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● Power Mac G4:起動時にビープ音が一回する
● Power Mac G4:起動時にビープ音が二回する

● Power Mac G4:起動時にビープ音が三回する
● Power Mac G4:起動時にビープ音が四または五回する
● Power Mac G4:ファンが回転せず起動しない
● Power Mac G4:スクリーンが明るくならず起動音がしないが,LED は点灯する
● Power Mac G4:スクリーンが明るくならず起動音がしないが,LED は点灯する:95039 と類似 TIL
● Power Mac G4:スクリーンに何も出ない
● Power Mac G4:スクリーンに何も出ない:95043 と類似 TIL
● Power Mac G4:スクリーンは明るくなるが何も映らない
● Power Mac G4:AGP Graphics と Gigbit の母板および見分け方
● Power Mac G4 (AGP Graphics):ブロック図
● Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet):PMU リセット法
● Power Mac G4 (PCI Graphics): CUDA チップのリセット
● Power Mac G4 (PCI Graphics):母板のリセット

● Power Mac G4:クリック音,高音,コツンという音,擦過音
● Power Mac G4:すぐシステム終了してしまう
● Power Mac G4 (AGP Graphics):システムが応答しなくなるまたはハング
● Power Mac G4:断続的にシステム終了してしまう
● Power Mac G4:システムフリーズ
● Power Mac G4:画像の歪み
● Power Mac G4 (AGP Graphics):VGA- Macintosh 変換アダブタ


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[ 00/12/9]



Apple Tech Info Library に主に Power Mac G4 などのサービスマニュアルの一部内容を転載していると思われる文書が公開されている.内容を簡単に紹介したい.

紹介した一連の TIL には次のような記載がある.

Apple 認定サービスプロバイダ向けの修理手順であるが,教育的目的で一般公衆に公開する.現時点で顧客が在宅部品交換システムで行える作業は限定されている.認定サービスプロバイダでない場合, Apple か地方の認定サービスプロバイダに修理予定の連絡を取ること.

これらの文書はユーザが知識を得ることを目的とされたものである.しかし,在宅部品交換システムとの関わりに触れられていることからは, Apple の修理体制が集中化されていく傾向にあることとなんらかの関わりがあるかもしれないと思わせる.



● Power Mac G4:起動時にビープ音が一回する


TIL: 95050 : Power Mac G4: Computer Beeps Once At Startup

サービスプロバイダ向け修理手順.起動時にビープ音が一回するのは RAM が装着されていないか見つからないことを意味する.

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4, Mac OS Server が動作する Macintosh Server G4

対処手順:(以下を順番に試していく)

1.SDRAM リセット.

2.SDRAM が装着されていない場合,動作が確認されいている PC-100 SDRAM DIMM を最初の (top) スロットに装着する.

3.DRAM が装着されている場合,動作が確認されている PC-100 SDRAM DIMM にひとつずつ最初のスロットから入れ換えてみる.

4.プロセッサモジュールを装着し直す.

5.プロセッサモジュールを交換する.

6.母板交換



● Power Mac G4:起動時にビープ音が二回する


TIL: 95051 : Power Mac G4: Computer Beeps Twice

サービスプロバイダ向け修理手順.以下の機種で起動時にビープ音が二回するのは非互換の RAM が装着されている可能性がある.

対象機種:
Power Mac G4, Macintosh Server G4, Mac OS Server が動作する Macintosh Server G4

対処手順:(以下を順番に試していく)

1. PC-100 SDRAM DIMM のみが装着されているか, EDO メモリではないことを確認する.

2.動作が確認されいている PC-100 SDRAM DIMM を既存の SDRAM に一回にひとつずつ交換する.

3.プロセッサモジュールを装着し直す.

4.プロセッサモジュールを交換する.

5.母板交換



● Power Mac G4:起動時にビープ音が三回する


TIL: 95052 : Power Mac G4: Computer Beeps Three Times

サービスプロバイダ向け修理手順.以下の機種で起動時にビープ音が三回するのは RAM バンクがメモリテストを通過しないことを意味する.

