Designer's Farm. Macintosh Troubles : Archives '97 1-3. Top Banner

Point

Archives
97年 1月-3月


Point
Triangle Macintosh News 全文検索
Triangle さらに古い項目
Triangle 次に新しい項目
Triangle トラブルニュースデータベース
Triangle Macintosh トラブルニュース
Triangle Macintosh News
Triangle Tips & FAQs
Triangle HomePage
Point
Triangle 項目へのリンクの張り方
Macintoshは米国アップルコンピュータ社の商標です
Triangle E-mail:香川大学 Design室
Point

Triangle トラブルニュースデータベース Triangle Macintosh トラブルニュース Triangle Macintosh News Triangle Tips & FAQs Triangle HomePage


Point
項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キー により検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.

Point





[ 97/3/30]


●9500のインターリーブによるフリーズ

MacFixIt は3/28記事でMacCPUからの話として,180MHz以上のクロック周波数で動作する PowerMacintosh 9500 には問題が起きる場合があるとしている.ドーターボードが Apple のものでもサードパーティ製のものでも180MHz以上でメモリが全てインターリーブされていると,起動時のメモリチェック時にフリーズし,もう一度以上再起動しなければならなくなるか,全く起動できない.メモリをインターリーブしなければ避けられる.180MHz以上の CPU の場合にインターリーブのタイミングに関し問題があるためとしている.

起動時のメモリチェックは起動してハピーマックが表示される前のグレーの画面の状態時に行われている.


●クローン機での SoftWindows の Ether問題

MacInTouch 3/26投稿に SoftWindows がいくつかの Macintosh クローンでサードパーティ製 Ether カードを使用した場合をサポートしていないという投稿情報を載せている.


[その他]

Version Master - Tracking Mac Software
ソフトウェアの最新バージョンを知ることができる.実際使ってみたが,かなりのものだ.

Version Trackerハードウェアのページを追加している.



[ 97/3/28]


●HDT2.0.6と Quantum Fireball TM2100S との非互換

MacFixIt 3/26記事は投稿?として,この問題を伝えている. HDT2.0.6 だと2,3分後に停止してしまうという.このハードディスクは7300/200に使用されているが FWB の技術サポートによると HDT でサポートされているリストには入っていないのでそういうことも考えられるとのこと.FWB によれば,アップデートされるだろうということだが,いつ頃になるかは明らかではない.

日本で発売されている7300,7600の内蔵ハードディスクは Fireball TM2100S ,つまりこの製品である. HDT は修正版が出るまでは使用を控えた方がよいだろう. Drive Setup を使用することで正常に動作する.なお, Fireball との問題は3/1本項目でも触れているが,一部解消されていなかったことになる.

追記:HDT Device Dataで対処した.


●QuickTake 200の付属 CD-ROM の問題

Information Alley 3/24記事によると, QuickTake 200に付属する CD-ROM 所収の Adobe PhotoDeluxeと Adobe PageMill 2.0に関して問題が起きることがある.

Adobe PhotoDeluxeシリアル番号が間違っているものがある.
CD-ROM ジャケットに記された HEWxxxxxxxxxxx-xxxとあるのは HFWxxxxxxxxxxx-xxxの誤り.
Adobe PhotoDeluxeと Adobe PageMill 2.0がインストールできない場合
CD-ROM のルート(第1階層)にあるインストーラをダブルクリックしてもビープ音がして起動しない.それぞれのフォルダの中のさらに同名のフォルダを開いて, Install-Disk 1 フォルダを開き,そこのインストーラのアイコンから起動することで回避される.
現在出荷されているものはこのような問題はない.


●HyperScanおよび Ofoto と仮想記憶の問題

同じく Information Alley 3/24記事によると,Color OneScannerに付属するドライバ( Dispatcher software version 2.0以降, HyperScan , Ofoto 2.0.1 以降)は仮想記憶を使用すると,プレスキャンするやいなや Type1エラーが起きてクラッシュしてしまう.

Apple は Dispatcher-Ofoto Drvr 4.2を出しているのでこれを使用することで仮想記憶を使用していても問題なく動作する.


●アップルメニューオプションと Microsoft Office の問題

MacInTouch 3/26は何人かの読者がこれらに問題があると報告しているとしている.


●Appleサポートの変更

これまで継続してこの問題を伝えていた MacFixIt は3/26記事で Apple サポートの変更がほぼ確定したとして Apple のメモを公開している.それは3/14本項目で伝えた内容と大枠では同じものであった.また,MacWEEK-Jに要約して書かれていることと同じである.

'96年4月1日以降にApple製品を購入したユーザーは,97年5月15日から購入後90日まではフリーダイヤルだが,それ以降は有料となるというもの.

これらはあくまでも米国の話である.日本でアップルがどうするかは不明.(3/14本項目で書いたように従来からアップルでは電話サポートの有料化を考えていた)


ATI Xclaim VR 2.0.1(1600k)

MacWEEKなどで報じられたアップデートはユーザに CD-ROM で送付するというものだったが,これは, ATI Technology FTPからのドライバそのもの.

7200でのサウンド再生の問題と, ATM を使用すると-108エラーが出てハングする問題, XCLAIM GA が同時に使用された場合,モニタで透明な画像が表示される問題を改善した.


●ATI Xclaim VR と 9600 Graphics Accelerator

MacFixIt 3/23記事は投稿として ATI は Xclaim VR と 9600 Graphics Accelerator のコンフリクトを認めているという.症状はクラッシュするというもの. MacFixIt によるとこれは9500と Graphics Accelerator 1.0.5 の問題に類似している.


●PowerBook1400用機能拡張

PowerBook VM Tuner
メモリ要求の高いアプリケーション使用時のPowerBook1400を安定させる.

ATA Flash Extension
初期化されデータの入ったフラッシュカードを挿入しても誤って初期化するように表示する PowerBook1400の ATA ドライバの問題を修正する.


●Disk First Aid で起きるハードディスクの問題?

デザイン室で問題が起きている.漢字 Talk7.5.5,(最近, Drive7 v4.1.9 にアップデートし, Open Transport 1.1.2 をインストール)で Disk First Aid 7.2.2 を使用すると"内部エラー"や"データが存在しない"などのエラーが出ることがある.(出ないこともある) 最近起きるようになったもので以前には問題はなかった.また, Norton では問題は報告されない.さらに,同じディスクに対して異なるシステムから起動したら問題は報告されないなど原因が分からない.デザイン室ではハードディスクを再イニシャライズすることで問題が出なくなった.


[その他]
今日の項目を作成しているときに気がついたのだが, ftp7.info.apple.com ftp8.info.apple.comができている.




[ 97/3/27]


トラブルニュースデータベースの所収の仕方を変えた.これまで最近の項目と過去の項目としていたが,トラブルニュースデータベースから約半年から3ヶ月単位で収録していくこととした.これまでトラブルニュースデータベースにリンクしても最近の項目は移動することから長くリンクを保てないためにご迷惑をおかけしていた.データベースを志向していることからは問題があった構成であったがやっと解消できた.
トラブルニュースデータベース個々へのリンクの方法は 項目へのリンクの張り方を参照されたい



[ 97/3/26]


●HD SC Setup(7.1.2まで)Mac OS 7.6インストール後の?点滅とデータ消失(継続)

MacInTouch 3/25は3/14追加記事で触れたデータ消失に関し,ディスクにサードパーティ製ドライバを使用することでデータを回復できると読者から報告されているとしている.回復されたディスクはデータを他のディスクにバックアップした後,イニシャライズし直す.

ここで述べられた方法は3/20項目で紹介した MacFixItに寄せられた回復法と同様であるが, MacInTouch は Silverlining も可能としている.


●Ethernet ドライバの問題(継続)

MacInTouch は3/25記事でこの問題(本項目3/22参照)について機能拡張の整理を試みている.(実はこれまで混乱があった)
問題のドライバは Ether ポートが組み込まれた PCI-Mac に見られる "Ethernet (Built-in)" 機能拡張で, System 7.5.3では1.0.3, MacOS 7.6では1.0.4のバージョンである.

MacInTouch が3/21に転載した文書は1.0.3についてで, MacFixIt が3/19記事で WebSTAR メーリングリストにおいて StarNine が使用しないようにと指摘したものは1.0.4である.( MacInTouch 3/21記事は本項目3/22に紹介しているが, MacFixItの記事は後に訂正が入っているのでここでは紹介していない)
問題は, MacOS 7.6.1の1.0.5で解決されるとしている.


●クラリスワークス4.0での Type11エラー(再掲)

何人かの方から MacOS 7.6 あるいは漢字 Talk 7.5.5でクラリスワークス4.0に Type11エラーが出る問題を報告いただいている.この問題は48MB以上の RAM を搭載している場合に起きるもので,クラリスワークス4.0のバグである. MacOS 7.6 の問題ではない.トラブルニュースデータベースを以下に再掲する.他にも2/17にこの問題についてまだ未解決であると触れている.
さらに渡辺氏からこの問題についてのクラリスコールセンターの回答をお知らせ下さっているので併せて掲載する.
●9/14トラブルニュースデータベースから
ClarisWorks 4での重大なバグ.
48MBより多い空きメモリの状態で,特定のファイル(特定のファイルタイプまたはヘッダ,フッタを含むような文書)を閉じようとするとクラッシュする.メモリは仮想記憶で大きくしていても同じ事になる.Claris はこの問題を認識している.
その書類の読み込まれる ClarisWorks のヒープ領域が 03000000 から 03FFFFFF のアドレスだと起き,2.0,3.0でも起こり得る.これを避けるには RAM ディスクなど利用して空きメモリを減らすか,このアドレスを避けて読み込まれるようにする.また,64MB以上のメモリを搭載していればこれを避けられるとしている.
Sad Mac もこの問題を(14日付け記事)扱っていて,それによると32MB以上でも起き,7.5.1以下の OS では起きないとしている.

ClarisWorks Crashes When Closing a File

日本語版クラリスワークス 4.0 でも起きるようだ.

●クラリスコールセンターの回答

クラリスワークス4.0for Macintoshでファイルを閉じる際に,マシンのRAMメモリサイズが48MB以上の場合(このメモリサイズは,実装に限らず仮想メモリを含みます.)システムエラーが出る可能性がございます.

ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんが現在のところ,メモリを48MB以下にした環境でクラリスワー4.0をご使用頂く以外に対策がございません.只今,原因を調査し急ぎ次期バージョンでの修正を検討しております.この問題に関しまして,新しい情報が入り次第ご連絡差し上げます.

英語版では解決済みでアップデータが入手可能である.
私はクラリスワークス4.0を使用してこの問題が現出するようなケースには至っていない.メモリが68MB以上の実装であるためか,通常たくさんのアプリケーション(30MB以上)が既にメモリを使用した上で起ち上げているためか,単に私がクラリスワークスをめったに使用しないためかは分からないが,とにかく使用法によって避けられる.



[ 97/3/25]


●PowerMac9600MP の受注停止状態

PowerMac9600MP について受注が停止されている. Apple では注文を受け付けていない.出荷の遅れが原因ではなく,製品製造について何らかの問題がある(これから起きる?)ようである.詳しい話はまだできないが, ある理由から MP モデルそのものの生産が今後続けられるかどうか危ぶまれているという未確認の情報がある.



[ 97/3/24]


●Excel マクロウイルス Laroux は Macintosh では感染しない

1月28日に日本で感染報告のあったExcel マクロウイルス Laroux ( Excel マクロウイルス)は Macintoshでは感染しない.

Laroux に感染したのは圧倒的なシェアをもつ国内パソコン製造メーカーで, PC/AT互換機,PC98 の1000台以上に被害があった. IPA (情報処理振興事業協会)は日本で過去最大規模の被害だとしている.本トラブルニュースをご覧いただいている方の中には会社では Windowsユーザである方もいると思うので少々記してみる. Macintosh のみのユーザにも興味深いかもしれない.

Laroux は1996年7月に発見されたもので,感染(自己のコピーを複製する)のみで,破壊的なファイルへの悪影響等はない.感染したExcel文書ファイルを開くと XLSTARTデイレクトリに個人用マクロブック Personal.xls という名称のファイルを作成し,このファイルにlaroux という名称でウイルスのマクロ(非表示設定)を記録する. Personal.xls は Excel 起動時に使用されるため,もし,感染していれば,その時に開かれた Excel ファイルにlaroux マクロを追加し,感染する.これらのプロセスで Macintosh では Personal.xls を書き込む際のディレクトリの記述の仕方が DOS とは全く異なるので DOS の記述に基づいては動作できないように私には思える.(もしかしたらマクロエラーが出る程度か?)

MicrosoftではMicrosoft Excel Virus Information (米国),および Microsoft Excel - マクロウイルス情報 (日本)のページを設けているが, Macintosh については記されていない.これらのページによると,英語版の Windows版 Excel で感染したファイルは Windows版 Excel 5.0以降日本語版上で感染する.(が,最初に書いたようにもともと Macintosh では感染しない)対処法などこれらのページに記されているので Windows の Excel ユーザは参照されたい.

現在,マクロウイルスの拡大に伴い Macintosh に焦点をあてたウイルス情報のページを作成しているが,その情報収集の中でこれらの情報に行き当たった.作成中のページを完成させてそこで公表しても良かったのだが, 次に記すように完成のめどがたたないことと,Macintosh には感染しないことを広く知ってもらい広がりつつある不安を沈静化させたいと思い,先行してここで取り扱った.

ただし,SoftWindows か DOS compatibility card のような Windows エミュレーション,DOSエミュレーション環境上で マクロウイルスに感染したファイルを実行することでマクロウイルスに感染,破壊的な動作をする.ただし, Macintosh OS 下には影響しない.

