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破壊的レシピ

TOPICS1

わが家の元旦は、母の「何個食べる?」から始まります。私は小さい頃は、今では絶対食べられない量のおもちを食べていました。
母は、家族の申告した数のおもちより5個ぐらい余分に入れる習慣があります。
最後の分のお椀にひとつ余分に入れておくのです。私たちはたいてい気が付かないで、そのまま食べてしまうのです。
時々、それに気がついて文句を言うと「残ったら困る」と脅迫され、結局食べるはめになります。

わが家のおもちは全部手作りです。年末には家族総出で朝からもちつきです。大量に作ります。
というわけで、おもちは早めに消費しなければ、すぐかびてしまいます。
おもちは当然、店頭で売っている普通のおもちより巨大です。

中学生の頃、授業で先生が「みんなは今年の元旦にはおもちを何個食べましたか?」と質問をし、「1個の人は手をあげて」と次々に手をあげさせました。
ところが・・・3個のところで、止まってしまいました。まさかそんな数で止まるとは思っていなかった私は、あせりました。
「4個以上の人は・・いませんよね」断定されると、まますます手をあげにくい。
私は世の中の女の子はあんまりおもちを食べないのか・・・と驚愕したのを覚えています。(ちなみに私は7個でした。1食で。)

香川県の雑煮はとても変わっています。あんもち白味噌雑煮です。
初めて見たときには、きょっとしましたが、これがけっこうおいしいのです。(本当です!ちゃんと料理学校の先生が作ってくれたのですから)
あんこと白味噌の調和が、上品な味なんですね。

材料は、白味噌・あんもち・大根・にんじん・・・かな?
くれぐれも、あんもちをぐつぐつ煮ないように!そのようにした場合は、私のように、「白味噌しるこ」という新メニューが生み出せます。

私の家の雑煮は、かきとこんぶといりこでだしをとって、まるもち・にんじん・ほうれん草・もがい・ごぼう・かき・・です。すましです。
川之江の方では、具を入れないで、巨大なまるもちが入っただけの雑煮もあるようです。

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