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Open Transport 2.5: DHCP に関する障害の原因と回避法
iBook:ケースを閉じるとスリープに入る動作を繰り返してスリープしない
Mac OS 9:ATM 3.8.3 が動作
Timbukutu Pro 5.0.1 は Mac OS 9 で動作
Mac OS 9: StuffIt 対応状況
Mac OS 9: Adaptec Toast Delux 4.0 英語版の対応状況
Mac OS 9: Speed Doubler 対応状況
Mac OS X Serverの起動デバイス選択機能には不具合
Mac OS 8.6:古い Tektoron MM が表示されない
Logitech ホイール USB マウスと USB PCI カード(継続)
[その他]
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● Open Transport 2.5: DHCP に関する障害の原因と回避法


本間氏よりいただいた.今回の iBook, iMac (Slot Loading) , Power Mac G4 の Open Transport 2.5.1 で起きる DHCP 取得に関わる障害( 10/21項目および 10/18 項目を参照されたい)について, Mac OS 9 の Open Transport 2.5.2 でも発生することを確認なさっているそうである.

原因は Open Transport 2.5.x の DHCP リース時間要求が大変長く調整されたことによる.そのため,要求を受け付けられない DHCP サーバーに対して Open Transport が異常なリトライを繰り返すことにある.

ダイアルアップルータで起きる場合は, DHCP のリリース時間を 30 万時間以上あるいは無制限などに設定することによって回避できるそうである.

YAMAHA から指示された時のデータは忘れてしまったのですが config のデータは
dhcp scope 1 192.168.0.100-192.168.0.150/24 gateway 192.168.0.1 maxexpire 300000:00


となっています.これを入力するには
dhcp scope 1 192.168.0.100-192.168.0.150/24 gateway 192.168.0.1 maxexpire 18000000
(設定範囲は 1 - 21474836)


単位は分ですので 30 万時間となり MN128-SOHO では設定不可能.幸いなことにYAMAHAには無制限という設定もあるので十分クリアすることができます.

実はこの逆のバグが以前の OpenTransport にありまして,無制限だと DHCP 取得できない場合がありますので複数で共有している場合は御注意ください.

ユーザやダイアルアップルータなど,環境が異なっている場合に障害が発生したりしなかったりする原因も説明がつく.ルータの種類によっては DHCP を Macintosh 側で手入力または BootP に変更する方法によってしか対応できない場合がある.

MN128 などこうした回避法が使えない場合の IP 固定は Macintosh 側の TCP/IP コントロールパネルの設定を以下のようにする.

"経由先" : Ethernet
"設定方法" :手入力
"IP アドレス":192.168.0.x (x は1以外の任意数で 255 までの数.複数台の場合は重複しないようにする)
"サブネットマスク" :255.255.255.0
"ルータアドレス":192.168.0.1
"ネームサーバアドレス" にはプロバイダの DNS サーバアドレスを入力する.

"設定方法" を "BootP サーバを参照" に設定する回避法を試す場合の設定法も上記に準ずる.

日経 Mac 編集部の,Vicomsoft 社「Internet Gateway」ソフトウェアルータの DHCP では問題が起きていないそうであるが,リース時間の設定は 1 時間になっているそうだ.このことからするとリース時間の設定のみで説明することも難しいかも知れない.

障害の発生する環境の Macintosh 側の Open Transport を新機種以外の Mac OS 8.6 の Open Transport 2.0.3 に入れ換える方法もあるが,これは本間氏もお書きになっているように,別の DHCP の問題がある. 99/6/1 項目 " Mac OS 8.6:原因不明の処理待ちによる中断(継続)" を参照されたい.また, DHCP での IP 固定に関して 99/6/1 項目に書かれていることも参照いただきたい.

追記訂正:
日経 Mac 星野氏からご連絡いただき,当初,リース時間無制限になっているのではないかと私が書いていた点について,1 時間の設定であるとお教え下さった.該当部分を訂正した.



● iBook:ケースを閉じるとスリープに入る動作を繰り返してスリープしない


iBook でケースを閉じてもスリープに入る動作を繰り返すばかりでスリープしない場合やスリープしない場合のあることが国内,米国で多数報告されている.これはキーボードがディスプレイあるいはディスプレイベゼルに接触している場合があるため,ディスプレイを閉じた状態でキーが押し込まれてスリープ動作が解除されることが原因.

つじ氏によれば,この問題はすでに米国の iBook ML (メーリングリスト)に報告があったもので,メモリを増設した場合に起きる可能性が高い.そのため,メモリを外すと正常に戻る.

回避法は AirPort Card につなぐケーブルの取り回しを見直し,特にコネクター部分がきちんと収まるようにすることである.つじ氏はこのようにして 4 件の事例に有効であることを確かめている.

それ以外の原因として,キーボード取り外しのラッチを押し込むと隣のファンクションキーが盛り上がるというのが原因でこの症状がでる場合がある.この場合は,盛り上がったファンクションキーを押し込むと直ったという.

キーの部分を圧迫して当たらないようにする方法は, AirPort Card につなぐケーブルがどこかにはさまっている場合に断線等の心配があるので注意されたい.