Microsoft Word マクロウイルスついて言えば,これまで何度か項目にしたように, Office ,特に Word 6.0以降を使用していなければ全く関係ない.また,マクロウイルスの Macintosh への影響を調べるうちに Macintosh への感染は英語版であっても限定されていて,せいぜいがファイル名称の変更,特定のファイルの削除(*.*という DOS 特有のファイル名を使用している場合のみ)程度であることが分かった.ほとんどの Word マクロウイルスは Macintosh 上で破壊的な動作ができない.(ただし,感染はする)

さらに,私には日本語版に対してはそのままでは感染さえもできないのではないかと推論できるように思えてきた.私は Word などは使ったことがほとんどない(というよりワープロの使用経験自体がほとんどない)ために私の推論に自信がもてない.実はウイルスのページはかなり書き進んだのであるが,この部分について十分に確信がもてないために頓挫してしまっているのだ.

インターネットでは Macintosh に関してのマクロウイルスの記述が大変少ない上に, Macintosh 用 Office 日本語版への影響を記載したものを見つけることができないでいる.この間の正確な情報をお持ちの方がいらっしゃればご教示願いたい.


[その他]
CrashGuardについての追加項目は削除した.



[ 97/3/22]


●Ethernetドライバの問題

MacFixIt 3/19および21記事は Ethernet ドライバにバグがあり, MacOS 7.6 では悪化しているとしている. System 7.5.3から続いている問題で Apple はまだフィックスできていない.

MacInTouch 3/21はこの問題について,YARC が指摘した問題(本項目1/27,2/3 PCI-Mac の ROM のバグによるネットワーク速度低下), Open Transport 1.3の開発の遅れ,Apple Personal Web Serverベータ版添付文書の記載との関係は不明だとしながら,Apple Personal Web Serverベータ版添付文書を一部転載している.

転載文書は Ethernet にバグがあるとし,仮想記憶を切ることと MacOS 7.6 システムのドライバをインストールすることで正しく動作するとしている.


●Microsoft IE セキュリティ問題

・ Microsoft による Java の問題について
・ Macromedia は Shockwave でこの問題を修正した新バージョンを出している.

3/17項目で Macintosh でも理論上は起きる問題としたのはこれらであり,悪用する者がいないように細かくは書かなかった.ハードディスク名称,パスが分かっていればハードディスク内の情報を操作できるといったことが心配されていた.
追記:TidBITS-370 MacWEEK-J 3/26にもこの問題が取り上げられている.


● Speed Disk とハードディスクパスワードプロテクトとの問題

上記項目でいろいろ読んでいると関連してこのような問題が報告されていた.Error -52 when running Speed Disk によれば, HDT ( Hard Disk ToolKit )のドライバによってパスワードプロテクトされたハードディスクに Speed Disk をかけると -52 エラーが出る.このエラーは他のプロテクトソフトウェアでも起きる可能性がある.

私のページではハードディスクドライバのスリープやパスワードプロテクトは場合によっては重大あるいは回復不能なトラブルを引き起こすので使うのは慎重にするようにとこれまでも述べてきているが,本トラブルはそれほど重大なものではないようだ.


●CrashGuard

Symantec はCrashGuard ベータ版を公表している.

CrashWatch(1/15本項目参照)とは異なるもので,アプリケーション, Finder がクラッシュした場合それらを Macintosh を再起動することなく終了させる,セーブされていないデータを救うためにアプリケーションを修復する,システムエラーのログを残す,という機能を実現するという.

3/24追記: 3.5b1は RAM Doublerとコンフリクトし,起動できない.3.5b2 を使用して欲しいと Symantec は言っている.


●Apple のサポートの変更

3/14項目のこの問題について MacFixIt は3/21記事で Apple は最終的な決定を下していないためまだ未定であるとし,様子を見たいとしている.


Open Transport 1.1.2Jおよび Open Transport/PPP J-1.0

待望の日本語版である. Open Transport/PPP J-1.0は Netscape 再接続の問題を解決するので PPP 接続ソフトとして有効である.

接続にスクリプトが必要な場合は, PPP コントロールパネルでオプションを選択し,プロトコル「コマンド入力が必要なホストに接続する」にチェックし,(その状態ではスクリプトを作成できないので)「ターミナルウインドウを使う」としてから,実際に接続する.接続時にターミナルウインドウが出るので,そのウインドウの左下の「設定」で「接続用スクリプトを保存する」にチェックを入れてから応答すれば,スクリプトを保存してくれるので,次からプロトコル「コマンド入力が必要なホストに接続する」の「接続用スクリプトを使用する」で保存したスクリプトを指定すれば自動的に接続できる.


[その他]
SAM 4.5.1 patcher



[ 97/3/20]


おかげさまで熱も下がりました.ご心配をおかけしました.

14日追加項目について多くの方からありがたいお言葉をいただきました.14日追加項目に関し17日に書いたことについて皆様のお言葉,お励ましはごもっともと存じますが,実際に項目からセンセーショナルな感覚を受けられた方がいらっしゃることは事実ですので,私は自戒すべきであると思います.私は私の項目の書き方について率直に疑問をお寄せ下さることが大変貴重で,健康なことであるように思い,内心はうれしく感じています.それらの方々に敬意を表しての謹慎でございました.(他方,ウイルス項目を書くために時間が欲しかったとか,本当は風邪で項目更新をサボりたかったという説もないではないですが)

問題のデータ消失については,単に一部古い Macintosh を所有しているユーザや,不注意なユーザだけに留まらない根深い問題であるように思います. Macintosh が新しい OS を求めてもがいている状況そのもののようにも私には思えます.このような問題は実は他のユーザにも起こりえる事かも知れません.(また不安を煽っているとご指摘いただくかも知れませんが)むしろ,私は Macintosh ユーザは今の危機的状況にもっと気づくべきだと思います.

ですが,そのような Macintosh が抱える現状と項目の個々の書き方とは異なる問題です.ご指摘いただけたことに感謝しております.


●RAM Doubler 2と1010エラー

hanno氏からお知らせいただいた.
MAC OS7.6Jのシステム上にて,RAM Doubler 2.0.1Jをインストールするとアップルメニューよりセレクタを開くとタイプ1010のエラーが発生し,セレクタが開けない事態になる
使用機種 POWER MAC 6300/120 実装メモリー48MB
機能拡張 コンパネ書類はRAM Doubler 2.0.1J以外は,標準システムにて使用
3/13項目に OT/PPP Stripとの関連で項目にしたが, RAM Doubler 2単独でも起きるようだ.


●SoundEdit16v2.0 と WAVEファイルの問題

村松氏の情報
SoundEdit16v2.0 において, WAVEファイルのまま編集をすると(特にファイルの一部をカットする作業)かなりの確率(80%)でシステムエラーになります.
マクロメディアも認めておられるようです.

●Mac OS 7.6インストール後の?点滅とデータ消失1

3/14追加項目とも関連するが,3/1項目で触れたような事故が報告されている.

波多野氏によれば,Performa 6310において,MacOS 7.6のインストール後3/14 追加項目のようなフロッピーアイコンが点滅し,ハードディスクから再起動できない状況が生じている.

3/1項目で取り上げたようにこの問題に関しては Drive Setup1.2.2 と IDE ハードディスクの間での問題のように考えられている. MacFixIt は PowerComputing 社製品との関連で項目にしているが,SCSI式ハードデ ィスクが接続された時のみ発生するとの話もある.(波多野氏はMOドライブが接続されていた)
Performa ユーザの方々はご注意いただきたい.

なお,波多野氏は Mac フォーマットの 2HDタイプ挿入時にマウントするまでに約40ないし50秒かかるようになったと報告されている.

追記:フロッピーマウントの問題は, Mac OS 7.6からフロッピードライバが変更されたためのもので,デスクトップ再構築で改善される.



●Mac OS 7.6インストール後の?点滅とデータ消失2

MacFixIt に寄せられた投稿によると,データ消失の状態から HDT のドライバをインストールすることで問題から復旧したこと(詳細は不明)と, Silverlining でも?点滅問題が起きる報告を追加し, Apple HD SC Setup 以外に問題が広がるかもしれないとしている.


●Mac OS 7.6, OpenDoc インストールの問題

上記?点滅問題に類似した問題を報告いただいている.

中島氏は MacOS 7.6 インストールで問題が生じた.インストール中にインストーラがストップしてしまい,?マークが点滅してしまった.

中島氏はご自身のページでこの問題を公開されてらっしゃるので参照されたい.


●Twin Turbo 128Mと MacOS 7.6 の問題

同じく中島氏の情報
MacOS7.6はグラフィックカードのTwin Turbo 128M(初期のもの)を使っている場合,アップデートファイル(機能拡張になっている)が無いとコールドブートが出来ません(アップデートファイルのあるディスクで起動し,アップデートファイルの無いシステムで再起動(リブート)するのは大丈夫).
(中略-秋山)
7.5.5以前のシステムではアップデートファイルが無くても大丈夫です.

●MacOS 7.6 と JPEGView3.3 の問題

Maruyama 氏からの情報
PB1400C (48MB ) にMac OS 7.6J を簡易インストール後, JPEGView のメニューバーが文字化けしてしまいます.又, JPEGを開く前は,問題ないのですが,一旦開いた後はシステム,ファインダー,クリップボードの各ファイルが白紙になります.
(2度試しました。それも初期化後に)

●プリント時の-49エラー

MacFixIt 3/14記事の回避法

デスクトップ・プリンタ機能拡張を外す.
Virex を使用している場合, Virex 5.7.1 にアップデートする.

この問題は MacOS 7.6 の問題のように思われているが,他のバージョンでの OS でも起きる.
また,3/1項目の Virex と DiskExpress II のコンフリクトの問題も Virex 5.7.1で修正されている.



[ 97/3/17]


3/14追加項目に関して苦言を何人かの方からいただいた.ご意見の主旨は,ユーザがメーカーの指示に従わず,ドライバのアップデートをしていないことが原因であることと,古いドライバのことで実際に該当するユーザはごくわずかであることなどから,項目は無用な混乱を煽るように書かれているのでないかというご指摘である.

ご意見の通りかも知れないので,不必要な不安をお持ちにならないようお願いしたい.また,項目がそのように受け取られるように書かれていたとすれば陳謝したい.

項目の書き方についてご指摘いただいたことはかつてなかっただけでなく,複数の方から項目に関して不備をご指摘いただいたのも初めてである.これまでも注意してきたつもりであるが,一層今後も注意したいと思う.


私はセンセーショナルに書いたつもりはなく,書くときも「やれやれ,またリードミーも読まずにアップグレードする人がいるのか」と思いながら書いたし,誤解を避けるためにもいつもは要約で済ます Apple の TECHINFO を部分訳したのであるが.センセーショナルな書き方になっていたとしたら私の文章能力の不足から来るものでお詫びしたい.
このようにご指摘いただけるのも皆様にご期待ご信頼いただけているからだと思いたい.皆様のご支援ご指導をお願いしたい
ただ,一昨日から発熱していることもあり2-3日謹慎する.

項目については見出しに HD SC Setup のみ書いてバージョンを書いていなかったのはご指摘のような書き方であったかも知れないので修正した.今,私はウイルスの項目を作成しようとしているのであるが,これでは先が思いやられる.

次の項目はどうであろうか.次のような項目では上記のセンセーショナリズムと共に,別の問題の可能性がある.セキュリティに関してどこまで項目を書けるのか,現在,ウイルスのページを書こうとして分からないことがある.セキュリティやウイルスに関して詳しく書くとそれをヒントに悪用する者が現れる可能性があるのではないかということである.ウイルスの仕組みや最近のマクロウイルスについて詳しくメカニズムを書くことは慎重にならなければならない.というか,このような書き方さえ悪用のヒントになるのではないかと恐れてしまう.


●Microsoft Internet Explorer のセキュリティホール( Macintosh への影響)

Micorosoft Internet Explorer 3.0, 3.01にセキュリティホールがあり, Windows 環境下で致命的な事故が起きる可能性がInternet Explorer Bug中村正三郎のホットコーナーなどで取り上げられている.

この問題について Microsoft はセキュリティ情報のページを設けている.それによれば Macintosh では問題が起きない.

問題はあるページにアクセスするとある種の実行可能ファイルをダウンロードするか訊ねられ,ダウンロードしたファイルを実行するとハードディスクの全データを消去したりするというものである. Macintosh に関しては同様なものが理論上可能であるとも言われている. IE を使用しなければこの問題は起きない. Netscape にこの問題はないそうである.


Drive7アップデータ

PowerからDrive7アップデータが配布されている(ソースは Macお宝鑑定団 News).詳しくはそれらのページを見ていただくとして,3.70J,3.70J1,3.70J2のユーザはまず 3.70J3にアップデートしてから4.1.9にアップデートする必要があるので注意していただきたい.4.1.9では漢字Talk7.5.5,System7.5.5完全対応とオリンパスとコニカの640MB MOに対応した他マイナーバグ修正が記されている.(当初バージョンについて誤記がありました.小山氏のご指摘,また,Drive7アップデータに関し,改田氏からも情報を頂戴しています)

山田氏によると Apple のドライバは実は Drive7 と同じなのですね.ステッカーとか助手の話は,私と山田氏と宮崎かおるしか知らない話で,他の方には全く意味はないのですが楽しい話です.



