授業科目名
英語音声学  T
English phonetics I
科目区分
 
授業コード
104540
単位数
時間割
前 金4
対象年次及び学科
2年 全学科
講義題目
 
 
教員名
長井克己(大学教育開発センタ)
関連授業科目
 
履修推奨科目
 
授業の概要
文字を持たない言語の例を引くまでもなく,音声は言語の本質である.この講義では語学教師として必要な(1)正確な聞き取り,(2)明瞭な発音,(3)それらの指導法,についての基礎を学ぶ.実技科目であるため,口を動かさない受講者の単位は認定できない.また,医学科の学生が骨や筋肉の名前を覚えさせられるのと同様に,プロの語学教師となる者は,調音器官の名称や,辞書で用いられる発音記号の暗記が必要となる.苦しいが頑張ること.
授業の目的・達成目標
1. 母音と子音の正確な聞き取りと丁寧な発音ができるようになる.
2. 発音記号の仕組みを理解し,使えるようになる。
授業及び学習の方法
1. 毎週英語の聞き取りと発音の練習を行う。
2. 教科書の Activity を利用して発音練習を行い,その活動の意義,長所や短所について理解する。
成績評価の方法と基準
授業中の演習(30%)、課題(20%)、及び期末テスト(50%)の合計で単位を認定する。
教科書の Figure A4.16 (p. 40), Table B2.1 (p.80), figure B3.2 (p. 98), figure B3.4 (p. 100)は全て覚えること.
授業計画
4/10 Introduction to the course / [A1] English worldwide
4/17 [A2] Phoneme and allophone
4/24 [A4] How we produce speech
5/ 1 [A5-1] Consonant possibilities 1
5/ 8 [A5-2] Consonant possibilities 2
5/15 [B2-1] English consonants 1
5/22 [B2-2] English consonants 2
5/29 [A6-1] Vowel possibilities
6/ 5 [B3] English vowels
6/12 [A3] Connected speech and phonemic transcription
6/19 [B4] English spelling
6/26 Review / Tutorial
7/ 3 Term exam
7/10 Follow-up
 
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教科書
Collins, B. & Mees, I. M. (2008). Practical Phonetics and Phonology 2nd edition.
Routledge. ISBN 978-0-415-42514-8. 35ドルほどするが,後期の英語音声学IIでも使用する.
なお,練習が不足するため,必要に応じてハンドアウトを配布する.
参考書
英語の文献は教科書pp.286-291参照.日本語で読めるものなら,音声学一般については「改訂音声学入門」(小泉2003,大学書林),英語の音声学については「英語音声学」(竹林1996,研究社)を勧めておく.「英語耳」「英語脳」系のトンデモ本には気をつけること.
オフィスアワー
金曜13:00〜14:30
履修上の注意
聴覚や構音に障害を持つ学生は履修前に必ず相談のこと.
URL:  http://www.ed.kagawa-u.ac.jp/~nagai/
E-Mail:  (全て半角で nagai に@cc.kagawa−u.ac.jpを付加してください)