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校長挨拶

香川大学教育学部附属高松中学校校長 山本 木ノ実
香川大学教育学部附属高松中学校校長
山本 木ノ実

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コロナによる様々な制約から3年余り経ち,ようやく社会や学校が以前の形に戻りつつあります。これからの予測困難な時代を生きる子どもたちには,自ら主体的に目標を設定し,その解決に向けて考え,判断し,行動するとともに,多様な他者と協働してよりよい社会を目指すために必要な資質・能力が求められています。

本校は,教育目標「自ら立ちつつ共に生きることを学ぶ 今日に生きつつ明日を志すことを学ぶ」の精神のもと,自立した生徒の育成を目指し,共生社会の一員として未来を創る力を育むために,新たなカリキュラムを開発し,特色ある教育を行っております。

1つ目は,知性を発揮し伸ばすとともに,省察性を育む新領域「MIRAI」(Make Innovation through Reflection And Intelligence)の設置です。これは,特別の教科 道徳と総合的な学習の時間の性質を併せもっており,個別最適な学びと協働的な学びの充実を目指した新領域です。「MIRAI」は,①同学年の仲間や多様な他者や社会に働きかける生徒主体のプロジェクト型の学習「協働の学び」と,②生徒一人一人が個人課題を探究し,異学年集団や大学生等と意見交換しながら更に学びを深めていく「個の学び」の2つから成ります。

2つ目は,知のプロセスに参加する「教科する教科学習」です。各教科ならではのおもしろさや魅力,その教科を学ぶ意義の実感につながる教科学習を実践することで,知性に必要なその教科の資質や能力,態度を学び,育みます。

昨年度から2年間パナソニック教育財団の特別研究指定校として,実社会に働きかけて生徒が主体的な学びを実現できるように,ICT機器を活用し,学校内外での問題解決的な学習や実社会に表現する活動の充実を図っております。また,今年度より4年間文部科学省研究開発指定校として,「自らを高め続け,新たな時代に向けて責任をもち行動する人間の育成―知性や省察性を育む,新領域『MIRAI』を通して―」を研究テーマとし,これからの新たな教育の創造について研究を進めております。

このホームページでは,主体的・協働的に学ぶ生徒の日々の教育活動の様子や教育研究等についてご紹介いたします。本校は,これまで優秀なたくさんの卒業生を輩出しており,また,保護者の皆様による伝統的な学校への協力体制があります。梅友会(同窓会)や梅香会(PTA)の皆様のご支援やご協力を賜りながら,教職員がチームとなって,今後も教育活動や教育研究に邁進したいと存じます。

校歌・校章

校歌

香川大学教育学部附属高松中学校校歌

河西新太郎 作詞/山田耕筰 作曲

微笑む朝の 陽に映えて
綻ぶ梅の 香も清く
ああ風雪を 堪え凌ぎ
希望の花と 咲き匂う
われらに高き 理想あり

紫雲の峰に わく雲の
たゆとう窓に 睦みつつ
ああ向学の 意気燃えて
誓いも固く 励み合う
われらに沸る 力あり

みどりの瀬戸の 波越えて
羽搏くつばさ はつらつと
ああ友愛の 手をくみて
夢おおらかに 伸びてゆく
われらに栄えの 行手あり

校歌を聴く [wav]mp3

校章の由来

本校創立と時を同じくして、白梅の花弁を表した校章が設定されたのは、昭和22年4月のことである。以後、その校章のもと、梅香会(PTA)、梅園(生徒会誌)、梅友会(同窓会)、梅風会(教員同窓会)が産声をあげ、現在に至っている。

この校章は、本校建学の精神の象徴として、書道の三聖と称せられ、学問の神とされている菅原道真公の家紋(梅鉢)を表したものであり、校地が菅公をまつった中野天満宮に隣接していたことにもよるものである。

現在、校庭には梅友たちの志による白梅、紅梅の若木が立ち並び、梅風さわやかな風が吹き渡っている。

教育方針

本校教育の性格と使命

本校は、教育基本法・学校教育法に基づき、青年前期における精神的、社会的、身体的発育発達の最も著しい生徒に対して、全人的発育発達を期し、中学校教育を行う。
また、教員養成を目的とする香川大学教育学部の附属学校として、省令により、以下の性格と使命をもっている。