[ 97/3/14] 追加


●HD SC Setup(7.1.2までのバージョン)でフォーマットしたディスクに MacOS 7.6 をインストールすると全データが実質消失する

MacFixIt 3/14記事に重大な記述がある. HD SC Setup(7.1.2までのバージョン)でフォーマットしたディスクに MacOS 7.6 をインストールすると?フロッピーアイコンが点滅して,全データが消失している.そのディスクを再使用するためにははApple HD SC Setup 7.5.3で再フォーマットする必要がある.

MacFixIt の参照したソースは TECHINFO-0021087 である. MacFixIt の本記事を Marlowe's Headache 木村氏がMacFixIt臨時日本語版として訳出されている.
(やれやれ,昨日から発熱して,今日は書き込まないつもりだったのだが.ここも臨時版ということです.木村氏に感謝.木村氏に言われたらしょうがないので,書き込み始めたついでに以下に TECHINFO-0021087 を部分約します)

TECHINFO-0021087 の部分訳
MacOS 7.6 でインストール後,?アイコンが点滅する(97/3/7)

「トピック」

MacOS 7.6 インストーラを実行後再起動したところ,スクリーンに?が点滅する.これはHDがマウントできないということだ.一体どうしたんだ.どうすればいいのだ.

「解説」

この現象は Apple HDSC Setup の古いバージョン(7.1.2 またはそれ以前)でフォーマットしたディスクでのみ起きる.ハードディスクに物理的な問題はなく,情報は消えたわけではないが,情報を回復するユーティリティは現在のところ存在しない.(秋山注:要するにデータは実質失われたということ)

ドライブリカバリーサービスはハードディスクの情報を回復できるかも知れない.(秋山注:数百万円の費用と相当の期間が必要です)

この現象は新しいバージョンの Apple HDSC Setup, Drive Setup, Internal HD Format では起こらない.Appleはこの問題の解決に取り組んでいる.

影響を受けたハードディスクを再使用するためには Apple HDSC Setup 7.3.5 でイニシャライズし直さなければならない. Apple HDSC Setup 7.3.5 は MacOS 7.6 のユーティリティフォルダにある.イニシャライズはディスク上の全てのデータを失うことに注意.

ハードディスクをフォーマットする適切なユーティリティは以下のものである.

「Drive Setup 1.2.2」
全ての PowerPCベースコンピュータ
全ての IDE ドライブを持つコンピュータ

「Apple HDSC Setup 7.3.5」
全ての SCSI ハードディスクをもつ 68kベースコンピュータ

追記:3/20,3/26項目.サードパーティ製のハードディスクドライバによって回復することができるという情報がある.


●8600など新型 Macintosh で Mac OS 7.6 がインストールできない問題

Information Alley 3/13記事( TECHINFO-0021011 )は7.5などをインストールされた Power Macintosh 4400/200と Power Macintosh 5500, 6500, 7300, 8600, 9600の各シリーズでは Mac OS 7.6 をインストールしようとすると,新しい OS はこれらのコンピュータではサポートされていないというダイアログが出る. "upgrade to 7.6" というクーポンでアップグレードするとある.要するに MacOS 7.6.1まで待てということ.

(しょうがないのでこのニュースも公開します.これも16日か17日ごろに公開するつもりだったのですが, MacFixIt が記事にしてしまいました)





[ 97/3/14]


●Apple のサポートの変更

Apple は無料の電話サポートを4月15日から90日間だけに限ることになるといくつかのサイトで書かれている.( MacInTouch 3/12, MacFixIt 3/12)
69.95ドルの有料サポートか一件毎の有料サポートが用意されているとされていて,4月1日購入の製品から適用されるらしい.

国内でどうなるかは分からないが,かねてからアップルではサポートのフリーダイヤルの電話代についてユーザ負担にすることを検討していた.今回の米国での措置はそれよりも限定されるものである.

追記: MacFixIt は3/21記事でこの問題はまだ未定であるとして様子を見たいとしている.


●7200,7500,9500 でCD起動時に仮想記憶がオンになる

7200,7500,9500 のマシンで CD-ROM から起動した場合,ドライブ名が "Macintosh HD"となっていると仮想記憶がオンになる.
MacInTouch 3/13投稿)


●Speed Doubler2.0.1J の問題

Matsushita氏によると,起動時にバスエラーでファインダーが起動できなくなり,機能拡張を外して起動するようにというダイアログが出ることがある.( PB5300cs KT7.5.5)機能拡張マネージャで Speed Doubler2.0.1J を外すと回避できる.


●MacOS 7.6 で画面がグレーになる問題

takano氏から情報をいただいた.原因はインストーラにあるというものである.
最近のニュースで出てきている7.6でデスクトップがグレーになるという問題ですが私のところの PB5300c,PB190cs でも起こったので、色々なインストールを試したところ MacOS7.6JGMc2 でも MacOS7.6GM でもカスタムインストールを行うとグレーになるようです.簡易インストールを行うとちゃんとカラーのデスクトップになります.それぞれのマシンで2回ずつ試しましたが必ずそうなりました.(すべてインストールする前に HD をドライブ設定1.2.2で物理フォーマットしました)グレーの状態で ResEdit で情報を見るとカラー情報がなくなっていました.カスタムインストールですべての項目をチェックしてインストールしてもグレーになりました.今は簡易インストールをしてその後カスタム削除をして使っていますが問題ありません.
2/25項目の "パワーブックディスプレイ "が原因ということとの関連は不明.


●PowerBookで ACアダブタ使用時の問題

Information Alley 3/11記事に PowerBook 190, 1400, 3400, 5300 で AC アダブタを接続している場合,システム終了しても電源ランプが再び点いてしまう問題が取り上げられている.

回避方法はお決まりの PRAM クリア(AC アダブタは外して行う)と PowerManagerのリセット(AC アダブタとバッテリは外した状態で行うこと).さらに AC アダブタとバッテリを外して,バックアップ用バッテリを外し,15分放置する方法も付け加えられている.( PRAM クリアは RAM disk の内容が失われると警告されている)
(TECHINFO-00191155)

私のところには ACアダブタでの再起動時のクラッシュ等問題が報告されている.(佐藤氏)

(以下の内容を Tips & FAQsに付け加えた)

「PowerBookの PRAM クリア」
ステップ1
------本体からACアダプタを抜く.
ステップ2
------バッテリだけで起動する.
ステップ3
-------直ちに,option+command+P+R キーを押さえ続ける.
ステップ4
-------起動音の後もう一度起動音がするまで4つのキーを押さえ続ける.
(複数の起動音がすれば,ステップ7までスキップ)
他の PowerBook モデルと違って,これらの PowerBook ( 190, 1400, 3400, 5300-秋山注) は起動音は1回しかしない.その後,スクリーンは暗いままブランクとなり,緑色のスリープランプが点いたままとなる.(スリープモードのように点滅しない)
ステップ5
-------リセットボタン(PowerBookの背面にある)を押すとまもなく再起動し始める.
注: PowerBook が起動せず,緑色のスリープランプが点いたままの場合はもう一度リセットボタンを押す.
ステップ6
-------もし, PowerBook が起動しない場合,そのキーボードのパワーオンキーから起動する.
ステップ7
-------起動後,特別メニューからシステム終了を選択する.
ステップ8
-------ACアダプタのプラグを差し込む.コンピュータがシステム終了したままなら, PRAM クリアは終了し, power manager とあなたのコンピュータは正常に作動する.もし, ACアダプタを差し込んで PowerBookがオンになるようであれば, power manager をリセットする必要がある.
「PowerManagerのリセット」
ステップ1
-------バッテリを抜き取る.
ステップ2
-------本体からACアダプタを切り離して,コンセントからもACアダプタを外す.
ステップ3
-------1分間,リセットボタンを押したままにする.
リセットボタンは,背面のビデオ・コネクタの下のポートアクセスドアの裏にある.
ステップ4
-------ACアダプタをコンセントにつなぐ.
ステップ5
-------PowerBookにACアダプタをつなぐ.
システム終了を特別なメニューから選択すると正常になるはず.
もし,そうでなければ....
ステップ6
アップル・ディーラか,800-SOS-APPLサービスに連絡する.
PowerPC PowerBook FAQ第23項目にも掲載されている.


HDT 2.0.6, RAID ToolKit アップデータの修正内容

3/12項目のアップデータの修正内容に関して Marlowe's Headache 木村氏からご教示をいただいた.
・DAT, CD-ROM, CD-R, スキャナが接続されているときに, FWB Tools Extension がそれらに代わって HDT のドライバをロードすることがあった.
・IDE ドライブでの PowerBook のスリープがコントロールされなかった問題を著しく改善した.スリープを司る power managementを全ての装置はサポートしていない.
・新しい製品に対応するデータを追加
・Retrospect でリムーバブルメディアにバックアップすることに対応.
・FWB IDE Extension は未フォーマットのディスクや他のドライバでもよく働くようになった.

起動後にメディアベイに FWB でフォーマットされたドライブをインサートしても扱うことができる.他のフォーマッタでフォーマットされたドライブを IDE removable ドライブで起動した場合はスイッチしたり,リプレースできないことがある.(木村氏からは英語でいただいている.私の語学力ではこの部分が何のことやらよく分からない-秋山)
などアップデート前に表示されるそうである.


[その他]

Fetch_3.0.3.hqx

全くの余談だが,木村氏の Marlowe's Headache とは何だろう. Marlowe はレイモンド・チャンドラーのもので木村氏のことのようであるが(多分,木村氏が好きなのだろう),木村氏の頭痛の種とは何であろうか. PowerBook のこと?漢字 Talk7.5.2のことだったのだろうか?




[ 97/3/13]


NHKなどで Word マクロウイルスが影響を与えているという報道がなされた.(報道は初めてではなく,平野氏は前回の報道についてのページをお持ちである)
私はウイルスについて,できれば多少の記述をしたいと思っている.以前にもそのように書いたのだが,メールでの伝播(2/25項目)が現実的になった今,さらに必要が出てきたと認識している.近々作成にとりかかりたい.(と,このように公言しない限り,私はいつまで経っても取りかからないのです)


●ラディウス Thunder 30/1600及び ThunderColorでの速度低下(継続)

3/12項目での問題で,久保田氏から新たな情報が寄せられた.久保田氏も, MacWorld ラディウスブースでこの問題を係員に確認し,さらに,ラディウステクニカルセンターでも確認なさった.
その際, ThunderPower30/1600(30/1920)では問題は起きないと回答されている.また,次のような回答があった.

150MHz 以上のマシンでの問題:

「8500/120は問題ないが,8500/180については,ラディウスとしては,ThunderColor30/1600を装着することは勧めていない.クロック数が150以上の Macintosh については,ハードウェアの方が性能が上がってしまったため, ThunderColor 30/1600を装着した際,逆に大幅な速度低下をまねく恐れがあ る.( Photoshopにおいても同じ)ユーザーには ThunderPowerをお勧めしている.」

ThunderPower30/1600と ThunderColor30/1600の関係:

「(両者は)一概に同系列の製品とはいえない(より広範囲のアプリケーションを対象としており ThunderColorよりも汎用性が高い)ので,それは違う.ただ,前述のような理由(速度低下)もあり, ThunderPower の方をお勧めする.」

問題の修正と今後の予定:

現在( ThunderColor30/1600の問題を解決した,上位バージョンの)開発はまったく行っていない.ハードウェアの進歩,Photoshop自体のバージョンアップなど,ラディウスだけでは対応しきれない問題がある.」

8500/180など150MHz以上のマシンへの ThunderColorの装着は控えた方がよいようだ.


●1010 エラーと OT/PPP Strip , RAM Doubler の問題

OT/PPP Strip を使用していると,セレクタを開いたときや,FInderで 1010 エラーが出る. RamDoubler2 を使用していると OT/PPP Strip の PPP Commands scripting extenshion が呼び出す OT/PPP の libraries がメモリ不足になることが原因. OT/PPP Strip を外すか RamDoubler の使用を停止する.
作者は修正中だそうだ. ( MacFixIt 3/10他)


●ファイル検索でのメモリ不足

Information Alley 3/10に TECHINFO-0021057 の記事として, "ファイル検索 "にデスクトップパターンを適用しているとメモリ不足が起きるとしている.回避方法は "ファイル検索 "のメモリ割り当てを増やす.


●MacOS 7.6 でプリンタドライバが Chooser (セレクタ)に表示されない

Information Alley 3/3に TECHINFO-0021053 の記事が載っている.
この現象は QuickDraw GX が不用意にインストールされている場合に QuickDraw GX 対応でないプリンタドライバを使用しようとすると起きるもので, QuickDraw GX は Type1エラーを Finder で引き起こすともある.
Extensions Manager で QuickDraw GX を使用停止にした場合でも Chooser で何も現れなくなるとしていて, QuickDraw GX 1.1.5 Installer を使用しての Custom Remove が必要.( TECHINFO-0016439)
( Apple は QuickDraw GX の廃止を決定している)



[ 97/3/12]


更新を休むに際して,また休み中にみなさまからあたたかく,ありがたいお言葉をたくさんいただきました.お礼申し上げます.

作成中の項目が一時表示されてしまいお見苦しかったときがありました.お詫びいたします.


●7300での騒音

MacInTouch 3/11は,少なくともいくつかの Power Mac 7300 の電源ユニット,ファンは Power Mac 7600より騒音があるとしている.


●Power Macintosh 9500/200でメモリーと Ether 速度の問題

kadono氏から情報をいただいている.以下に掲載する.
初期出荷時に搭載されている 16MB メモリー2枚に続けてメモリーを増設した場合(番号の高い方から低いスロットに), Ethernet を使ってデータを他の Macintosh にコピーを行うと異常に時間がかかってしまう.(20分が2時間等)

回避方法:
初期搭載の16MBメモリーを抜き取り番号の一番若いスロットに移動させ,増設分メモリーから順次搭載してゆく.作業後メインボード上の赤いリセットスイッチを押した後  PRAM クリアーを5回以上実行すればこの問題は解決される.


