by Adachi-san by Hatakeyama-san

English Phonetics II

「英語の/r/の発音のしかた」というテーマで 右のような図を描いてくれた学生がいました.

別の学生は「図う見ても,テープ聞いても, 結局どおしたらええんかが,わからんやん」と感想を述べてくれました どうすればよいか,調べていきましょう.


MEMO (last modified:


Course schedule

Term 2

Week 1 (3 Oct) Introduction to term 1
Week 2 (10 Oct) Sentence stress petterns (32/33)
Week 3 (17 Oct) to be/auxiliary verbs (34/35)
Week 4 (24 Oct) short words/speech units (36/37)
Week 5 (7 Nov) main(sentence) stress (38/39)
Week 6 (14 Nov) emphasising (40/41)
Week 7 (21 Nov) main stress (42/43)
Week 8 (28 Nov) corrections/tones (44/45)
Week 9 (5 Dec) speed (46/47)
Week 10 (12 Dec) connected speech (48/49)
Week 11 (19 Dec) speed/tones (50/51)
Week 12 (9 Jan) sure and unsure/instructions (52/53)
Week 13 (23 Jan) opinions/enthusiasm (54/55)
Week 14 (30 Jan) ESSAY DUE/PRESENTATIONS
Week 15 (6 Feb) ORAL EXAM/follow-up


Week 1 : Introduction to term 2

<今日の目標> <今日の課題> <エッセイについて> <presentation schedule revised>
Wk 2 (October 10) Stress patterns 32-33 352,328
Wk 3 (October 17) Stress patterns 34-35 342,360
Wk 4 (October 24) Stress patterns 36, Intonation 37 038,030
Wk 5 (November 7) Intonation 38-39 096,090,087
Wk 6 (November 14) Intonation 40-41 027,330,071
Wk 7 (November 21) Intonation 42-43 320,322
Wk 8 (November 28) Intonation 44-45 340,109,105
Wk 9 (December 5) Speed 46-47 045,324,367
Wk 10 (December 12) Speed 48-49 112,047,370
Wk 11 (December 19) Speed 50, Tone 51 303,313
Wk 12 (January 9) Tone 52-53 346,373
Wk 13 (January 23) Tone 54-55 369,355


Week 2 : sentence stress patterns

<今日の目標> <今日の課題>

Week 3 : to be and auxiliary

<先週の解答例>

<今日の出席確認> <今日の目標> <IPAによる強勢表示>

Week 4 : short words and speech units

<先週の解答例>

グラフにどちらが1to3なのか,書き込んでみよう。 praat の sound object に TextGrid で ToBI 形式に従ったラベルを書いおくとズレない。 簡単なのはワードに貼り付けた後,枠なしのテキストボックスを重ねること。

<今日の目標> <今日の出席確認> < IPAによる韻律区切り> < the の発音> < 次回までに>
essay のテーマと,それを選んだ理由,予想される結論をテキストファイルで提出

Week 5 : speech units and grammar

<今日の出席確認>

<先週の解答例>

slowly の [u][l][i]それぞれの長さを測るのは大変難しい(ほぼ無理)が, ポーズの長さは比較的測定しやすいことを実感しよう。

<今日の目標> <plagiarismについて> <recap>
教科書ハンドアウトは「前日正午まで」に「学籍番号.pdf」をメール添付で提出

Week 6 : emphasizing

<先週の解答例>

「アクセント」のある箇所は「強く(intense)」「高く(high)」「長い(long)」。 この教科書はその箇所を「主強勢(main stress)」としている。英語教育では「強勢(stress)」と「アクセント」を混同することが多いので注意。

<今日の出席確認> <今日の目標> <主強勢の位置>

Week 7 : main stress

<先週の解答例>
残念ながら合格答案なし。 plagiarismについてのビデオを一字一句まで聞き取り,完全に理解しておくこと。 できないと留学は無理。

<今日の目標> <今日の課題>

Week 8 : corrections / tones

<先週の解答例>

この解答の例だと,だいたい68dB-54dB=14dBの差があります。 先週のハンドアウトを参考にもう一度計算しよう。 「強調」すると「強さ」だけでなく「高さ」「長さ」も変わりましたか?

