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[ 98/3/21]


● HFS + :日本語システムと英語システムの互換問題:起動できない

Mac OS 拡張フォーマット( HFS+ )については扱いが難しいところがある. 98/2/18 記事などで紹介してきている.

日本語版での Mac OS 8.1 アップデートによる日本語環境下で作成した HFS + ボリュームを英語版 Disk Tools PPC から起動した場合について問題点を指摘しているが,今回この逆の場合も問題があるのではないかと思われる事態を経験した.

98/2/18 記事の事態は日本語版 Mac OS 8.1 あるいは英語版 Mac OS 8.1 を日本語化した環境下で初期化した HFS + を英語版システムで起動した場合の問題であった.これに対して,英語版 Mac OS 8.1 下で作成した HFS + ボリュームに日本語システムをインストールして起動した場合, Finder 読み込み時に文字化けしたアラートが出て起動に失敗する.つまり,起動できない.前者の場合起動,マウントはできたのだが,今回の場合は起動することも不可能のように思える.十分注意願いたい.

問題が起きた場合,英語システムでの起動,他ボリュームからの日本語システムでの起動は可能であるし,その際ボリュームのマウント,使用はできるように見えるが,英語システムを日本語化したものや日本語システムではデータの消失などの可能性があるのではなかろうか.

追記:
田中(俊)氏から上記記事について検証した結果,これは「日本語版以外のシステムで起動している場合, HFS + フォーマットのディスクにファイル名を正しくコピーできない場合がある」ことが原因であるとお教えいただいた. US システム上で、日本語のシステムフォルダを HFS から HFS + へコピーしたため,システムフォルダ内のファイル/フォルダの中に、名称が不正になったものがあり,そのために起動できなくなったのではないかと推測される.氏のページでも取り上げられているのでご参照願いたい.

私は当初 HFS から英語版 HFS + に日本語システムをコピーして問題が生じたため,英語版 Mac OS 8.1 DiskTools で起動し,初期化した HFS + に OS 8 日本語版 CD-ROM から文字化け状態のままインストールし,そのまま 8.1 アップデータを別の HFS ハードディスクからコピーし, HFS + ボリューム内で文字化けのままアップデートした.これでも同じ問題が発生したので,上記記事とした.これらのいずれかの過程で日本語のファイル,フォルダに異常が発生したのだろう.単にコピー時に発生する問題にとどまらない可能性もある.

いずれにしても,英語版と日本語版の OS 8.1 が混在する環境では問題が発生する.全く頭が痛い.

追記 2:
これらの問題は全て Disk Tools PPC とそこに含まれている Text Encoding Converter 1.3 DT が Japanese リソースを含んでいないことが原因であることが分かった. 98/6/28 記事「プライマリスクリプト問題: Text Encoding Converter 1.3 DT の限定機能」で問題が明快に解決された.



●機能拡張マネージャでのトラブルシューティング

コンフリクトを特定する際の機能拡張マネージャの使い方が Apple Support に書かれていた.以下は,それをヒントに私が書き直したものである.

1.「 Mac OS 基本」で確かめて問題が起きるかどうか確認する.

2.「 Mac OS すべて」で確かめ,問題が起きなければ,そのセットを複製して新しい機能拡張をある程度加えて試す.(特に怪しいもののグループを加える)

2.それでも問題が再現されない場合,上記セットを複製し,さらにある程度の数の機能拡張を追加して試す.(見当が付かない場合,残りの機能拡張の半分を加える.)

3.上記の繰り返しの中で問題が再現された場合,その前に問題が確認できなかったセットに新たに加えられた機能拡張類の中に怪しいものがある.このセットを複製し,怪しいもののグループの半分を外して試す.

4.3 の繰り返しで原因と思われる機能拡張類が特定されるが,コンフリクト等では大概は一方の相手がいることがほとんどなので,次に「 Mac OS 基本」の複製セットを作成し,問題となった機能拡張を加え, 1 からの手順を繰り返し,他方を特定する.

私は,機能拡張マネージャでいちいちチェックを入れていくのはどうも時間がかかるのと,機能拡張マネージャに現れない機能拡張類が存在することが理由で,手動で行っている.手動の場合は機能拡張類についてある程度それらの機能を理解していないと Macintosh が起動しなくなる場合があるので注意されたい.


●セレクタでネットワーク上のプリンタを認識しない

Mac OS 8.1 では G3 マシンに LocalTalkPCI と呼ばれる新しい機能拡張, PowerPC 用の LocalTalk ドライバがインストールされる.これは LocalTalk を使用する際のパフォーマンスを向上させるが,これを使用すると LocalTalk ネットワーク上で標記の問題が起きることがある. Mac OS 8.1 の Readme (「 Mac OS 8.1 アップデートについて」)に書いてある.


● Mac OS 8/8.1 : Type 41エラー

Apple Support によれば, Mac OS 8 または 8.1 (特に 8.0 )でアプリケーション使用中に Type 41 エラーが発生しクラッシュする. Finder を取り替えることで修復できるが,また起きる.

追記:
この問題は 2/27 記事で取り上げる.


● PowerBook : PlainTalk Speech Recognition の互換性

PowerBook: Which Models Support PlainTalk?

PlainTalk Speech Recognition は PowerBook 5300, 3400, 2300, G3 シリーズで使用可能である. Duo 2300 本体で使用できるが,Dock では 16 ビット音声をサポートしていないので使えない.

追記:
当初の記述に混乱があって,同一機種について使えると一方で書いて他方で使えないと書いたりしていた.林氏にご注意いただいた.訂正してお詫びする.


● Office 98 の問題

MacFixIt 3/20 は Microsoft Office 98 for Macintosh のいくつかの問題を報告している. Microsoft の Support Online で "Office 98 for Macintosh" で検索した結果興味ある記事として次の二つをあげている.

1) 機能拡張類が壊れている場合,壊れているとおぼしき機能拡張類を削除して first run installation process を行うことにより,なくなった機能拡張類が回復する.

2) クリッピングファイルがドラッグによって取り込めず,「メモリ不足」のメッセージが出る. Mac OS 8 ( 8.1でも? ) で発生する.

このほか,
RAM Doubler とのコンフリクト
Word 98 でセレクタから FaxSTF が使えない
インターネット設定が勝手に書き換えられている
ということが紹介されている.

また, 16 日には G3 マシンで Word Wizard から終了を選ぶとクラッシュする問題と, Word 98 と Adobe Type Reunion のコンフリクトが紹介されている.

追記:


TIL: 24438 Microsoft Word 6.0.1 For Macintosh: Printing Envelopes ( Word 6.0.1 での封筒へのプリント)


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