●ラディウス Thunder 30/1600 及び ThunderColor でのアプリケーション実行速度の低下

同じく kadono氏からいただいた情報.
Thunder 30/1600 及び ThunderColor を搭載したグラフッイクボードを搭載した Power Macintosh で Adobe Illustlator , Photoshop を使用するとディスプレイの表示速度が極端に落ちる.
(ラディウステクニカルセンターにて確認済み)

症状:
「Adobe Illustlator」
ファイルを開いたとき,イラストレータのパレット(ツール,ペイント,レイヤー)が作業時に重なっているとき
「Adobe Photoshop」
選択範囲を多数作ったとき及び,極端に拡大したときに発生

回避方法:
作業時にパレットが重ならないように配置する,又は,使わないパレットを消しておく

現在,ラディウスセンター側からの対策は無しとのこと.なにせ, Adobe との関係があり独自で対応出来ない模様・・


HDT 2.0.6, RAID ToolKit アップデータ

いくつかのバグの修正があるようだが,バグの内容は不明.
(3/14追記:3/14項目に修正内容について記載した)


●SoftWindows のパフォーマンスについて

MacInTouch 3/10に, 9500/200で実行した場合, 100Mhz Pentium か 100Mhz Cyrix 586の各 DOS Compatible card より速いという投稿を載せている. Word 7 で約20パーセント, Excel 7 で約60パーセント,平均して20パーセント程度速いという.
(追記:同3/11にもより詳しい投稿がある)


[その他]

Fetch 3.0.2 (963k)

CFM-68K Runtime Enabler 4.0 (290k)
ObjectSupportLib1.2を含んでいる.

Disk_Copy_6.1.sea.hqx(1216k)

Epsonの Macintosh 用プリンタドライバ各種アップデート

SyQuest : Ten Most Commonly Asked Macintosh Question
MacFixIt はこの中で "-127エラー"がディスクをマウントするときに出る場合はディレクトリが壊れているという項目に注目している.





3/5から3/10の間,3月中旬まで更新はお休みさせていただきます.


[ 97/3/3]


Apps reveal differences in L2 cache-size benefits

2次キャッシュの効果についての MacWEEK 記事.2次キャッシュは多ければ多いほどいいのかどうかテストしている.搭載 RAM 容量などによって結果は異なり,搭載 RAM が 32MB 程度では一応の効果はあるとしているが, RAM を288MB 搭載したマシンでの処理では差がないとしている.
(追記:同 MacWEEK-J 日本語記事



[ 97/3/1]


●Drive Setup1.2.2 と IDE ハードディスクの再起動時のクラッシュ

MacFixIt は MacOS 7.6 インストール後の再起動時のクラッシュ,ハードディスクの消失の原因を Drive Setup1.2.2 と IDE ハードディスクの組み合わせで起きるのではないかと疑問を呈している.とりあえずこの問題が起きる場合は Drive Setup を1.1 に代えてみることで回避される.


●スタートアップスクリーンが表示されない( MacOS 7.6 )

MacFixIt は2/28記事で MacOS 7.6 でカスタムスタートアップスクリーンが表示されないといういくつかの投稿について, MacOS 7.6 の機能拡張マネージャ(スタートアップスクリーンのオンオフの新機能を備えている)でスタートアップスクリーンがオフになっているためではないかとしている.


●"!@#"ファイル他,Speed Doubler2.0.1 の問題

MacFixIt 2/28に Speed Doubler を使用している場合,ゴミ箱に "!@#"という正体不明のファイルができるなど,いつくかの投稿と原因を紹介している.

ゴミ箱に "!@#" というファイルがクラッシュ後の再起動時に現れたり,大きいファイルのコピーの後に現れるという投稿について Connectix が "!@#"ファイルは PowerTalkの表面的な( cosmetic )問題を修正するのために生成されるファイルで無害なものであるので無視できると言っているとしている.

また,大きいファイルのコピー時に "The item "X" could not be verified because the file is in use" または "The copy of "X" is not exactly the same as the original" とアラートが出ることがあり,それについて Connectix の技術サポートが "Threads Lib", "Motorola Math Lib" " FWB AutoMounter " と問題が起きると回答したがそれらは使用していないことと,この問題はファイル共有をオフにすることで解決したという投稿が載せられている.

Speed Doublerのこれもまた SpeedCopy の問題であろうと思われる.私は一体何度ここでこの問題に触れたろう.また今後一体何度この問題に触れ続けなければならないのだろうか.そして,その度に私は SpeedCopy は信頼できないと繰り返すことになる.


●Color StyleWriter 2400, 2500 で縦線がジャギーになる問題

Information Alley 2/27記事は Color StyleWriter 2400, 2500 で黒のカートリッジを使うと縦線がジャギーに印刷される問題を扱っている.(カラーカートリッジでは起きない)

これはカートリッジが垂直にセットされていないから起きる問題であるので,カートリッジを少し動かして安定してセットされるようにする.また,プリント・ダイアログボックスで光沢紙を選択することで改善される場合があるとしている. ( TECHINFO-0021031)


●StyleWriter でカートリッジを替えると印刷できなくなる

上記 Color StyleWriter 2400, 2500 の問題に関連して私の3つの経験を記す.

Color StyleWriter でカートリッジを替えると印刷できなくなるケースについて最近2度繰り返して同じケースに遭遇した.プリンタは動作し,用紙が送られヘッドも印字しているようなのであるが,出てきた紙には何も印字されていないというものである.プリントダイアログボックスのオプション設定でカートリッジの清掃を選択することで解決された. StyleWriter にはクリーニングの機能があって,スイッチのコンビネーションで命令することもできる.

同じような症状のケースだが, ROM の接点が汚れていて印字されなかったケースもあった.

StyleWriter はキヤノンの OEM である.従って,当然キヤノンのカートリッジがそのまま使用できるはずなのに,これができないケースがある.キヤノン製の全く同一のカートリッジが Apple StyleWriter I でインクが出るものと出ないものがあるという問題に遭遇したことがある. StyleWriter II 以降では問題が起きないので,私がとった回避方法は,一旦そちらで印字してから StyleWriter I に戻すというものであった.


●PowerBook 3400の外部 Video 出力の問題

MacInTouch 2/28は PowerBook3400の外部出力ポートは PCタイプの回路のため(液晶パネルに表示しているものと)同じものしかミラーリングできなかったり,出力されるべきより広い領域では表示されないとしている.


●MacOS 7.6 のデスクトッププリントの問題

MacInTouch 2/28に Desktop printing と何らかの機能拡張がコンフリクトを起こすと Apple のサポートが言ったという投稿が載せられている.どの機能拡張が相当するかはわからない.


Device Data files for Hard Disk ToolKit, HDT Personal Edition, and RAID ToolKit

HDTが最近の Quantum Fireball と問題を起こしていたらしい.
(これ以外にも MicroNet's DataDock adapter との問題が最近取りざたされている. MicroNet の次のバージョンで修正される見込み)


DNA

TechTool Pro用アップデータ.(当初"TechTool (1.1.3) の問題を修正するらしいのだが,よくわからない."と書いたのは誤り.わからないのも当然であった. 石倉氏よりご指摘をいただいた)


●Virex v. 5.7 と DiskExpress II のコンフリクト

MacFixIt 2/26は Virex v. 5.7 コントロールパネルと DiskExpress II v2.20とが自動運転のオプティマイズで問題を起こすとしている.(マニュアルは可能)回避方法は Virex v. 5.7 コントロールパネルを外すこと.


[その他]
Power Macintosh Computers: Using FPM, EDO, SDRAM, & SGRAM
Apple TECHINFO.PowerMacintosh で使用可能なメモリの一覧.有益である.



[ 97/2/27]


●Apple Video Player と Avid Cinema 機能拡張のコンフリクト

Information Alley2/24 は Performa 6400 で Apple Video Player が音声は出るのにビデオ画像を表示できない場合を Avid Cinema 機能拡張とのコンフリクトであるとしている.これは256カラーの場合に起きるのでそれ以上に色数を変更するか, Avid Cinema 機能拡張を外す.(TECHINFO-0021015, TECHINFO-0020614を参照)


●Photoshop 4.0J 文字ツールの問題

Photoshop 4.0Jで文字ツールでサイズで points を選択すると指定した大きさにフォントデータを展開できないことがある.回避方法は Pixels を指定する.


Fix for the Express Modem/LibMotoSh Conflict

過去に96年10/2項目で触れたことがある, LibMotoSh が GeoPort Telecom Adapterを介して Express modem と問題を起こす点について Motorola が回避方法を発表している.(田中淳氏の情報)

ResEdit を使用して Express Modem コントロールパネルの "SIZE" リソースを変更し,メモリ割りあてを 620000にするそうである.



[ 97/2/25]


●メモリ増設後のフリーズ

2/20項目に関連して藤波氏からお知らせいただいた.
藤波氏は8500/180でメモリ増設後インタラプトボックスが明滅してフリーズする現象を経験されていて,その場合,最初に仮想記憶を OFF にしてからメモリ交換する回避方法をご教示いただいた.
MacInTouch の投稿にある PRAM クリアによる改善は仮想記憶が関連しているかも知れない.

メモリに関してはメモリスロットの使用順が影響する場合がある.(参考:メモリインターリーブによるパフォーマンス改善はどの程度か "DIMMの問題 "
藤波氏は8500/180について,メモリバンクに関連する場合もご指摘なさっていて,そのような場合, PRAM クリアでも改善されず,使用メモリスロットを変えることで対処できた例をお教え下さっている.

なお,8500/180の最後のロットと思われる製品はバンク4を使用した状態で出荷されていたそうである.(かつて,7500/100でも途中から使用スロットが変更されて出荷されたり,販売店を指導したりしたことがあった)また,筐体内部のプラスティック部が黒いFRPだったそうだ.


●MacOS 7.6 でディスプレイが全面グレー

日本でも MacOS 7.6 (E)を使用される方々からいろいろ情報をいただけるようになってきた.このうち,モニタがグレーになる現象はやはり起こるらしい.(他にも,郷氏からシステムの切り替えでのフリーズは起きないなどいただいている)

木村氏によると( PowerBook 190cs ) "パワーブックディスプレイ "コントロールパネルを外すと回避できたそうである.

(実はこの問題,私も最近経験した.漢字 Talk7.5.5 で起きたので MacOS 7.6 だけには限定できないし,Jaz も使用していなかった.
私の場合は MacsBug の問題である.これまで海外の情報だと MacOS 7.6 と MacsBug の組み合わせの問題とされていたのだが MacOS 7.6 だけではないようだ.しかし,ここのところ,全面グレーの問題は最近 MacsBug 関連以外で問題になっているようだ. MacsBug 関連の問題はトラブルニュースデータベースを検索願いたい)


●ShareFun.A ( Microsoft Word Macro ウイルス)

MacAfeeでは, ShareFun.A という Microsoft Word Macro ウイルス を告知した.

このウイルスは MS Mail を使用している場合, "You have GOT to read this!" という subject で自動的に感染ファイルを添付して送信するという.受信した側が添付ファイルを MS Word で開くことによって感染する.

Word の Macro ウイルスは Word を使用していない場合には感染のおそれは全くない.また, Word で感染ファイルを開いたりしなければ問題にはならない.2年ほど前に発生したものなのであるが,欧米で問題になっているのに対し,日本ではほとんど話を聞かない.

これら Macro ウイルスは Macintosh に感染するものがあり, Disnfectant は対応していない.
Microsoft は Protection Tool ( mvtool1222.hqx) を配布しているが,これはウイルスを除去するものではなく,感染ファイルを開こうとするときにマクロのあるファイルを開くかどうか選択させるだけのものであるらしい.また,手順の中で感染ファイルを開いたり保存するプロセスが必要で,そのことでシステムに感染してしまうと聞いている.

ウイルスの情報を掲載することはいたずらに不安を増長させる可能性があるので慎重にならざるを得ないのだが,掲載しないわけにもいかず荷が重い.ウイルスの情報に関しては冷静に対処していただきたい.この情報をメーリングリストやネットニュースなどでセンセーショナルに扱わないようにお願いする.また,特にメールを介して感染するという "Goodtimes"などの根も葉もない偽りと混同しないようお願いしたい.



[ 97/2/23]


●PowerBook3400関連 Apple 提供情報

PowerBook 3400 Series: General Usage Tips
PowerBook 3400 Series: Questions & Answers
PB 3400 Series Tech Specs
PB 3400 Series Description


●DayStar PowerCard 601搭載機への Mac OS 7.6のインストール

MacFixIt 2/21投稿.DayStar PowerCard 601と搭載した Quadra には簡易インストールで正しく Mac OS 7.6 がインストールされない.カスタムイントールから全ての Macintosh 用システムを選択することで回避する.


●Mac OS 7.6 の重大な問題 ?

MacFixIt 2/21記事は信頼できる情報源としながらも確実かどうかわからないと断った上で2件の投稿を掲載している.

・システムクラッシュから「 AppleTalk 接続の変更に問題があります」というメッセージが出る」というものまでネットワークで問題が出る.
・インストール中にフリーズし,ハードディスクを認識できなくなり再フォーマットが必要
・System7.5.5と Mac OS 7.6 を別のパーティションから切り替えて起動するとフリーズする.( PRAM クリアが必要)
・画面が全面グレーになる.( Mac OS 7.6 の問題ではなく Jazの問題か?)


