仕事に応募する場合や、銀行業務や経理部門など保守的な職場に応募する場合に適したスタイルといえる。逆に転職回数が多い人や、長期間無職だった人などには不向きだ。
クロノロジカル・レジュメのサンプル
2)The Functional Resume
(ファンクショナル・レジュメ=技能別)
特定の専門知識や能力を中心にまとめたレジュメ。希望職種に見合った専門知識や職務能力、実績などを強調するようにまとめるのがコツ。経歴や前にいた勤務先のネームバリューにとらわれることなく、自分のセールスポイントをアピールできる反面
、中途半端な内容では即座に選考枠から外される可能性大。これまでの経験をいかして新分野へ転職する場合や、転職が多かったり職歴にブランクがある場合などに適している。一方、職務経験が限られているような場合には不向きなスタイルだ。
ファンクショナル・レジュメのサンプル
3)The Chrono-Functional Resume
(クロノ-ファンクショナル・レジュメ=年代順+技能別)
先にあげた2つのレジュメの中間的なものがこのクロノ-ファンクショナル・レジュメだ。このタイプのレジュメは、希望職種の分野でそれなりの経歴があると同時に専門的な知識も兼ね備えている求職者にとって、特に有効なスタイルといえる。また、新卒学生や職務経験が浅い人などがこのスタイルを選んでも、大学での専攻分野とともにアルバイト歴、課外活動歴をバランスよく組み合わせることができ、良い選択といえるだろう。
クロノ-ファンクショナル・レジュメのサンプル
◆レジュメのまとめ
さあ、いよいよ自分のレジュメを書いてみよう。最後のチェック項目は以下のとおり。
・嘘は書かない。ただし、希望職種と関連性のない内容やマイナス要因となることは省略する。
・前向きな人間であることをアピールする。「謙譲」より「売り込む」態度が大事。
・簡潔に書く。文章ではなく短い語句で書くようにする。
・職歴や学歴は最新のものから古いものへさかのぼって書く。
・職歴や学歴はどこの会社/大学のどの部署/学部に所属していたかではなく、そこで何をしたかに焦点を当てる。
・実績や貢献を具体的に書く。採用されたらそこで何ができるかを伝える。
・主語の「I」は省略する。
・特殊な専門用語や省略語は避ける。
・カバーレターを忘れずに。
以上の注意点をすべてクリアしたレジュメが完成したら、次に重要なのがカバーレターの存在だ。せっかく完璧なレジュメを書いても、カバーレターでしくじると元も子もない。
次はカバーレターの書き方について。
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