  • 教育の理念と実際に関する研究と実証を行う。
  • 香川大学学生の教育実習を行う。

教育目標

自ら立ちつつ 共に生きることを学ぶ
今日に生きつつ 明日を志すことを学ぶ

重点目標

豊かな未来に向かう志を育てる 

  • 一人ひとりの確かな学力を育成する
  • 地球市民の一員として自立できる素養を高める
  • 感謝と尊敬を基盤とした共生の心を涵養する

本校の特色

生き方を学ぶ核となる「協働の学び」と「個の学び」

「協働の学び」は、生徒自らがプロジェクトを企画、運営する体験を通して、人間としての生き方の自覚を深め、将来にわたって人としての在り方、生き方を探究する能力や態度が育成されます。「個の学び」は、生徒一人ひとりが自ら課題設定し、調査し、交流し、探究を行い、発表する体験を通して、教科での学びを伸ばし、自己理解を推進させ、将来のキャリア展望の基盤が育成されます。

グローバルに活躍できる人間の育成

国際社会の中で異なる文化を理解し、共に生きていける豊かな国際感覚(グローバルマインド)をもった生徒の育成をめざしています。そのため、留学生との交流会や共同プロジェクトの開催、タイ国チェンマイ大学附属中学校の生徒とインターネットを使った文化交流会など様々な取組を行っています。梅友会(OB会)の支援により、1年生は全員無料でTOEFLを受検します。

生徒が主人公の行事

本校の3大行事である体育祭、文化祭、合唱コンクールは生徒会が中心となって運営委員会を組織し、1から自分たちの手で作り上げていきます。また、週番活動や各種委員会活動など日常の自治的な活動を通して、集団の一員としての心構えや望ましい態度の育成を図っています。

沿革

昭和22年4月1日
香川師範学校男子部附属中学校として池田屋ビルにて開校
昭和23年4月22日
附属高松小学校新校舎へ移転
昭和24年4月1日
香川大学・香川師範学校高松附属中学校と校名改称
昭和26年4月1日
香川大学学芸部附属高松中学校と校名改称
昭和28年4月
附小校舎より附中校舎へ全校移転完了
昭和40年9月21日
集団自動教育装置「KANECOM-1号」完成
昭和41年4月1日
香川大学教育学部附属高松中学校と校名改称
昭和49年2月9日
高松市鹿角町394番地に新校舎竣工
昭和49年6月22日
新校舎落成式
昭和50年1月9日
プール(25m7コース)竣工
昭和50年3月27日
多目的総合教育システム完成
昭和55年3月14日
建心館落成式
昭和60年4月25日
尚生館(武道場)落成式
昭和60年10月
「セミナーによる個性化教育」を明治図書出版より出版
平成3年3月3日
コンピュータ教育システム(パーソナルコンピュータ他導入)
平成3年4月1日
文部省より研究開発学校の指定を受ける
平成7年2月
「豊かな体験に学ぶ授業づくり」を明治図書出版より出版
平成10年4月
文科省より研究開発学校の指定を受ける
平成12年3月27日
コンピュータ、LAN整備(図書室他)
平成14年3月
「教科を支え・支えられる総合的学習」を明治図書出版より出版
平成20年4月
文部科学省より研究開発学校の指定を受ける
平成24年3月
「総合教科「未来志向科」で拓く新しい学び」をぎょうせいより出版
平成27年4月
文部科学省より研究開発の指定を受ける
令和2年3月
「未来を創造する学び」明治図書出版より出版
令和5年4月
文部科学省より研究開発の指定を受ける

施設・所在地

教育環境

本校は教科教室制となっており、教科の特性に合わせた教室で日々の学びが行われています。また全教室にプロジェクター、特別教室を中心に大型電子黒板が設置されています。

  • 多目的室
  • マルチ・メディア教室
  • 図書室
  • プール
  • 玄関ピロティ
  • 尚生館(武道場)
  • 建心館(講堂)
  • 体育館

校舎平面図 [PDF]

所在地

住所:〒761-8082 香川県高松市鹿角町394番地

Tel : 087-886-2121 Fax : 087-886-2124
Mail : takachu@kagawa-u.ac.jp
URL : https://www.tch.ed.kagawa-u.ac.jp/