<20160705>
「大学入門ゼミ」の一環として、1年次生が附属学校園を訪問
 5月30日(月)、附属高松中学校・附属坂出中学校の2校にて、中学校訪問ならびに授業参観などを行いました。
 
 

「大学入門ゼミ」の一環として、1年次生が附属学校園を訪問
 
 1年次生が全員履修している授業「大学入門ゼミ」の一環として行う、附属学校園訪問ならびに保育/授業参観実習が始まりました。附属学校園を参観することにより、教育実践に対する関心を高め、自分の目指す教員像の具体的なイメージを創ることをねらいとして実施するものです。本年度の附属学校園訪問は、中学校訪問が初回となりました。5月30日(月)、附属高松中学校・附属坂出中学校の2校にて中学校訪問ならびに授業参観などを行いました。
 それらのうちの一校、附属高松中学校には70名の学生が伺いました。開始式に続き、赤熊副校長先生より、「中学校で求められる教師像等について」と題し、ご講話をいただきました。赤熊先生は、相田みつを氏の「一生青春、一生勉強」という言葉を挙げ、「まさに教師という仕事は、一生青春(心も身体も元気)と一生勉強(変化する社会に対応すべく学び続ける)の姿勢が大切」と、ご自身の経験談にも触れながら、学生たちに熱く語っていただきました。
 
 その後、3学年9クラスの全授業を2時間公開いただき、学生たちは授業参観をさせていただきました。緊張した面持ちで一礼して教室に入った学生たちは、次々と展開される授業を逃すまいと真剣な表情で、学校園参観の記録冊子に、熱心にペンを走らせていました。

 1年次生が授業にお邪魔することをふまえ、授業にひと工夫いただいた先生方もいらっしゃいました。例えば数学の授業では、「集合」概念の確認で「『香川大学』の集合には何が含まれる?」という問いかけを授業導入に取り入れていただき、「教育学部!」「教育学部の集合の中には?」「附属中学校!」…「教育学部の前のコンビニは?」「含まれる?」など、学生も顔をほころばせながら、和気あいあいとした雰囲気の中、学習課題へと展開されました。また英語の授業では、学生を巻き込んでいただき、個々の学生が首から吊るすカードに書かれている有名人を、英語でQ&Aをしながら、グループごとに謎を解き有名人が誰かを当てるゲームを軸に授業をすすめていただきました。
 初めての学校訪問・授業参観を通して、学生たちは自分たちが中学生だった頃を懐かしく思い返しながらも、教師としての視点から、新たな数多くの発見を得る機会になったと思います。
(1年次生はこのあと、附属小学校訪問(全員)・附属幼稚園訪問(選択)を行う予定です。)
 
                                      (文責:松下 幸司)
 
 

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