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受講案内

受講申し込み方法(学生向け)

CST養成プログラムには小学校CST、教材CST、授業CSTの3つの養成プログラムがあります。それぞれの養成プログラムの対象及び必要な授業科目を確認の上、以下の方法にてお申し込み下さい。

「学籍番号、氏名、指導教員、連絡用電話番号」を メールアドレスcst03@jim.ao.kagawa-u.ac.jp(クリックするとメールが開きます。開かない方はアドレスをコピーし、@を半角にしてお送りください。)宛にご送付ください。(メールのタイトルは、「□□CST申し込み」としてください。)

または、CST事務室(教育学部1号館1階)に直接お申し込みください。

CST認定までの流れ

 

 

学生対象:小学校CST

対象

  • ■教育学部3・4年の学生
  • ■大学院教育学研究科の院生

養成プログラム(修了認定のための必要科目・コース)

授業科目

  • ●初等理科教育法:以下の実験・実習を含む
  • 時間内:1.5時間×4回、時間外:1.5時間×5回
  • ●初等理科:以下の実験・実習を含む
  • 時間内:1.5時間×15回

専用コース

  • ●小学校理科基本実験修得コース
  • 実験・実習(1.5時間×10回:指定した時間内)

初等理科教育法

授業の概要

小学校教諭1種免許状を取得するための必修科目であり、理科に関するものとしてはこれだけが必修となっています。受講する学生に、小学校理科のおもしろい授業を実施できる力が身につくよう、いくつか特別な課題が用意されています。学生が、理科のおもしろさを再確認・再発見するとともに、理科の内容と授業づくりについて理解を深め、実験・観察に対しても抵抗感をなくして自信が持てるようにするためです。実験・観察の指導力をさらに伸ばすためには、「初等理科」も受講することを勧めます。

授業の目的

小学校における理科教育の目的および目標を概説し、小学校理科の基本的な内容および指導法について実験をまじえて実践例をもとに講義を行います。途中で2グループにクラスを分割し、全員が実験・実習を行なう体験型の授業も実施(4回分)し、実験・観察の基本的な操作のいくつかを、習得できるようにします。 講義の最後に毎回、実践記録を配布するので、次回までにそれを読み、コメントをミニレポートとして提出することを課します。また、授業時間外に教材研究開発室(2号館3階)にて、最低5種類の基本的な実験を実習し、それらを修得することも課題とします。

到達目標

  1. (1)理科の目的(意義・必要性)を、わかりやすく説明できるようになる。
  2. (2)児童の自然認識の特徴をふまえて、小学校理科で何が本質的な内容かをとらえる。 
  3. (3)実験の意義と役割をとらえ、基本的な操作を指導できるようになる。
  4. (4)理科の授業づくりにおいて特に重視すべきことをとらえる。

授業計画

  1. (1)理科の授業における発問の役割とつくり方
  2. (2)小学校理科の目標と歴史
  3. (3)理科の授業づくりに欠かせない評価と関心・意欲・態度
  4. (4)実験の意味と理科の授業における役割
  5. (5)小学校理科の物質学習の基本的内容
  6. (6)小学校理科の生物学習の基本的内容
  7. (7)小学校理科の地球学習の基本的内容
  8. (8)分割グループによる体験型授業① 粒子概念の形成(三態変化)
  9. (9)分割グループによる体験型授業② 物質の分類(電気・磁気)
  10. (10)分割グループによる体験型授業③ 物質の循環(土と地球)
  11. (11)分割グループによる体験型授業④ 物質概念の基礎(ものと重さ)
  12. (12)小学校理科のノート指導
  13. (13)理科教育の目的① 人類の起源と科学・技術
  14. (14)理科教育の目的② 経済発展と科学・技術
  15. (15)理科教育の目的③ 環境問題・防災と科学

<時間外自習実験>

  1. 1. 花のつくりと花粉(小4年)
  2. 2. 水を冷やしたときのようす(小4年)
  3. 3. 水にとける食塩の量(小5年)
  4. 4. クリップモーター(小5年)
  5. 5. 電じしゃくにはどんな性質があるか(小5年)