類似の障害として,ディスプレイを閉じただけではスリープから復帰しなくても,ハンドルを持ってぶら下げるとスリープから復帰する場合もあるようだ.また,起動ボタン近くを押すと起動してしまうとか,筐体を外から圧迫すると起動してしまうという障害が発生する場合も報告されている.現時点で Apple はまだこの障害の原因に気づいていないものと思われる.



● Mac OS 9:ATM 3.8.3 が動作


TERO 氏より, Mac OS 9 で ATM 3.8.3 が動作するとお教えいただいた. ATM 3.8.3 は Adobe Acrobat Reader 2.1 に入っていて入手可能だそうである.



● Timbukutu Pro 5.0.1 は Mac OS 9 で動作


TERO 氏より, 99/10/20 項目 " Mac OS 9:各社製品との互換" 中の Timbuktu Pro 4.8 に関して,英語版の現行バージョンは 5.0.1 であり, Mac OS 9 で確認された範囲で動作するとお教えいただいた.日本語版現行バージョンは 4.8.2 である.

追記:
Motoki 氏からおしらせいただいた. Mac OS 9 対応 5.2.1 が発表されている.



● Mac OS 9: StuffIt 対応状況


TERO 氏から, StuffIt と Mac OS 9 についてお教えいただいた. MacOS 9 対応の StuffIt Engine, StuffIt Engine PowerPlug, StuffIt Expander, DropStuff が Mac OS 9 インストール CD に付属している. StuffIt Deluxe については,正規ユーザーは Mac OS 9対応のベータ版を入手できる.

現行バージョンは問題があるということである.



● Mac OS 9: Adaptec Toast Delux 4.0 英語版の対応状況


TERO 氏による. Adaptec Toast Delux 4.0 英語版は Mac OS 9 に未対応であるが,近いうちに登場するであろう 4.0.1 英語版で対応するようになる.日本語版は,4.0.1 が発売になる予定.



● Mac OS 9: Speed Doubler 対応状況


Mac OS 9 では Speed Doubler は動作しない.また,Connectix は Mac OS 9 対応バージョンを出す予定はないと言われている.



● Mac OS X Serverの起動デバイス選択機能には不具合


田中 (俊)からいただいた. Mac OS X Server の System Disk は Mac OS と Mac OS X Server の切り替えは可能であるが,起動可能な Mac OS のボリュームが複数ある場合,System Disk の指定にかかわらず Mac OS 側の "起動ディスク" コントロールパネルで指定されたボリュームから起動してしまうそうである.

氏のページの 10/18 付け記事としてスクリーンショットとともに掲載されている. ご参照いただきたい.



● Mac OS 8.6:古い Tektoron MM が表示されない


TIL: 25027 : Mac OS 8.6: Text Using The Tektron MM Font Does Not Display

1995年3月1日 作成の Tektoron MM をイタリックにした場合, Mac OS 8.6 で表示されない問題が起きる.1996年4月16日より新しいバージョンにはこの問題は起きないので,障害がある場合はアップデートする.



● Logitech ホイール USB マウスと USB PCI カード(継続)


加藤氏から標記に関して動作が比較的良好であるという例をお知らせいただいている.

先に掲載されました,USB マウスの件について,当方で似た環境でありながら,(ほぼ)正常に動作しているので報告させていただきます.ホイールマウスは私にとっては非常に快適で,もう,これがない環境には戻れません.

私の環境は以下の通りです.

PowerMacG3/MT300(ベージュ)(MacOS8.5.1)
PCI 対応の USBカード:(株)エステムの UBH003
カードに付属のドライバは,Macally のApple からライセンスを受けた Ver.1.1でしたので,樽角氏のご使用のものと同じかも知れません.(ただし,現在このドライバは使用していません)
USBカードドライバ:US Apple から落としてきた Ver.1.2
PCI USB マウス:Logitech Model M-UB48
USB マウスドライバ:US Logicool から落としてきた Ver.1.0.1
機能拡張に, USB MouseWare Ver.1.0.1 が計7ヶ.コントロールパネルに,MouseWare Ver.1.3

その他の機能拡張としては,MS-Office 関係の他は,ATOK12, B'sCrew2.1, StuffIt Engine くらいで,後はほぼ純正です.

この環境で,ホイール USB マウスは,ほぼ問題無く動作しています.USB カードのドライバを 1.2 にする前は,多少不安定の感もありましたが,現段階ではほぼ問題ありません.再現性のある問題として,Acrobat Reader 4.0 でホイールを使用すると 100% 固まります.また,MS-Word 98J で文章が長くなると固まる確率が増えたような気がします(これは以前からある傾向でしたので,断言しかねますが). また,関係があるかも知れない情報として次のような話を聞きました(私は確認を取っていません).

Win 機において,通常 Logitech ブランドのマウスは Logitech のドライバで動くが,OEM のものに MS-mouse のドライバで動くものがある.見分け方としては,マウスの背中にあるブランドロゴのマークがカラーのものは Logitech 純正品,白黒のものは OEM 品.バルクでの購入や他機種の付属品からの移動で入手した場合は,問題があるかも知れない.



[その他]
頑張れ Apple
お世話になっている方のページである.周知して欲しいということなのでお知らせする.




(C) Akiyama Satoru



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