<今日の目標> <今日の課題>

Week 9 : speed

<先週の解答例>

簡単に「上昇」「下降」と呼びますが,ピッチの動きの実態は一本調子ではありませんね。

<今日の目標> <今日の課題>

Week 10 : connected speech

<先週の解答例>
1オクターブの間に音階は12個ある。低いほうのラを440Hzとすると、高いほうのラは880Hz。その差は440Hzで、12で割ると36.666…となる。ラからシへは音階二つ分違うので、36.7×2を足して、513.4Hzがシの音であると考えられる。
(先週やった波形(グラフ)の足し算を思いだそう。2Hz+3Hz=5Hzではなかったですね。)

○聞き取りにくい理由 ・機能語には、強勢が置かれていないため、聞くことが難しい。 ・but,it,outのtの文字がとても短い停止に置き換えられるため。 ・つなぎ言葉はそれらの前や後ろにあるほかの強勢の置かれていない単語とつながっているため。

<今日の目標> <intrusive consonants> <assimilation (同化)>
    教科書106ページDの white bread [ʍaɪt˺ bɹed] は, なぜ [waɪ pɹed] になるのか考えよ。
  1. [t]は「無声(-voice)」「歯茎(+alveolar)」「破裂音(+plosive)」
  2. [b]は「有声(+voice)」「両唇(+bilabial)」「破裂音(+plosive)」
  3. 後にある[b]「両唇」が,前の[t]「歯茎」の「調音場所(place of articulation)」を[p]「両唇」に変えると,[ʍaɪp bɹed] となる。
  4. 前の[p](「無声(-voice)」「両唇(+bilabial)」「破裂音(+plosive)」)が 後の[b](「有声(+voice)」「両唇(+bilabial)」「破裂音(+plosive)」)の「有声無声の区別」を「有声」に変えると,[ʍaɪp pɹed]となる。
  5. 破裂の連続[pp]は発音しにくいので,一つ省略すると[ʍaɪ pɹed]。
<今日の課題(出席確認)>
上記の例に倣い,white coffee, red pepper, red cabbage, green pepper, green grapes の音の変化を説明せよ。学籍番号.txtをreportフォルダへ提出。発音記号を含むのでunicodeで保存すること。

Week 11 : speed and tones

<先週の解答例>
Whiteの最後の音の[t]がcoffeeの最初の音の[k]の音と同化してwikeという発音になる。 Redの最後の音の[d]がpepperの最初の音の[p]の音と同化してrebという発音になる。この場合[d]が有声、[p]が無声であるので同化した音が濁る。 Redの最後の音の[d]がcabbageの最初の音の[k]の音と同化してregという発音になる。この場合[d]が有声、[k]が無声であるので同化した音が濁る。 Greenの最後の音の[n]がpepperの最初の音の[p]の音と同化してgreemという発音になる。この場合前者の音が[n]であるのでンと言う発音にしか聞こえないが発音記号で記すと変化がわかる。 Greenの最後の音の[n]がgrapesの最初の音の[g]の音と同化してgreengという発音になる。この場合発音的にはングとは聞き取りにくく、ンという音のみ聞こえるだろう。しかし発音記号で記してみると違いがわかる。(「濁る」とは?)

white coffee  [waɪt kɔfi] > [waɪk kɔfi] > [waɪ kɔfi] 無声歯茎音[t]が後続の無声軟口蓋音[k]に同化し無声軟口蓋音[k]に変化。  破裂の連続[kk]は発音しにくいので一つ省略し[waɪ kɔfi]となる。 red pepper  [ɹed pepə] > [ɹeb pepə]  有声歯茎音[d]が後続の無声両唇音[p]に同化し有声両唇音[b]に変化。 red cabbage  [ɹed kæbɪʤ] > [ɹeg kæbɪʤ]  有声歯茎音[d]が後続の無声軟口蓋音[k]に同化し有声軟口蓋音[g]に変化。 green pepper [gɹɪːn pepə] > [gɹɪːm pepə] 歯茎鼻音[n]が後続の無声両唇音[p]に同化し両唇鼻音[m]に変化。 green grapes [gɹɪːn gɹeɪps] > [gɹɪːŋ gɹeɪps] 歯茎鼻音[n]が後続の軟口蓋音[g]に同化し軟口蓋鼻音[ŋ]に変化。(ほぼ模範解答!次のステップとして,中学生にはどう説明すれば良いか考えよ。)