対象機種:
Power Mac G4, Macintosh Server G4, Mac OS Server が動作する Macintosh Server G4

対処手順:(以下を順番に試していく)

1.動作が確認されいている PC-100 SDRAM DIMM を既存の SDRAM に一回にひとつずつ交換する.

2.プロセッサモジュールを装着し直す.

3.プロセッサモジュールを交換する.

4.母板交換



● Power Mac G4:起動時にビープ音が四または五回する


TIL: 95053 : Power Mac G4: Computer Beeps Four or Five Times

サービスプロバイダ向け修理手順.以下の機種で起動時にビープ音が三回ないし四回するのは ROM 不良,修復不良を意味する.

対象機種:
Power Mac G4, Macintosh Server G4, Mac OS Server が動作する Macintosh Server G4

対処手順:(以下を順番に試していく)

1. RAM,PCI カード,ハードディスク,外部 USB 機器, FireWire 機器を含む全ての社外製ハードウェアをコンピュータから外す.ひとつずつ再装着しながら起動してみる.

2.母板交換



● Power Mac G4:ファンが回転せず起動しない


TIL: 95038 : Power Mac G4: System Does Not Power On, No Fan Movement

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.電源部を露出したまま動作させる手順が含まれるからであろう.知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1. Power Macintosh G4 (PCI Graphics) の場合:母板の LED DS7 と DS8 を検査する.動作中のユニットでは複数の LED は互いに同期するようになっていて,同時に点灯するか,両方とも消灯する.一方の LED だけが点灯し他方が消灯しているような場合,問題がある.

2.コンセントが適正か確認する.問題のないことの確認されている電源ケーブルで試す.

3.電源ユニットの後部の電圧設定スイッチが正しい電圧に設定されているか確認する.

4.電源ユニットコネクタの細流電圧を検査する.以下を参照する.(秋山注:本項目作成時点で下記 TIL は存在していない)
Power Mac G3 (Blue and White) and Power Mac G4 (AGP Graphics/PCI Graphics):TIL: 58561: Power Macintosh G3 (Blue and White) and Power Mac G4: Power Supply Voltage Test
Power Mac G4 (Gigabit Ethernet):TIL: 95064 : Power Mac G4 (Gigabit Ethernet): Power Supply Voltage Test"


5.キーボードを外し,コンピュータの前面ボタンを押す.もし,起動した場合, USB キーボードを交換する.起動しない場合は次の手順.

6. Power Mac G4 (PCI Graphics):CUDA チップをリセットする.下記参照
TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chip

7.母板のリセット
Power Mac G4 (AGP Graphics):下記参照
TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board
Power Mac G4 (PCI Graphics):下記参照
TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board
本手順でも障害が解消されない場合は次の手順.

8.母板交換



● Power Mac G4:スクリーンが明るくならず起動音がしないが,LED は点灯する


TIL: 95039 : Power Mac G4: Screen Is Black, Not Boot Tone, LED is Lit

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.実際に危険な手順があるように秋山には思えなかったが,知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

症状:

スクリーンが明るくならない,起動音がしない,ドライブが作動しない.しかし,ファンは回転し, LED は点灯する.

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1. Power Mac G4 (PCI Graphics) の場合, J25 にあるジャンパーブロックがプロセッサタイプとして適切な色 (color 外見?) であるか,必要なメタルチップがあるか,正しい方向に装着されているか確認する確認する.サービスマニュアルの分解図の "Processor Module" を参照すること.

2.映像回路/カードの接続とコネクタピンを検査する.

3. Power Mac G4 (PCI Graphics)の場合,CUDA チップをリセットする.TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chipを参照すること.

4.母板をリセットする.以下を参照すること.
Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet) :TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board Power Mac G4 (PCI Graphics) :TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board

5.ビデオカードを装着し直す.

6.SDRAM DIMM を装着し直す.

7.プロセッサモジュールを装着し直す.