[その他]
TechTool (1.1.3)
MacOS 7.6 に対応した.漢字 Talk7.5.5でのアラートは出ないようなのでようやく対応してくれたようだ.
(追記: MacFixIt 2/24に Mac OS 7.6 8で "キーボード"コントロールパネルで "コマンド-オプション-スペースバーで設定を切り替える "にチェックを入れていると "System file is damaged "と出るとある.




[ 97/2/22]


●Photoshop 4.0 と EPS ファイルの問題

kadono 氏から Photoshop 4.0 E および J で他のアプリケーションなどで作成された EPS ファイルを開く際に問題があるという投稿をいただいた.
社内で自社ブランドのスキャナーから書き出された EPS データにおいて以下の問題が発生している.特に,出力時のクリエータが変更できないドライバーソフトでは重大な問題となっている.

Photoshop 4.0 E および J 共に EPS の扱いに関する仕様が変更され Photoshop 以外(旧規格の EPS )で作成された EPS は Generic EPS 扱いになり,よって open 時に解像度等の入力を促してくる.

クリエータをResEdit等で8BIMにすると普通に開けます.

一度開いたGeneric EPS を Save As で Photoshop EPS には保存できず, Save a Copy で初めて Photoshop EPS が選択できる.

尚, Generic EPS を PS4.0 でオープンするときのデフォルトのレゾは 72dpi になっていて,オリジナルのレゾがわかならいと正確なレゾ入力できない.また,仮にオリジナルと同じレゾを入力しても内部計算の誤差の影響で サイズ補正を行ってしまい,結果的に画質にも影響してしまう.
EPS フォーマットに関して私も問題があると気がついていた.ただ,実質影響はあまりないものとも思っていた.(スキャナドライバではたいがい TIFF での保存ができるからそれで保存すればよい.また, Photoshop 用のプラグインが普通はついている)
しかし, DTP などでのオペレータが全て対処できるとは限らないだろう.例えば私の学生は最初はなんでも EPS でファイルを扱うように指導されている.デザイン室の環境ではそれでも問題は起きることはないのだが,スキャナドライバから EPS で保存し, Photoshop で開き直すような方法をとっていたプロダクション等では再教育が必要となる場合もあろう.
特に kadono 氏の指摘した後半の部分,正しい解像度であっても再計算が起きてしまう点は注意が必要である.

Photoshop 4.0 については,これまでのバージョンアップと比較すると機能面での大きい変更があまりないように思えるのだが,そのためか,インターフェースやファイルフォーマットでの変更が目立ってしまう.これら,特に,初期設定やファイルフォーマットに関しての変更がマニュアルにはほとんど記述されていないのではないだろうか.


●AppleTalkとアシスタント・ツールボックス2/13項目訂正

2/13の項目で,問題はアシスタント・ツールボックス1.3でも起きるとしたが1.3では起きない.謹んでお詫びし元項目を訂正した.池田氏よりご指摘い ただいた.(この部分は後日削除する)

池田氏によると漢字 Talk7.5.3アップデータではアシスタント・ツール ボックスJ1-1.2はアップデートされないために問題が起きる. Assistant Toolbox v1.3 は System 7.5 Update 2.0 の Custom Install オプションでインストールすることができる.また,アシスタント・ツールボックス J1-1.3は漢字 Talk 7.5.3 CD-ROM からインストールできる.


●7300 のメモリ増設での問題

MacInTouch 2/19は,メモリを増設した後に起動時にフリーズし, PRAMクリアすると問題がなくなるという投稿を載せている.



[ 97/2/20]


●Office アップデータ

マイクロソフトは Office 他のアップデータを有償で配布すると登録ユーザに通知している.その中の修正内容とされるものを以下に簡単に書き出す
「Office マネージャ」

・Office アプリケーションをすべて終了しているのにシステムが終了できないことがある
・漢字 Talk 7.5.2, 7.5.3 にセットアップすると,システムを正常に終了できなかったり,原因不明のエラーが発生することがある
・オプション設定を行っているとシステムに異常をきたすことがある

「Word6.0」

・ルビや囲み文字などパワーアップ機能指定時にエラーが発生することがある
・半角数字や文字に均等割付の指定をすると,印刷時に均等割付が無視されることがある
・半角英数字だけ入力し,5.1形式で保存した文書を英語版5.1で開くと文字化けすることがある
・表をコピーし SimpleText などにペーストすると,文字化けすることがある
・英語版5.1の文書を開くと文字化けすることがある
・PowerBook 使用時,ページレイアウトウィザードダイアログが画面に収まらないことがある
・Excel 5.0ワークシートオブジェクトがペーストリンクされている文書を開くと,「エラー!リンクが正しくありません」と表示されることがある

「Excel 5.0」

・グラフをアクティブにした状態で,ページレイアウトの設定ダイアログ内のパネルを選択すると異常終了することがある
・Performa 5210のGlobal Village Teleport Gold II で Fax 送信できないことがある
・漢字 Talk 7.5.2 を搭載した PowerMacintosh からモデムポートに接続したプリンタに印刷できないことがある

「PowerPoint 4.0」

Power PC 603および604搭載の Macintosh で正しくクリップアートが挿入されないことがある
最初に記載されている「名称不明は終了できませんでした」と出て Macintosh を終了できなくなる問題は Microsoft Office Managerコントロールパネルを単に外すだけで回避できる.最近の項目で扱っているように,これ以外にもエラーは多く報告されている.(2/14,2/19項目.そこにもあるように Microsoft で無償で配布している Office4.2x Update はそのために新たな問題が出るとも考えられている)



[ 97/2/19]


私の所にいる宮崎かおるは MACWORLD Expo/Tokyo '97 を仕事がてら見に行った.私はここに残って忙しい毎日だが,昨日,私の家内が使用するつもりの 8500/180 を大学生協に注文した.

私は Umax ( SuperMac )の縦型がとてもかっこいいと思うのだが,家内はそうは思わないようだ.新型の縦型は写真からはいやだということだし,8500/180は型落ちとなるために今大変安いと思う.(8500/150はそろそろ在庫がなくなってきているそうだ-多分入手困難.8500/180も大学生協では私の注文分で最後になるとのこと)私は604eチップがいいと思うのだが,今度の新型は3400を別にして速度面ではあまり速くないと思う.(特に7300や7600.8600にしてもバスクロックの増加はあまり結果に貢献してないようだ)家内は少しでも早くPower Macintosh を使いたいのだが(現在は 68kを使用している),今日の項目の中にあるように,しばらく供給不足が出るかも知れないこともあって8500/180を購入することにした.

特に今必要でなければ私は来年まで待ちたいと思うし,外観と性能の総合バランスは UMAX のハイエンドがいいなと思うのだが,値段と性能と縦型という家内の注文の折り合いが8500/180であった.(8500は分解が面倒だ.だが,それをするのは私であって,家内ではない)

家内はパワーユーザと周囲から言われたことをたいへん気に入っていて,これまで使っていたものと同時に2台を使用すると言っている.(私は7200/90 1台なのだが)


●新型 Macintosh の問題

今回発表された9600,8600など新機種で問題が起きたため生産ラインがストップしていて発売が遅れるという記事が MacWEEK 2/17の Apple QA delays system shipmentsに出ているが, MacInTouch は2/17記事で,問題は 604e 200MHz チップの熱問題であることと,その問題は既に解決されていて出荷は始まるだろうこと,また,この遅れのため,旧モデルが売り切れた後に製品の供給不足におちいるだろうとしている.

MacWEEKは MacWEEK 日本語版が利用できるようになってからはあまり見なくなった人もいるだろう.(私もその一人だ)しかし,今回の新製品に関しては日本とラインアップが異なることなどから米国の記事で重要だと思われるものが相当数訳されていないと感じる.英語版もたまには見る必要がある.

(と書いたのだが2/19付け記事や Expo/Tokyo のページで訳された.MacWEEK-J の皆さんありがとう)


●Word 6.0 の問題(継続)

2/14項目の Word 6.0 のファイルを Power Macintosh でダブルクリックして起動した場合にクラッシュする問題に関して MacFixIt 2/17に投稿がある.

投稿によれば, Office インストール時にインストールされたマイクロソフトの Times New Roman に原因があり,これを外すとよいとのこと.

私は Office に限らず,何かをインストールする場合は最小限のシステムフォルダを作成しそこから起動してインストールしている.(システムフォルダ内のファイルにラベルから色をつけてインストールし,色の変化によって書き替えられたファイルを峻別する方法が一部で行われていると思う.しかし,この方法は確実なものとは言えない場合がある.また,書き替えられた後からでは手遅れということもある.何かをインストールするたびにバックアップをするのも不経済である.ここに書かれた方法を推奨する)
マイクロソフト社のものは特に警戒しているのだが, Office などがフォントフォルダを書き替えているのには驚愕した記憶がある.私は一応グラフィックユーザであるのでフォントフォルダの管理は一般の方よりはしているつもりである.( True Type は基本的にはフォントフォルダから外す)これらのことから,事前にマイクロソフトがフォントフォルダを書き替えていることを把握し,当然の事ながらマイクロソフトのフォントを使用することはなく,この問題は私やデザイン室の Macintosh では起きなかったと理解できる.


●MacOS 7.6.1のリリース時期

MacFixIt 2/17記事は MacOS 7.6.1 (コードネーム Ides of Buster )のリリースは3月中旬としている.


●Bluets and Granola Bars メッセージ( MacOS 7.6 )

MacOS 7.6 下で起動時に Bluets and Granola Bars というメッセージが現れることがある. MacFixIt 2/13記事で原因が明らかにされている. MacOS 7.6 では「 Welcome to Macintosh 」の起動時のメッセージが出ないようになっているのだが, System 内のその部分のリソース( DSAT 0)は残っている.開発者たちは不要になった部分を「 Bluets and Granola Bars make a chewy snack, 」と書き替えたらしいのだが,これが特殊な状況下で一部現れることがあるということだ.


●Open Transport/PPP (OT/PPP) のエラーコード

Information Alley 2/17は Open Transport/PPP のエラーコード一覧を掲載している.( TECNINFO-0020977 )


●PowerPC Interrupt Extension は Mac OS 7.6 では不要

Information Alley 2/17で Mac OS 7.6 には機能が組み込まれているので必要ないとされている.


●Eudora Pro 2.3J でデータ消失

山田氏から受信メールボックスが破壊されることがあるとお知らせがあった.
受信メールを転送しようとすると、システムエラー(エラータイプ11)が発生する.
その後,再起動後に Eudora を起動すると,
「送信」メールボックスは,前に内容のリストが作成されてから変更されています.前からの内容リストを使用しますか?それとも新規に作成しますか?
というメッセージ box が表示される.
ここで,「前の物を使用」を選ぶと,受信,送信のメールボックスが壊れる.→受信したメール,送信履歴が壊れ,修復不可.

設定の「 Re:返信」で、「引用マークを編集する」をチェックしている状態で受信メールの転送を行おうとすると,この現象が発生する.チェックしないでおけば問題にはならない様子.(但し,デフォルトではチェックされているので問題!)
再起動時に「新規に作成」を選べば,受信ボックスが壊れることはない.

なお, Eudora Pro 3.0J betaが出たそうである.(eishi氏,遠藤氏)



[ 97/2/17]


●クラリス各種日本語版アップデータの配布

クラリスサポートページで次のアップデータが配布されている.クラリスFTP
「クラリスドロ−1.0v2 」

・直線を編集したときに,線の始点/終点が動く問題を解決
・他のアプリケーションからテキストをペーストした際に特定の文字が化ける問題を解決
・shift - returnが使われている書類を一部のプリンタで印刷する際に起きる問題を解決

「クラリスインパクト1.0v4」

・カラー QuickDraw プリンタに印刷する際の問題を解決
・クラリスドロー 1.0のファイルを読み込むことが可能.ただし,クラリスドロー独自の機能で使われているオブジェクトを読み込むと,そのオブジェクトの属性(文字間隔,倍角文字など)は標準化され,縦書きテキストは横書きに変換されます.またバインド化されたテキストは PICT 情報として読み込まれます
・ファイルを開いてからすぐに印刷すると,フレームのなかのテキストの一部が欠けて印刷される問題を解決
・PowerMacintosh版において,表計算フレーム中のある形式の時間データが正しく時間として処理されない問題を解決

「クラリスインパクト2.0v2 PowerMacintosh用 」

・PowerMacintosh用プログラムで保存したときに起きるオブジェクト情報の問題を解決

「クラリスメール Lite1.1v2 」

・Open Transport J1-1.1.1および Open Transport PPPJ1-1.0との互換性を追加し,さらに安定した環境での電子メールの送信/受信が可能
・メッセージ画面の行間を広げ,メールをより読みやすく,見やすい幅に調整
・MacPPPドライバ J-1 2.5で再接続した際にメニューのフォントサイズが収縮する問題を解決

「ファイルメーカーPro3.0v2 」

・ポストスクリプトプリンタ以外のプリンタでのスクリプト,およびフィールド定義の印刷が縮小される問題を解決
・ 旧バージョン 2.1のファイルを変換後,スクリプトにて定義されたソートの言語設定が英語になる問題を解決
・EGBridgeバージョン 6,7使用時における文字入力の問題を解決
・「Count」関数で2つ以上のフィールドを引数として指定できない問題を解決
・「YearName」関数を「If」関数と組み合わせた時の問題を解決
・フィールド定義のダイアログにて、999以上のフィールド数が表示されない問題を解決
・ソート順でスペースが認識されない問題を解決。
・Katanaバージョン 4で文字の入力ができない問題を解決。

「クラリスワークス4.0v2 」

・Apple Scriptを使用した時,書類が縮小されて印刷される問題を解決
・複数の縦書き表セルを選択している時の書式設定の取消しの問題 を解決
・異なる種類のタブを複数同じ行に設定した時の印刷の問題を解決

クラリスワークス4.0については9/14,12/17項目でふれた 48MB以上の RAMで起きるクラッシュの問題はこれを見る限りでは記載されていない.(参考:ClarisWorks Crashes When Closi


●システムフォルダが複数現れる

Information Alley 2/14項目では Mac OS 7.6 クリーンインストール後に別のシステムフォルダが現れ,クリックしたら消えるが再起動するとまた現れる現象を記している.