White coffee /t/(voiceless alveolar plosive) が/p/(voiceless bilabial plosive)になって、coffeeの最初の/k/(voiceless velar plosive)とつながりやすくなる。 Red pepper [d](voiced alveolar plosive)が[b](voiced bilabial plosive)に変化する。Pepper最初の[p] (voiceless bilabial plosive)を言いやすくするため。[d]よりも[b]のほうが[p]と無声・有声の違いしかないから。 Red cabbage [d](voiced alveolar plosive)が[g](voiced velar plosive)に変化する。調音位置をvelarに変えることで、あとに続くCabbageの最初の/k/(voiceless velar plosive)とつながりやすくなる。 Green peppar [n](voiceless alveolar nasal)が[m](voiced bilabial nasal)に変わる。Bilabialにすることであとに続く[p] (voiceless bilabial plosive)を言いやすくするため。(良い指摘です)

White coffee → wike coffee ・[t]は voiceless alveolar plosive ・[c]は voiceless velar plosive ・破裂の連続は発音しにくいため省略がおこる ・voiceless の連続は発音しにくいため省略がおこる Red pepper → reb pepper ・[d]は voiced alveolar plosive ・[p]は voiceless bilabial plosive ・破裂の連続は発音しにくいため省略がおこる ・後にくる[p][両唇]が、前の[d][歯茎]の調音場所を[両唇]に変えると reb になる Red cabbage → reg cabbage ・[d]は voiced alveolar plosive ・[c]は voiceless velar plosive ・破裂の連続は発音しにくいため省略がおこる ・後にくる[c][軟口蓋]が、前の[d][歯茎]の調音場所を[軟口蓋]に変えると regになる(発音記号[c]とは?)

<今日の目標> <今日の課題(出席確認)>
material - nagai フォルダからmp3ファイルをローカルにコピーして聞きなさい。 (1)文を書き取り,(2)toneの種類(rise, fall, rise-fall, fall-rise, level)と位置を決め, (3)音調句を線を重ねる方法で記述してみよ。 色々なやり方があるが,ワードではとりあえず「挿入」「図形」「線」で可。 学籍番号.pdfをreportフォルダへ提出。

Week 12 : sure and unsure/instructions

<先週の解答例>

<今日の目標> <今日の課題(出席確認)>
(1)material - nagai フォルダからmp3ファイルをローカルにコピーして聞きなさい。 Open (wh-) question や,statement (平叙文) で上昇調になっている箇所を挙げ, その理由を説明しなさい。
(2)praat quick tutorial part 4を参考に自分の声のピッチを操作し,声の高さの高低差が何Hzあれば疑問文に聞こえるか,調べよ。
学籍番号.txtをreportフォルダへ提出。


Week 13 : opinions/enthusiasm

<先週の解答例>
課題1
52.2 の文章で平叙文やopen-questionの文で上昇調になっている部分は 1,4,6,8,の文章であった。 すべての文章にaboutやprobablyなどがみられるところから、 会話の中で不確かであり、自信がない部分では平常文やopen-questionでも 上昇調になることが分かった。 時間など自分が不確かであるときには、上昇調を使って、相手に伝えることが分かった。

課題2
元の音声は 202Hzから245Hzの間であった。202Hzから345Hzに変化させたところ 疑問文に聞こえ始めた。

<今日の課題(出席確認)>

  1. praatを起動し,New-Sound-CreateSoundFromSoundEditorで母音とフォルマントの関係を確認せよ。
  2. cot - caught と発音して praat で録音し,SoundEditorで第一・第二フォルマントの高さを測定せよ。
  3. センター試験の3番と7番の問題のつづり ss/cc/pp について解説せよ。
  4. 教科書57ページAの語について,発音問題に出題すべきでない語を挙げその理由を説明せよ。
  5. 学籍番号.txtをreportフォルダへ提出。
<今日の目標> ・次週はエッセイ提出と発表会
・A4横1ページの発表用スライド(学籍番号.pdf)を, 当日にreportフォルダへ提出すること
(c) Katsumi NAGAI 2014 : Jump to the top, Centre for Research and Educational Development in Higher Education, and Faculty of Education, Kagawa University, 760-8521 JAPAN