8.全ての SDRAM DIMM を外し,一回に一枚ずつ交換しながら試験する. (不良 DIMM が発見されたら:注秋山) 不良 DIMM を交換する.

9.全てのビデオカードを交換する.

10.プロセッサモジュールの交換.

11.母板の交換.

12.電源ユニットの交換.



● Power Mac G4:スクリーンが明るくならず起動音がしないが,LED は点灯する:95039 と類似 TIL


TIL: 95054 : Power Mac G4: Screen is Black, No Startup Tone, Drive Does Not Operate


本文書はTIL: 95039 : Power Mac G4: Screen Is Black, Not Boot Tone, LED is Litとほとんど同じと言ってよい.相違点は対象機種に Mac OS Server で動作する Macintosh Server が追加されている点と,高圧注意の警告がない点である.すでに 95043 は紹介済みであるので本 TIL の内容は省略する.



● Power Mac G4:スクリーンに何も出ない


TIL: 95043 : Power Mac G4: No Video
サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.実際に危険な手順があるように秋山には思えなかったが,知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)



起動音があり,ドライブは作動し,ファンも回転し, LED 点灯する.しかし,スクリーンに何も映らない症状での修理手順.

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

作業手順:

1.全てのビデオケーブル/カードの接続とコネクタピンを確認する.

2.全ての社外製装置を取り外す.

3.ビデオカードを装着し直す.

4. Power Mac G4 (PCI Graphics) の場合, J25 にあるジャンパーブロックがプロセッサタイプとして適切な色 (color 外見?) であるか,必要なメタルチップがあるか,正しい方向に装着されているか確認する確認する.サービスマニュアルの分解図の "Processor Module" を参照すること.

5. PRAM クリア.

6.SDRAM DIMM を装着し直す.DIMM が PC-100 DIMM であることを確認する.

7.全ての SDRAM DIMM を外し,一回に一枚ずつ交換しながら試験する. (不良 DIMM が発見されたら:注秋山) 不良 DIMM を交換する.

8. Power Mac G4 (PCI Graphics)の場合,CUDA チップをリセットする.TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chipを参照すること.

9.母板をリセットする.以下を参照すること.
Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet) :TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board Power Mac G4 (PCI Graphics) :TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board

10.正常であることが確認されているモニタで試験する.必要ならモニタを交換する.

11.ビデオカードの交換.

12.プロセッサモジュールの交換.

13.母板の交換.



● Power Mac G4:スクリーンに何も出ない:95043 と類似 TIL


TIL: 95055 : Power Mac G4: Screen is Black, Startup Tone Present, Drive Operates


本文書はTIL: 95043 : Power Mac G4: No Videoとほとんど同じと言ってよい.相違点は対象機種に Mac OS Server で動作する Macintosh Server が追加されている点と,高圧注意の警告がない点である.すでに 95043 は紹介済みであるので本 TIL の内容は省略する.



● Power Mac G4:スクリーンは明るくなるが何も映らない


TIL: 95056 : Power Mac G4: Screen Lights Up but Nothing is Displayed on the Screen

サービスプロバイダ向け修理手順.起動音がしてスクリーンが明るくなるが,何も映らない場合の修理手順.

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4, Mac OS Server が動作する Macintosh Server G4

作業手順:

1.ビデオケーブル/カードの接続を確認する.

2.CUDA チップをリセットする.TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chipを参照すること.

3.母板をリセットする.以下を参照すること.
Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet) :TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board Power Mac G4 (PCI Graphics) :TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board

4.全ての PCI カードと SDRAM を装着し直す.

5.プロセッサモジュールを装着し直す.

6.正常であることが確認されているモニタで試験する.必要ならモニタを交換する.

7.プロセッサモジュールの交換.

8.母板の交換.



● Power Mac G4:AGP Graphics と Gigbit の母板および見分け方


TIL: 95035 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Logic Board Diagram

サービスプロバイダ向け文書. Power Mac G4 (AGP Graphics) と Power Mac G4 (Gigabit Ethernet) の母板を図示している.AGP Graphics と Gigbit は FireWire 外部ポートそばの (Ethernet ポートと反対側にある) 内部 FireWire ポートの有無で見分ける. Gigbit にはない.

