やまじ風
やまじ風の事例

2006年4月10・11日のやまじ風
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 4月10日09時に九州の東の黄海上にあった温帯低気圧がゆっくりと東に進み,4月11日には九州北部を経て山陰沖へ東進した.10日のやまじ風(15-21時)では,寒川M(三島南中学校)で最大風速12.9 m/s(南),最大瞬間風速34.0 m/s(南)が観測された. 11日のやまじ風(13-15時)は10日のものより弱かった.


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寒川M(三島南中学校),三島A(アメダス)での気温(下段)と三島A(アメダス),寒川K(海岸),寒川Mでの10分ごとの風の10分間平均ベクトル


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三島南中学校(寒川M)と寒川海岸(寒川K)における平均風速と最大瞬間風速

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「舞々風」と「本やまじ」
寒川M(三島南中学校)における4月10日09-18時の気温と風.
14時少し前に気温の急上昇が始まるが,風は変動が大きく,16時ころから安定して南風の強風となる.16時以前の変動の大きい風の状態を「舞々風(迷い風)」といい,その後の状態を「本やまじ」という(大阪管区気象台,1958)

参考文献
紀井伸章・寺尾 徹・松村雅文・森 征洋,2008:やまじ風発生時の気象状況について(1)−統計的特徴−,香川大学教育学部研究報告,第U部,第58巻,第2号,53-58.
大阪管区気象台,1958:「やまじ風総合調査報告」,57p.