これは Mac OS 7.6 や System 7.5.x の問題ではなく, Desktop Printing の問題であるとしている.回避方法は Chooser (セレクタ)からプリンタを選択する.


●Desktop PrintMonitor 2.0.1

上記記事と関連して,Desktop PrintMonitor 2.0.1についての問題.(改田氏)
英語版の Clipping Extension と日本語版のクリッピング機能拡張の両方を機能拡張フォルダに入れておかないとタイプ15のエラーが出て使えない.両方とも入れていない時はもちろん,どちらか一方でもダメ.システムは漢字Talkでもキメラでも同様だそうだ.無理に使おうとすると,モニタ画面いっぱいに次々とプリンタアイコンが現れるお馴染みのエラーとなるとのこと.


7.5.5 SCSI Server Update 1.0 (89K)

PowerPC Apple Workgroup Servers での System 7.5.5, Appleshare 4.2.x の動作を確実にする.問題としては本記事96年9/2を参照のこと.詳細はInformation Alley 2/13を参照のこと.


●「 The Macintosh Bible」の一部が公開

「 The Macintosh Bible」(第6版)のうちの第7章が,著者と Ted Landau ( MacFixIt )の協力で WWW 上で公開された.

The Macintosh Bible (6th Edition) Chapter 7 Preventing and Solving Problems - Part 1
The Macintosh Bible (6th Edition) Chapter 7 Preventing and Solving Problems - Part 2



[ 97/2/15]


●Drive7 の米国での販売停止-日本での状況(継続)

改田氏からパワー(日本発売元)の対応についてお知らせいただいた.国内では販売,バージョンアップが継続されるという返事である.
2/13付けの MacFixIt での Drive7 の販売中止につきまして私も Drive7 を使用していて,大変信頼しているソフトでしたのでとても気になり,日本語版発売元のパワーに問い合わせたところ, MacFixIt の項目の件は知らなかった様子で,項目を確認後,たいへんていねいな連絡をいただきました.

以下パワー営業担当の方の話...
「 Casa Blanca Works からはそのような連絡は現時点では入って来ていませんが,私が MacFixIt を読んだ感想としては,アメリカ国内でのシェアが思うように伸びないためパッケージ販売に限り,販売を中止するという話が出たのではないでしょうか.パワーとしては今年中の契約を交わしたばかりであり,仮にこれが事実としても, 開発元の Pro Soft が開発そのものを中止するとも思えませんし,また OEM 版の供給及びアップデートが続く限りこれを日本語版にローカライズして,パッケージとして販売するなどの方法が採れると思いますので,心配されるような事態(日本語版の販売及びアップデート中止)にはならないと思います.
尚,3月中をめどに当社のホームページを開設し,そこでパッケージの販売とアップデーターの配布を行うよう準備を進めています. Drive7 は OS7.6 に対応したものになる予定で, v.4.1.x くらいになると思いますので,もうしばらくお待ち下さい.」とのことでした.

ただ電話を受けた後の私の印象としては,(省略-秋山)少しも慌てる様子が無く,また項目内容もまったく否定すること無く,淡々と今後のスケジュールまで話されたことがかえって気なったりもします.(省略-秋山)このままパワーの言う予定通りに事が運べば,とりあえず, OS7.6 対応の日本語版までは大丈夫なのではないでしょうか.(そうあってほしい)

●メモリ増加によるシステムの安定

上記,改田氏からまた,別の興味ある内容をいただいた.トラブルシューティングの方法としても,ドライバを疑うなど初心者のみならず中級者でも参考になる内容と思うので全文掲載したい.
一昨年6月に 8100/100 を購入して以来ずっと,複数のアプリケーションを起ち上げて作業中にエラー(フリーズ,ハングアップ,クラッシュ)が頻発するという状況に悩まされ続けてきました.特にアプリケーションの切り替え時に多発するもので,1つのアプリケーションだけを起動している場合はほとんど発生しませんでした.

これまで,システムを漢字 Talk7.5から漢字 Talk7.5.1, Sys 7.5.3キメラ(漢字 Talk7.5.1を英語版アップデート2.0でアップデートし ResEdit でリソースの書き換えを行ったもの) Sys7.5.5キメラ(同),漢字 Talk7.5.3,漢字 Talk7.5.5と変えてきましたが, Sys7.5.3キメラ以降はかなり安定してきたものの,それでも1日に4,5回(何も起こらない日もありましたが)発生していました.

この間,内蔵ハードディスクの交換,外付ハードディスクの増設( 500MB & 2GB ),フォーマッタの変更( Apple HD SC Setup, Drive Setup, Silverlining, Drive7 ),メモリ( 8MB+8MB+32MB+32MB )を差し替えて使用するバンクの変更,純正内蔵ビデオカードのメモリ差し替え,交換.マウスの交換(旧角タイプ,サードパーティ2種), ADB ケーブルの交換,モニタケーブルの交換( Dsub15, BNC ),更に,数え切れないくらいの機能拡張ファイルとコントロールパネルの組み合わせ,WDEF Leopard 他, Purgeable に関わるユーティリティの使用, WDEF リソースの変更, ResEdit で Finder 及び System のメモリサイズを変更(デフォルトから最大5MBまで)等々,さんざん試してみましたが,いっこうに改善される様子はありませんでした.

このマシンをあきらめ,真剣に新しいマシンの買い換えを検討し始めた矢先,1月ほど前,仕事上で大きな画像ファイルを扱う必要性が出来たため,メモリを64MB(32MB+32MB)増設して合計144MBとしたところ,まったくエラーが発生しなくなりました.

以来,34日間,一度もフリーズもハングアップも, MacsBug に落ちることもありません.一度起動すれば,電源を落とすまでまったくトラブルフリーです.搭載メモリを増やすことがシステム安定の必須.とはよく言われますが, 80MB ではだめで, 144MB なら大丈夫というのも,何ともはやです.



[ 97/2/14]


●Drive7 の販売停止

MacFixIt 2/13項目で Casa Blanca から Drive7 と DriveCD は OEM 供給を除いて,販売されなくなるという知らせがあったとしている.

3-4週間後にこれまでのユーザ(少なくとも v4.0 ユーザ,多分 v3.62 以降のユーザにまで)には最終のアップデートが送付され,サポートは2ヶ月継続されるとしている.

日本語版がどうなるかは不明であるが,現状では最も信頼できるサードパーティ製フォーマッタであっただけに大変残念である.

(2/15項目に日本では継続して販売,バージョンアップされるという情報を載せている)


●Global Village GlobalFax 2.5.8 update

PC Card modem でシリアルポートが使用中であるとアラートが出て使用できない問題を修正.


●Shared Library Manager PPC , Shared Library Manager の2.0.1バージョン

田中淳氏によると, GeoPort-EM Updater 3.1.1には上記新バージョンが備わっている.これらの機能拡張については機能の安定などの可能性もある.
なお, Open Transport 1.1.2 でも同様のバージョンがインストールされる.(改田氏)


●HDTの MacOS 7.6 対応2.0.5アップデータ配布,非互換など

HDT は System 7.6 Compatibility Infomation を設け,v.2.0.5 アップデータを配布している.
それによれば, Apple は Power Mac 6360/54XX/64XX のスキャナなどの問題(本項目11/1, 11/21,11/28,12/21参照)を修正するパッチパーティションを作成しているので,同様のパーティションを作成するようにしたという点と, Apple CD-ROM と CD-ROM ToolKit が非互換であるため Apple CD-ROM より先に読み込まれるようにしたなど書かれている.
HDT2.0.5updater 自体は1/9項目でお知らせしたものである.


●MacOS 7.6関連いくつか

MacFixIt 2/12,13記事によるもの.

Color QuickCam Software (2.1a) が読み込まれるときにクラッシュ
(Port Jugglerとのコンフリクト)

WordPerfect が非互換で画像の配置ができない.英語版では既に3.5.3アップデータが出ている.

Finder スクリプティング機能拡張が原因で起動時にクラッシュする.
ファインダ初期設定ファイルを捨てることで改善される.(問題の起きないケースがほとんど)


●Word 6.0 の問題

Word 6.0 での起動時に Type3 エラーが出たり,メニューにアクセスするとクラッシュすることがある.

MacFixIt 2/12記事はこれらを最初 MacOS 7.6 での問題として報じたが,そうでない可能性の方が強いと訂正した.原因としては,
HDTのドライバが古い場合に起きるので最新バージョンにする.
ObjectSupportLib 1.2 で改善される場合がある.
AutoDoubler による問題の可能性
Office4.2x Update のため
があげられている.

参考ページ: The Error in the "New in This Update - 3" File

私のところには Excel とともに, Power Macintosh 漢字 Talk7.5.3,7.5.5で-192エラーが起きることが報告されている.Word や Excel のファイルあるいはエイリアスから起動しようとすると問題が出る.(山口氏,見尾氏)

-192エラーというのは 68k Macintosh で PPC ネイティブコードで書かれたアプリケーションを起動しようとすると出るものである.この場合は Power Macintosh であるのでこのエラーが出るのは変だ.ハードディスクドライバ, ObjectSupportLib を一応は疑うことができるのではないかとも思うが,現在のところ不明である.


●Quark XPress のインストールの問題(継続)

2/11,2/13記事について,日本語版3.3.1の場合は製品の販売形態( 68kと PPC とは別パッケージ)から考えて,また,最初のマシン情報チェックはインストールのためではなくユーザー登録のためであることから,インストール時にインストーラが判断してどちらかをインストールするとは考えにくいことを何人かの方々からご意見として賜った.

日本語版3.3.1の問題は,3.3.1が発売された時点の機種情報にそれ以降に発売された機種の情報がないことに起因する問題であろう.インストーラがマシンを判断できないのは当然といえば当然である.日本語版の場合は井邊氏もお書きになっているように PPC 版がインストールされるので実質問題はないだろうと思われる.

なお,3.3.2では180,200MHzマシンで問題が生じる.インストール時にカスタムインストールを選択することで問題を回避できる.



[ 97/2/13]


最近聞いた話.
家内の友人( Performa 5410ユーザ)がコンピュータ販売店( Macintosh 専門店ではない)で
「 Windows の講習会はたくさんあるのになぜ Macintosh の講習会はないのか」
と素朴な疑問を聞いてみた.その販売店の答え

「 Macintosh は教わらなくても使えるので必要がないんです」


●8500の VRAM 増設の問題

藤波氏から8500/180の VRAM 増設に関して大変詳しい情報を得た.ご本人の承諾を得て,私が多少編集したものを以下に掲載する.
ケース1

VRAM を 2MB 増設して 21" Monitor 対応にしたところ,マウスに追従して,Vertical の線が入るようになった. VRAM を交換しても治らず,結局初期不良交換となった.

ケース2

DRAM / VRAM を増設し,テストも OK となり,(一度再梱包し送ったものを)開梱し,起動したところ,画面は紫色,Horizontal と Vertical に白い線が入る. VRAM を交換しても治らなかったが,DRAM のバンクの位置を交換すると,何故か現象は出なくなった.

NCRの話
ロットによってそうした現象の出るミニタワー型(恐らく8500 のこと)があるようです.うち(NCR) でも,既に3-4台が持ち込まれました. DRAM のバンク1が非常に不安定で,できればバンク2以降を使用して欲しい.また,VRAM のバンク2にも,ピット欠けの不良があることがあり,これは VRAM を増設するまで絶対にわからない.
VRAMの問題については私も最近の Macintosh の問題点と注意点で Information Alley の情報をもとに書いていることがあるが,この情報を読む限りでは私が書いた VRAM スロットのバンクの使用順や装着が不十分という問題以外のことがあるかも知れない.


●Quark XPress のインストールの問題(継続)

2/11項目に関して, 9500/200 に止まらず他の機種でも類似の問題が起きる.日本語版での詳細をいただいたので以下に掲載する.(井邊氏)
8500/180,160MB/2GB,KT7.5.5という環境で,XPressのバージョンは3.31日本語版です.
CD-ROMのプログラムをインストーラFDからインストール中に使用環境をチェックして,それに合わせたプログラムをインストールするようなインストーラです.

インストーラがチェックした環境一覧には「CPU/68020,FPU/なし」という項目が表示されています.キャンセルボタンがありませんでしたので,そのままインストールします.インストール後にアプリケーションの情報を見ると,仮想メモリについての表示がありましたので,正常にPowerPC用がインストールされたと思いました.

起動後,レイアウトパレットを表示すると
「●〜*(爆弾-秋山注)浮動小数点演算コ・プロセッサがありません」
と,システムエラーがでました.
同様のエラーが2回起こりました.

●Apple Vison 1710AV の問題

MacWEEK OPINION 2/12記事

Apple Vison 1710AV の問題は過去にも少なからずの項目(例えば Apple Visionモニタの問題など)にしてきた.MacWEEK OPINION ではこの問題については1年保証を2年に延長していることに関しての提言等がある.この問題は MacFixIt がとりあげた.詳しくは本項目1/25を参照.そこに対象シリアルなどを載せている.
田中氏によるとアップル(ジャパン)でも公表はしていないが対応しているので修理店に連絡して欲しいとアップルカスタマーアシストセンターで回答している.