なお,次項目の PMU ボタンも図示されている.



● Power Mac G4 (AGP Graphics):ブロック図


TIL: 95061 : Power Mac G4 (AGP Graphics): Block Diagram

サービスプロバイダ向け文書. Power Mac G4 (AGP Graphics) の主母板のブロック図.主な IC と接続されるバスを示す.



● Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet):PMU リセット法


TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board

サービスプロバイダ向け文書.

PMU (Power Management Unit) はコンピュータの電源機能を管理するマイクロコントローラチップである. PMU はコンピュータの中のコンピュータである.メモリ,ソフトウェア,ファームウェア,入出力,水晶発振子,CPU を持ち,以下の機能を司る.

・コンピュータに起動,終了,スリープ,スリープ解除,待機などを告げる
・多数の命令からのシステムリセットの管理
・ PRAM の維持
・現在の時刻管理

「重要」:

母板を取り扱うとき非常に注意すること.母板を取り扱う場合には PMU に影響がないように,バッテリを取り外す. PMU は非常に敏感なため,母板の回路に触れるだけで PMU が応答しなくなることがある. PMU が応答しなくなると, PMU がリセットされない限りバッテリ寿命は 5 年から 2 日になる. PMU チップはバッテリの近くにある.

多くのシステムトラブルは PMU リセットによって解決される.起動できないコンピュータがある場合はモジュールを交換する前にいつも以下に従うこと.

「PMU リセット手順」

1.電源ケーブルを外し,バッテリホルダ (BT1) のバッテリを検査する.バッテリは 3.3V から 3.7V なければならない.バッテリ不良の場合はバッテリを交換し, 10 秒待ち,次の手順に従って PMU をリセットする.バッテリが正常なら次の手順.

2. PMU リセットスイッチ (S1) を一度押す.二度押してはいけない.二度押すと PMU が応答しなくなる.

3.電源投入するため電源ケーブルを接続するまで 10 秒待つ.コンピュータが起動できたら次段階に進む.もし起動できない場合,コンピュータ以外に問題がある.

3.MacTest Pro を動作させ,顧客にコンピュータを返却する.

注意:この手順全体はコンピュータの PRAM をクリアする.コンピュータの日付けと時間,他のシステムパラメータを,顧客に返却する前に再設定すること.



● Power Mac G4 (PCI Graphics): CUDA チップのリセット


TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chip

サービスプロバイダ向け文書.

CUDA は Power Mac G4 (PCI Graphics) の母板上にあるマイクロコントローラチップである.起動できない Power Mac G4 (PCI Graphics) がある場合はモジュールを交換する前にいつも以下に従うこと.

多くのシステムトラブルは CUDA リセットによって解決される.CUDA チップの機能は以下.

・システムの電源のオンオフ
・多数の命令からのシステムリセットの管理
・ PRAM の維持
・現在の時刻管理

「リセット手順」

バッテリ右側のリセットボタンを押す.それでも起動障害が残る場合はPower Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Boardを参照すること.

参照:
99/8/24 項目 "CUDA チップとリセットボタン"




● Power Mac G4 (PCI Graphics):母板のリセット


TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board

サービスプロバイダ向け文書.

起動できない Power Mac G4 (PCI Graphics) がある場合はモジュールを交換する前にいつも以下に従うこと.

「手順」

1.コンピュータの電源を落とす.

2.ユニットの前面の起動ボタンを押す

3.サイドアクセスパネルを開ける

4.母板からバッテリを外す

5.少なくとも 10 分待ってバッテリを戻す

6.電極の +- が正しくセットされているか確認する

7.コンピュータを再アッセンブルし,ユニットをテストする

注意:この手順はコンピュータの PRAM をクリアする.コンピュータの日付けと時間,他のシステムパラメータを確実に点検すること.



