第6学年題材「音の重なり・コードにのせて」
「こきょうの人々」での学習を生かして,自分たちで選んだ曲の和音をさぐり,
副次的旋律を創作してグループアンサンブルに編曲する学習
本題材の学習指導の構想において重視する点
1 主要三和音を入り口にしてコードに親しむこと
自分たちで曲を選ぶ場合,身の回りの歌集等には教科書には書かれていない
コードネームが示されている。コードは,非常に多くの種類があるので,6年生に
なって,TWXの主要三和音にしっかり慣れ親しんでから知らせるのが適当であ
ると考える。多くのコードを一度に周知するより,まず主要三和音を入り口にして
G7,副三和音(Dm,Em,Am)へと広げ,いろいろな和音に接する機会をもたせ
るようにしたい。
2 副次的旋律を自分なりにつくること
和音(コード)を先に決めておくことで,使う音を限定して旋律をつくりやすくする。
一人一人が自分の旋律をつくるという体験から,主旋律以外にもう一つの旋律が
重なることによるおもしろさに気付かせたい。
子どもたちの描いている副次的旋律のイメージ「補助のふし」「もようのふし」「プラスアルファーのふし」「かげのメロディ」等
3 友達と音を合わせながら心も通い合わせること
個人で創作した後は,友達と音を合わせて聴き合う活動を重視する。音楽は一人で楽しむ楽しみ方もあるが,学校という場では,他者と
かかわりながら自己も高められていくという学習を組織し,音と共に心も通い合えるような豊かな人間性を培っていきたい。
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