●AppleTalkとアシスタント・ツールボックス( Mac OS 7.6 )

1/18項目で触れた,AppleTalkをオンにしても起動するたびにオフになるアシスタント・ツールボックスの問題が Information Alley 2/11記事で発表された.
アシスタント・ツールボックスは1.3より前のバージョンで Open Transport と非互換と記されている.
Assistant Toolbox v1.3 は System 7.5 Update 2.0 の Custom Install オプションでインストールすることができる.また, Mac OS 7.6 ではアシスタント・ツールボックスがシステム内に取り込まれているために必要なくなった.もしも Mac OS 7.6 下でアシスタント・ツールボックスが機能拡張フォルダにあるようだと問題を起こすので外すようにとされている.


●Internet Explorer3.0の問題

Java 関連のメモリ問題があると最近海外のいくつかのサイトで報告されている.


● Mac OS 7.6 の仮想記憶, RAM Doubler2.0.1 と Apple Guide の速度低下

MacInTouch 2/12記事は Connectix の技術サポートの見解として, Mac OS 7.6 の仮想記憶が Apple Guide の速度低下を招いているとしていることを載せている.仮想記憶をオンにしていると仮想記憶の量に応じて十秒程度から数十秒 Apple Guide の起動にかかってしまう. RAM Doubler2.0.1 を使用している場合は仮想記憶の容量にかかわりなく最大限に遅くなってしまう.



[ 97/2/11]


●ShrinkWrap2.1 (68k) と RAM Doubler1.6.2 のコンフリクト

MacFixIt 2/10に読者からの投稿があり,その中で作者の Chad Magendanz のメールが引用されている.問題はリリース予定の 3.0 で解決されるが,ShrinkWrap は2.1バージョンを最後として ShereWare でなくなり, Aladdin 社の製品として発売されることになっている.


●省エネルギー設定での自動起動,終了の問題

PCI-Mac などで省エネルギー設定コントロールパネルからの自動起動,終了ができない場合がある.
Yamada 氏から7600/120 でその機能が実際には動作しないとメールをいただいた.私もいくつかの機種で試したのであるが,動作するもの(7200/90)と必ずしも動作しないもの(動作する場合もある=8500,試した範囲では動作しない=7500,7600)があった.自動電源オン/オフコントロールパネルが動作するモデルでは機能自体は備わっているものの,省エネルギー設定コントロールパネルがインストールされ,そこでこれら機能をコントロールする場合に問題が起きるようだ.

Yamada 氏からは自動起動するユーティリティはないかとたずねられたのだが, Apple 純正以外のものを私は知らない.
(追加-上記のように自動電源オン/オフコントロールパネルが動作すれば可能である.自動電源オン/オフコントロールパネルはシステムインストール時にカスタムインストールを選択することで PCI-Mac にもインストールできる.ただし,全てのモデルで機能するわけではない.2/12)

自動起動,終了の機能については TidBITS-356,357,362に記事がある.上記機能がない場合,通常考えられている範囲では PowerKey という製品を使用して自動起動することが行われているのではなかろうか.


●システムフォルダが不可視になる問題

MacFixIt 2/10記事にシステムフォルダが不可視になってしまうミステリが扱われている.


●Quark XPress 3.32 の 9500/200でのインストールの問題

同じく MacFixIt 2/10記事でフロッピーからインストールした場合,68020 であると認識して68kバージョンをインストールしてしまうという投稿情報を確言できないとしながらも信頼できるとして掲載している.

AppleScript Language Guide: English Dialect

Acrobat 版もある.


●Mac OS 7.6 と Connectix Desktop Utilities および PowerBook Utilities の非互換

Connectix は同社 Desktop Utilities および PowerBook Utilities が Mac OS 7.6 と非互換と述べている.
(ソースは MacInTouch 2/10記事)


PB 1400 PMU Updater 1.0.1

1/23項目の MacOS 7.6での PowerBook のモニタトラブル(ブライトネス,コントラストが暗いまま調節できなくなる)を改善する. PowerBook 5300 用も作成中である.




[ 97/2/8]


●Iomega Jaz の問題,データ消失他

MacInTouch 2/6記事は Jaz について新たに2つの問題に触れている.(これまで,特に縦置きにした場合の熱暴走の問題を MacInTouch は指摘していた)

1.Jaz のボンディング・エージェントは弛みやすく,プラターの位置がずれる(偏芯する?-秋山)ことからデータ消失が起きる. Iomega はプラターの位置を戻すことでデータを取り戻すことができる

2.カートリッジを乱暴に挿入すると小部品を壊す

Jaz はリムーバブルメディアとしては初めてプラターを複数(2枚)持つ構造になっている.以前からここでも皆様からご指摘があるように,このカートリッジ自体に問題がある. MacInTouch の指摘の第1はこの点からきているように思える.また,第2の問題は本ページでも既に1/14項目で揚妻氏から詳細な情報をいただいているのでご参照願いたい.


●Mac OS 7.6と2次キャッシュ

Information Alley 2/5項目では, Mac OS 7.6 は Open Transport を使用するために不完全な2次キャッシュを調べる「 sniffer ルーチン」を持っていて,該当する場合不適当なハードウェアであるとダイアログが表示されるとしている.
TECHINFO-0020925 参照


●Mac OS 7.6と Wacom タブレット

Information Alley 2/5項目は Mac OS 7.6で Wacom タブレットを使用するときに次のようにするように述べている.

1.Wacom タブレットドライバは 2.5.1 の最新バージョンを使用すること
2.OpenTpt Serial Arbitrator を外し, SerialDMA を入れること( SerialDMA は Wacom のページで入手できる.ドライバ自体は日本語ページでも可能である.日本語版最新バージョンは2.5.3J
TECHINFO-20939参照
この問題は System7.5.x でも起きていた.

(2/20追加: MacFixIt 2/19項目はこの Information Alley の項目について SerialDMA は Wacom からは配布されていないことと,OpenTranSerialArbPatch.sea.hqx 48kbというファイルが未サポートとして配布されているという投稿を載せている)


●PowerBook1400 で CD-ROM が認識されない問題(追加)

2/7項目について押木氏からも情報が寄せられた.光栄などのゲーム他アップル純正ドライブで動作保証をしているソフトが動かないそうだ.問題が出る CD-ROM のリスト等詳細は押木氏のページを参照願いたい.なお,押木氏は SCSI などの問題ではないのではないかとおっしゃっている.


●SpeedDoubler2 ,SpeedCopyの問題(追加)

MacInTouch 2/6記事は SpeedDoubler2 の fast network-copy 機能は TCP/IP を使用しているために突然ダイアルアップ接続を始める場合があるとしている.


●Open Transportのバグによる FreePPPの問題(継続)

2/7項目とした MacFixIt の内容は明らかに1/25本項目「Netscape再起動時のクラッシュ」と関連がある.それら関連性を記述しようと思っていたら,大変タイミングよく1/25本項目の情報をご提供下さった吉川氏から再びご投稿をいただいた.そのまま掲載させていただく.(文中,省略とあるのは秋山が行った)
本日 MacFixIt の記事を拝見しました.(省略) FreePPP の作者もエラー11を認めたようですね. OT/PPP がなぜ解決するかも,私の予想通り OT/PPP 内の機能拡張のようでしたね.

その記事に AppleTalkをオフにしないと発現しないとありましたが,私が以前 FreePPP を用いていた時,AppleTalk オンでも再接続でのエラー11がでることがありました.もちろんメモリ断片化( OT のメモリアンロードが不適切)とリンクしていました.

なお私はいつもPPP接続をしてからNetscapeを立ち上げ, Netscape を閉じてから PPP 接続を切っています. (正確にはシェアウェアの PPPop1.5xJ を使用してのことですが)

よって前回(省略.詳細は1/25項目を参照下さい)あえて AppleTalk オンを対策に書きませんでした.
ちなみに,仮想メモリをオンにするだけでメモリ断片化を防ぐことができたという人もいました.私は未確認です.

P.S. よく勘違いする方がいる現象があります.
FreePPP を使用していて TCP/IP の設定を変更後 TCP/IP を閉じようとしたらエラー11がでる.もしくはTCP/IPを開こうとしたらエラー11がでる.
実はこれもメモリ断片化(OTのメモリアンロードが不適切)とリンクしており, OT/PPP を使用したりすることで完全に防ぐことができます.よくこれを PRAM クリアで解決しようとする人が(省略)います.(PRAM クリアはこの問題には関連しないということ-秋山注)

●Tipsをひとつ

Click, there it is! ではアプリケーションなどのウインドウの下に隠れている Finder のウインドウも選択することができる.方法は単にその位置に見当をつけて(アプリケーションのウインドウを)ポインタでクリックするだけ.本当に便利だ.


[その他]
SpeedDoubler 1.3.2-J Updater
(徳永氏の情報)
icon ファイルが可視化され,でたらめにファイル属性をつけてしまうバグを解消する.今のところ,英語版については正常になったというご報告をいただいている.(松井氏)




[ 97/2/7]


●PowerBook 1400の CD-ROM が認識されない問題

匿名の情報であるが,PowerBook1400 は IDE のため,一部の SCSI 前提で作られたゲームソフトで CD-ROM ディスクを認識できないトラブルが起きている.


●SpeedDoubler2 ,SpeedCopy の問題

MacInTouch 2/5は SpeedDoubler2 での synchronize option を同一ディスクのボリュームの二つのフォルダー間で行うとファイルを消失すると読者が警告しているとして Connectix と確認を行っているという記事を載せている.


●Open Transport のバグによる FreePPP の問題

MacFixIt 2/5は FreePPP 作者の Steve Dagley からの情報として1.1.2を含む Open Transport が閉じられるときに不適当にメモリをアンロードするため,いったん( FreePPP を)終了してから再接続しようとするとクラッシュすることを述べている.これは PPC ネイティブでない他の MDEV でも起こり, AppleTalk がオフになっている場合にそのようになる.次の Open Transport のバージョンで解決されるだろうとしている.

回避方法は AppleTalk をオンにしているか, AOL の OpenOT 機能拡張を使用する,または, OpenTpt Remote Access を使用する.


●Iomega 5.0.1と Sleeper 2.0.4の問題(継続)

2/3項目について具体的な症状についてお寄せいただいた.( Fukuoka 氏)
ファイルをコピー中、スリープ機能が働きメディアがダメになる.メディアは再フォーマットもできなくなる.


●Mac OS 7.6 と MacsBug 6.5.3の問題

Information Alley 2/4記事で, MacsBug 6.5.3を Mac OS 7.6 で使用しているとある種の PCI-Mac で, MacsBug に落ちたときに全面グレーの画面になったり,テキストが黄色になる問題を述べている.
MacsBug 6.5.4a1はαバージョンであるがこの問題に対応しているので,問題が出る場合は使用する.
(1/31項目参照)


●LaserWriter 8.4.1 と ATM4.0の問題,紙のサイズの問題

Information Alley 2/4記事に ATM4.0 がインストールされた状態で LaserWriter 8.4.1ドライバの Setup(設定)を選択すると Type11エラーが出るとしている.回避方法は ATM4.0 を外した状態で設定してから ATM4.0 を入れ直す, LaserWriter 8.3.4 など,8.4以前のバージョンを使用するなど.

また,Information Alley 2/5記事ではLaserWriter 8.4 ではカスタムサイズの出力には対応していないが,次のバージョンでは対応する計画であることが述べられている.カスタムサイズを使用する場合は Adobe PS Printer か LaserWriter 8.3.4 を使用する.


[その他]
SpeedDoubler 1.3.2 Updater




[ 97/2/4]


●Power Tower Pro のフロッピードライブに問題

MacWEEK-Jは筐体がイジェクトを妨げ,読み書きに問題が出る場合があると報じている.


●ATI XCLAIM VR カードと Graphics accelerator の問題

MacInTouch 2/3に MacOS 7.6 で ATI の XCLAIM VR カードが Graphics accelerator 機能拡張と非互換でフリーズするという投稿を載せている.


● OT1.1.2 へのパッチ

MacInTouch は MacWEEK コラムOpen Transport にいまだ残る問題 The Open Transport slow patch を紹介,配布している.

このことについて, "Mac"ware Information に,使用することで速度改善,安定したという情報が寄せられている."Mac"ware News を参照願いたい.

このパッチは MacInTouch が以前から指摘し続けていた, WWW サーバとして使用する場合,アクセスの負荷が増大するとスローダウンする Open Transport の問題を改善するものである.クライアント側で使用することは私はあまり考えなかった. MacInTouch 自身が1/29に読者からのクライアント側でも速くなるという投稿を載せているが,同時にクライアント側ではクラッシュすることが一部にあるとも書いてある.

英語 System を使用している方は別として,私自身は漢字 Talkを使用しているので, Open Transport などを含めリソースの異なる英語版は原則として使用していない.(たびたびこのページでも書くが,皆様もそのようになさった方がよいと思う) The Open Transport slow patch 自体のことについては MacWEEK の記事を参照されたい.



[ 97/2/3]


●Netscape と Mac OS 7.6 の問題

Information Alley 1/31記事は Shared Library Manager が読み込まれていない状態で Netscape に問題が起きるとしている.
Shared Library Manager を使用するようにする.

MacFixIt 1/31 記事はこの問題は Netscape Navigator v3.0 を使用しようとして URL を入力するとフリーズすると書いている.