● Power Mac G4:クリック音,高音,コツンという音,擦過音


TIL: 95044 : Power Mac G4: Clicking, Chirping, Thumping, or Rubbing Noise

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.実際に危険な手順があるように秋山には思えなかったが,知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

clicking, chirping, thumping, rubbing といった雑音がする場合の作業手順.(クリック音,高音,コツンという音,擦過音としたが,適切な日本語かどうか全く判らない)

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1.全ての PCI カードを取り外してユニットを試験する.カード取り外し後に問題が起きない場合,カードを一回に一枚ずつ 戻しながら問題のあるカードを特定する.問題のあるカードは交換する.

2.ドライブからメディアを取り外しノイズが去るか確かめる.ノイズが出なくなる場合,メディアを交換する.

3.ファンにケーブルが引っかかっていないか確かめる.

4.ファンを外して検査し,ノイズが去ればファンを交換する.

5. CD-ROM/Zip ドライブキャリヤを装着し直す.

6.全てのドライブの電源ケーブルを外し,一回に一台ずつ接続してみて検査する.問題のあるドライブを交換する.

7.電源ユニットの交換.

8.ビデオカードの交換.

9.母板の交換.

10.プロセッサモジュールの交換.



● Power Mac G4:すぐシステム終了してしまう


TIL: 95045 : Power Mac G4: System Shuts Down Immediately

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.実際に危険な手順があるように秋山には思えなかったが,知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1.コンセントが適正か確認する.問題のないことの確認されている電源ケーブルで試す.

2.電源ユニットの後部の電圧設定スイッチが正しい電圧に設定されているか確認する.

3. Power Mac G4 (PCI Graphics):CUDA チップをリセットする.下記参照
TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chip

4.母板のリセット
Power Mac G4 (AGP Graphics):下記参照
TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board
Power Mac G4 (PCI Graphics):下記参照
TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board

5.電源ユニットの交換.



● Power Mac G4 (AGP Graphics):システムが応答しなくなるまたはハング


TIL: 95046 : Power Mac G4 (AGP Graphics): System Stops Responding or Hangs

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.実際に危険な手順があるように秋山には思えなかったが,知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1.システムソフトウェアが Mac OS 8.6 またはそれ以降であることを確認する.

2.特定のアプリケーションでシステムが応答しないかハングする場合,アプリケーションを入れ換える.

3.コンピュータ付属レストア CD-ROM からのシステムソフトウェアのクリーンインストール.

4.ソフトウェアが Power Macintosh の本モデルに互換か開発元に確かめる.

5.システム機能拡張またはコントロールパネルの問題でないか確かめるために機能拡張をオフにして起動する.

6. Disk First Aid での検査.

7.不良メモリを試験する. MacTest Pro をループモードで一晩中走査させる.もし,MacTest Pro が不良メモリや他のハードウェア異常を発見した場合,疑わしいハードウェアを動作確認のとれているハードウェアに交換する.

8. PRAM クリアする.

9.すべての SDRAM DIMM を取り外し,一回に一枚ずつ交換しながら試験する.不良 DIMM は取り外す.

10.母板のリセット.下記参照
TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board

11.母板の交換.

12.プロセッサモジュールの交換.

(本 TIL のタイトルは Power Mac G4 (AGP Graphics) であるのに対して,内容の対象機種は Power Mac G4 となっていることに注意.手順 10 の参照 TIL は原文ではタイトル名に誤りがあり, Power Mac G4 (PCI Graphics) 対象となっているが,リンクされた実際の TIL はPower Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet)を対象としている)



● Power Mac G4:断続的にシステム終了してしまう


TIL: 95047 : Power Mac G4: System Shuts Down Intermittently

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1.ファンのケーブルの接続とファンが回転するか確認する.

2.通気口が空いているか確認する.コンピュータをアクセスパネルを開けたまま操作しないこと.ヒートシンクが加熱する.

3.電源ケーブルがしっかり接続されているか確認する.

4.電源が適正電圧で通電しているか確認する.