初等理科

授業の概要

小学校教員となる上で修得しておくべき、小学校理科の基本的な内容の理解を実習を通して深めるとともに、観察・実験力の向上を図ります。受講生各自が実験・実習を行ないます。分野ごとに3回ずつ指定の理科実験室に集合のうえ、担当教員が配布するプリントなどに従って実習します。実習後、その理解を確実にするための課題に取り組みレポートとして提出します。

授業の目的

新学習指導要領では、小学校理科の時間数と学習内容が大幅に増加し、実験・実習なども強化されています。すなわち、理科の学習指導および実験・実習の指導力が、これまで以上に小学校教員にもとめられます。小学校で理科を教えるに当たって押さえておきたい、基本的概念、観察実験の方法、実験器具の取り扱など観察実験にともなう技能、安全への配慮、実験結果の表現方法(レポートの書き方など)を、実習および参考図書の学習を通して理解します。

到達目標

  1. ・物理・化学・生物・地学の各領域に特有の観察・実験・実習の方法を理解し、その方法にもとづいて観察・
  2.  実験・実習を行うことができる。(たとえば、生物分野では顕微鏡の使い方やスケッチの仕方など)
  3. ・取り上げられた物理・化学・生物・地学の各トピックの基礎的な概念を身に着け、実習・実験の考察に
  4.  使用できる。
  5. ・簡単な探究的な課題に取り組み、そのレポートを書くことができる。
  6. ・実験を行う上での安全への適切な配慮を示すことができる。
  7. ・理科室の管理・運営に関する基本的な理解をもって行動することができる。

授業計画

  1. (1)オリエンテーション
  2. (2)物理分野(実験1:もののおもさとてんびん)
  3. (3)物理分野(実験2:光−カメラ作り)
  4. (4)物理分野(実験3:電気回路)
  5. (5)化学分野(実験1:化学の概要)
  6. (6)化学分野(実験2:ものの燃え方と空気)
  7. (7)化学分野(実験3:水溶液の性質と働き)
  8. (8)生物分野(実験1:レポートの書き方・光学顕微鏡(1):顕微鏡の操作方法、蝶の鱗粉と花粉の観察)
  9. (9)生物分野(実験2:光学顕微鏡(2):気孔の観察、対象物の大きさ)
  10. (10)生物分野(実験3:光学顕微鏡(3):水の中の小さな生き物の観察)
  11. (11)地学分野(実験1:気温と湿度の測り方)
  12. (12)地学分野(実験2:日なたと日かげの温度調べ)
  13. (13)地学分野(実験3:太陽と月、および星)
  14. (14)理科における探究活動(1)
  15. (15)理科における探究活動(2)、安全への配慮、理科室の管理・運営に関する活動およびまとめ

※各分野の実験内容,担当教員は第1回のオリエンテーションの日に示します。 物理・化学・生物・地学4分野の順は変更することがあります。

小学校理科基本実験修得コース

コースの概要

小学校CST養成の専用コースです。下記の10種類の実験・実習を大学教員・附属学校教員の指導のもと、実施します。

学生と教員の空き時間を調整して、それぞれの実習を、月2回程度の頻度で実施できるよう、時間を設定します。実験・実習の内容は、小学校理科にとって基本的で「初等理科教育法」や「初等理科」に組み入れることができなかったことから選定しています。

<コースの実験・実習内容>

  1. 1.ふりこのきまり
  2. 2.もののおもさをくらべよう
  3. 3.野外の植物を観察しよう
  4. 4.魚の血管と血液の流れの観察
  5. 5.望遠鏡をもちいた天体観測
  6. 6.天気の変化を測ってみよう
  7. 7.ヨウ素でんぷん反応
  8. 8.手回し発電機と光電池
  9. 9.試薬の希釈と廃液処理(中和)の方法
  10. 10.理科室の使い方(附属小学校理科室にて)
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