5.電源ケーブルを交換してみる.

6.バッテリを検査する.

7. Power Mac G4 (PCI Graphics):CUDA チップをリセットする.下記参照
TIL: 95065 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Cuda Chip

8.母板のリセット
Power Mac G4 (AGP Graphics):下記参照
TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board
Power Mac G4 (PCI Graphics):下記参照
TIL: 95066 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Resetting the Logic Board

9.電源ユニットの交換.

10.母板の交換.

11.プロセッサモジュールの交換.



● Power Mac G4:システムフリーズ


TIL: 95049 : Power Mac G4: System Freezes

サービスプロバイダ向け修理手順.通常の捜査中にシステムフリーズが発生する場合の修理手順.

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

作業手順:

1. shift キー押し下げ起動する. "機能拡張マネージャ" で一度に一つずつシステム機能拡張とコントロールパネルを追加するたびに起動して,問題を特定する.

2.コンピュータ付属のリストア CD からクリーンインストールする.

3.母板のリセット.下記参照
TIL: 95037 : Power Mac G4 (AGP Graphics/Gigabit Ethernet): Resetting the PMU on the Logic Board

4. RAM,PCI カード,ハードディスク,外部 USB 機器, FireWire 機器を含む全ての社外製ハードウェアをコンピュータから外す.ひとつずつ再装着しながら起動してみる.

5.MacTest Pro をループモードで走査させ, Apple のハードウェアを検査する.

6.母板の交換.

7.プロセッサモジュールの交換.



● Power Mac G4:画像の歪み


TIL: 95057 : Power Mac G4: Distorted Video

サービスプロバイダ向け修理手順.

サービスプロバイダ向け修理手順.(秋山注:本手順は必要な知識に欠ける一般ユーザには生死に関わる危険な手順を含むと警告されている.実際に危険な手順があるように秋山には思えなかったが,知識として読むだけにし,実際に実行しないようにお願いしたい)

対象機種:

Power Mac G4, Macintosh Server G4

対処手順:(危険)

「危険!」以下の手順は高電圧の危険があり,死あるいは深刻な傷害に至る可能性がある.「Apple 認定技術者でなければ行ってはならない」

1. Apple 製モニタを使用している場合,オンライン上で見つけることができるか MacTest Pro CD にある "Display Adjustment Utility" を用いて調整する.

2.社外製モニタを使用している場合,動作確認のとれているモニタを試してみる.

3.ビデオケーブルを検査し,差し込み直す.

4.ビデオアダブタが使われている場合,ビデオアダブタを検査する.以下を参照すること.
TIL: 95058 : Power Mac G4 (AGP Graphics): VGA-to-Macintosh Adapter

5. "Display Adjustment Utility" を用いてスクリーン・ジオメトリーを調整する.

6. "Display Adjustment Utility" を用いてカットオフ,ホワイトバランスを調整する.

7.所有者のモニタのマニュアルを参照し,追加情報を得る.



● Power Mac G4 (AGP Graphics):VGA- Macintosh 変換アダブタ


TIL: 95058 : Power Mac G4 (AGP Graphics): VGA-to-Macintosh Adapters

本 TIL は一連のサービスマニュアルの内容を用いた TIL (前回更新時,および本日更新分項目で紹介されているもの) と異なり,通常の TIL の形式となっているが,TIL: 95057 : Power Mac G4: Distorted Videoに関連している.

Power Mac G4 で,画像が歪む場合の対処法がいくつか記されている.

1. VGA モニタで「画像が来ない」「モニタが暗いまま」の状況を避けるには,VGA- Macintosh 変換アダブタを 2 個接続しないこと. 2. VGA モニタを接続する必要がある場合次のうちのいずれかの方法で接続する.

VGA モニタ:双方が VGA コネクタの VGA ケーブル: Power Mac G4 のビデオカード

VGA モニタ:一方が VGA コネクタで他方が Macintosh コネクタの混合ケーブル:Power Mac G4 のビデオカード



(C) Akiyama Satoru



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