●PCI-Mac の ROM のバグによるネットワーク速度低下(継続)

YARCは ROM バージョン 2.8f2 の機種で起きる問題についてのユーティリティを「 F1F2」から「 YARC Probe 」に変更し,アラートを書き換えた.該当する ROM 全てに問題があるとして記述されていたものを, ROM を特定して,問題がある場合は添付書類を読むようにという内容になっている.
これは,問題の 2.8f2 自体に問題があるのではなく,その ROM を使用した機種で多く問題が起きることから変更したものである. 2.8f2 の ROM 搭載機種でも問題が起きないケースがあるという.

私のところには先のユーティリティ「 F1F2」で検査した結果,該当したというお知らせを皆様からいただいているが,上記のような内容なので実際に該当するか否かは明らかでなくなった.

この問題はざっと添付ファイルを見ただけだが,速度低下は PCI バスに Ether カードを使用した場合に特に悪化するようであるから,そうでない場合は心配することはないのではなかろうか.

参考 URL :Network speed problems with newer PCI power Macs


●Synchronize と Speed Doubler 2のコンフリクト

MacFixIt 1/31 記事に投稿がある.


●Iomega 5.0.1 と Sleeper 2.0.4 のコンフリクト

同じく MacFixIt 1/31 記事に投稿がある.


[その他]
NDD3.2.x-->3.2.4...が Symantec FTP に出ている.
また,SD201U.sea.hqxも出た.もちろん,これらは日本語版には関係ないし,現在は Mac OS 7.6 は日本語版はまだであるので必要な方はそれほどいないと思う.




[ 97/2/1]


●Drive Setup 1.0.5の更新(継続)

1/27「その他」項目でお伝えした柳沢氏がお教え下さった Drive Setup 1.0.5 が1/21付で更新された件はInformation Alley 1/29記事で説明があるが,何が変わったのか分からない.ドライバ自体の変更はないようだ.(12/4項目参照)


●PowerBook1400 で Mac OS 7.6 インストーラが誤ったコントロールパネルをインストールする問題

Information Alley 1/28記事PowerBook1400 で Mac OS 7.6 インストーラが誤って「 Monitors 」と「 Sound 」を簡易インストールでインストールする.「 Monitors and Sound 」のみでよいので,他を捨てるかカスタムインストールする.


●LaserWriter Select シリーズで半分しかプリントしない問題

Information Alley 1/28記事は TECHINFO-0020895 を引用している.

それによると, LaserWriter Select 300,310,360 でトナーが感光ドラムに付着してくると,感光が半分までしか行われず,トナーが消耗したのと同じようになり,紙面の半分(主に左側)が薄くなってしまう.

トナーカートリッジを取り替える際,ガラス部分を柔らかい布で拭く.また,品質の良いトナーカートリッジを使用すること.これで改善できない場合は Apple に連絡すること.
(原文がよく理解できなところがある.この要約は間違っているかも知れない.通常これらのプリンタに限らず,レーザープリンタではよく起きるトラブルシューティングではなかろうか)


●Drive Setup 1.2.x と PowerBook2300cの問題

Information Alley 1/27記事はDrive Setup 1.2.x で PowerBook2300cにパーティションを切ったり,以前のバージョンでパーティションを作成していて1.2.x でアップデートした場合,他のボリュームに起動ディスクを切り替えて起動することができない.
Startup Disk コントロールパネル上で選択できなかったり,選択できても設定が保存されない.

対策は Drive Setup 1.0.5 でアップデートする.イニシャライズや再フォーマットは必要ない.

( Information Alley の記事では Drive Setup に1.2.1のバージョンがあることになっている.私は初めて聞く)



[ 97/1/31]


● Power Mac の2次キャッシュとバススピードの問題

MacInTouch は1/30 記事で7500/100 で他のマシンで動作する2次キャッシュが正常に動作しないことをバススピードの問題としている.
(この機種は他のほとんどのモデルよりもバススピードが速い-秋山)


●MacsBug と MacOS 7.6 の問題

PCI-Mac のモデルの一部に MacsBug が非互換であると最近の MacInTouch が何回か記事にしている. Apple は問題を修正した 6.5.4a1 を FTP に出す予定.


●SpeedDoubler 2と Mac OS 7.6の非互換

既にお伝えしたように SpeedDoubler 2 は問題を起こす.1.3.1 での問題はここで多くの皆様のご反響を呼んだように, icon の問題が発生した. SpeedDoubler2 では TemporaryItems や DesktopFolder が可視になってしまう.つまり,問題は解決されるどころか拡大している.(1/14項目参照.なお,1/14該当項目は私の書き方が正確ではなかったので一部訂正している. icon に関しての問題は確認されていない)

Connectix は本日1.3.1 と2のアップデータを配布できると言っている. Connectix は Mac OS 7.6 との非互換問題で利用者に周知をはかっているが, System 7.5.5 まででは問題は起こらないとしている.しかし,上記の問題は System 7.5.5 である.(私の Speed Copy 不信はしばらく続きそうだ)

Connectix によると,Mac OS 7.6 はファイル検索で問題を起こし,検索結果で情報が正しく表示されなかったり,検索されたものをデスクトップなどに移動させるとディスクの管理領域(カタログツリー)の異状を引き起こす.ディレクトリの異状は Disk First Aid では修復できないようだ.
これらの問題は Mac OS 8 のディスクキャッシュに関してのコード変更によるもので他では問題は起きないとしている.(1/16関連項目ではこれ以外の問題が指摘されているがそれは認めていないようだ)

Apple はこの問題を TECHINFO-0020903 で取り上げ,1.3.1および2.0以前のバージョンを使用しないようにとしている.(Information Alley 1/30記事参照)


●Zip Tools 5.0.1の問題か Speed Doubler 2の問題か?

Iomega から配布されている Zip Tools 5.0.1 が危ないという話は私にもいただいているのであるが, MacFixIt が最近投稿を扱っている.

それによると,Zip Tools 5.0.1 へアップデートするとシステムクラッシュやディスクの障害が出る場合があると考えられ,ファイルが消失してしまうことが起きる.ただし,これは Speed Doubler 2 が原因であるとの主張もある.


●nVIR ウイルスの問題(続報)

これは確認されたものではない.軽挙妄動は慎みたい.

昨日項目の nVIR の発生源について,別の感染源があるのではないかとの疑いをお持ちの方からメールをいただいている.確実な情報をお持ちの方がいたらお知らせいただきたい.

確認されたものではないが,もし,そうであれば必要な処置が望まれることであるのであえて掲載した.繰り返すが, nVIR は Disinfectant で処置できるのであわてることはなにもない.

Disinfectant はフリーウェアである.入手先は各 Info Mac ミラーの_Anti-Virus/である.この書き方の分からない方は理研 FTP にアンカーしておく.また,私の Computer Links ウイルス情報でリンクされているほとんどのページに Disinfectant 入手先が作成されている.



[ 97/1/30]


1/28日項目の起動フロッピーの作成法であるが,容量が足りず,作成できない可能性がある.できないとお知らせをいただき追試を何回か行ったところ,できない場合が多いことを確認した.しかし,実際にできる場合も何回かあり,紹介した方法は現状では確実なものではない.原因などしばらく猶予いただいて確かめてみたい.


●一部でウイルスが発生する可能性を情報としていただいた.大平氏のメールを引用する
「FC-LINK」というネットワーク(省略-秋山)で一昨日配布された「BlindTouchTraining.sit」という書類がウイルスに感染していました.「 BlindTouchTraining.sit 」を解凍するとアプリケーション本体とアプリケーション形式の「説明書」と「貴方のレベル(ワープロ検定)」という2つのドキュメントとタイプレッスン用のテキストファイルが6つ入っています.問題はこのアプリケーション形式のドキュメントで,それぞれが「nVIR A」と「n VIR B」に感染しています.
お知らせいただいたファイルを受け取るなどした方はご注意いただきたい. nVIR 系については Disinfectant で除去できるので感染した場合も落ち付いて処理されたい.

一般にウイルスに関してはまずあわてず,パニックに陥らないということが肝要であろう.ウイルスや Disinfectant については若干書こうと思っていたことがあるので,そのうちに項目にしたい.(何カ月後になるやら?)


●FaxSTF のドロー系データの不具合について(続報)

Ota氏が発売元に問い合わせた結果をお知らせ下さった.

ラビックスのサポートはこの問題を確認し,現在回避方法を検討中で,回避方法が判明し次第アップデータの登録を行う予定である.アップデータ登録先は NIFTY-Serve:GO SPCVB の19番ライブラリの予定.

この問題は1/21項目としたものである.そこでは,クラリスワークス4.0ドロー環境のフリーハンドツールで作成した線が FAXstf3.0J, 3.2Jでファックスすると,表示されないとして紹介した.


[その他]

1/27項目 PCI-Mac の ROM のバグに関しては多くが該当しているようである.

1/25項目中のメモリの解放が行われない(ように見える)件について,連続空き領域を回復するためには Open Transport 1.1.2 を使用すると改善される場合がある.( Yamada 氏)




[ 97/1/28]


今日は久々に(何カ月ぶりだろう) Tips & FAQsに追加する項目を作成したい.これには理由がある.
西暦2000年問題についてのご質問をいただいている.これはインターネット上でも最近話題になっているようなのだが,私は,実は昨年7月に Macintosh と西暦 2000 年問題として TOPICS に項目としている.(私が知る限り, Macintosh と西暦2000年問題をこのように独立した項目にしたのは私が最初である. Apple がこの問題を公開したのは私よりも後のことである.ちょっと自慢させていただいた.)この際,それを紹介しようと思ったら TOPICS は昨年10月を最後にして全然更新されていない.

私はこのトラブルページを更新することさえままならず,他のページは一部廃止予定にしているなど,ほとんど手入れされていない現状だ.皆様からご質問やご要望をたくさんいただくのであるが,私の能力が足りないことは当然として,なにより,時間がない.
私は以前1日に5000ヒットあったページを放棄したことがある.その時には他のページを充実させたいということも放棄した理由にしていた.このページは私としてはその人気ページよりはいくぶんかは存在意義のあるましなページだとは思っているのだが,そのときの初心に戻ることもなかなかできないでいる.言い訳として今日 TOPICS に短い項目を付け加えることでお許しいただきたい.

なお,以下の Power Macintosh 用起動フロッピーディスクの作成法は後日ここからは削除し TOPICS のみでの掲載としたい.


●Power Macintosh 用起動フロッピーディスクの作成

項目は TOPICS に移動した.なお,この項目は後日,確実な方法でないことが判明しているのでご注意いただきたい.


●Macintosh と西暦2000年問題の補足

この問題は過去に Macintosh と西暦 2000 年問題に掲載しているのでより詳しくはそちらをご参照いただきたい.ここでは若干の補足を行う.

Macintosh には個々のアプリケーションが特殊なルーチンを使用していない限り,西暦2000年問題はない. TOPICS では日付&時刻コントロールパネルに関して MacOS 8 で対応予定としたが,その後, Macintosh OS のリリース予定の大幅な変更に伴いこの問題がどうなっているのかは明らかでない.(誤解がないように特に記しておきたいのだが,日付&時刻コントロールパネルの問題は表示の問題だけで日付はきちんと内部ルーチンで処理されていて2000年問題は存在しない)

ファイルメーカー Pro の曜日との連動の問題は それ以降発売された 3.0 では改善されている.ただし,3000年までしか入力できない点は同じのようだ.

私は Windows95 のことはよく知らないのであるが,どこかで聞いた話では Windows95 は2000年問題は起きないと自慢しているらしい.たしかに2000年には問題が起きないのだが,1980年から2099年の間だけしか正常に日付を扱えないと聞いている. Windows3.1 は当然のことながら2000年を1900年にしてしまう.また,アプリケーションの問題はこれとは別で, Macintosh とは異なる事情から,さらに問題を絶望的にしているのではないかと想像している.



[ 97/1/27]


●PCI-Mac の ROM のバグによるネットワーク速度低下

YARCは 一部の PCI-Mac の ROM にネットワークの速度低下を招くバグがあると発表した. Apple もこれを確認し,現在,回避方法を検討中であるとしている.
YARCでは自社 RIP で問題が起きることからこの問題を発見した. YARC によると,問題は起動に使用される P-ROM に関係しており,そのバージョンが 2.8f2 の機種で起きるという.
YARC ではこの問題を扱うNetwork speed problems with newer PCI power Macs を開設して,該当する ROM であるかどうか調べるユーティリティを配布している.(私の8500/120は該当していた)


●Mac Runtime for Java 1.0 と Cyberdog 2.0a2

Mac Runtime for Java 1.0 は Cyberdog 2.0a2と問題を起こすと CyberDog Pound にある.


[その他]

PowerPC キラーになると恐れられ, Intel が満を持して発表した注目の MMX チップであるが,何のことはない, 604eアップグレードした7500よりも遅く, Performa といい勝負だったというベンチマーク結果が MMX vs. PowerPC: disillusioning にある.そこでは,明らかに必要でないと結論づけている.

Apple FTP で Drive Setup 1.0.5 が1/21付で更新?されている.柳沢氏によれば,一時1.2も消えていたことがあったという.
なお,柳沢氏のサイト, Fix.Web は初心者からの Macintosh ,インターネット関連の質問をメールで受け付けていらっしゃる.

MacInNap News が終了.たいへんしっかりしたサイトだっただけに残念.加藤さんごくろうさま.




[ 97/1/26]


●MacOS 7.6 のプロセッサアップグレードカード使用コンピュータとの互換性

Information Alley 1/24 は, MacOS 7.6 が 030 ベースの Macintosh で 040 プロセッサカードを使用している場合には起動時にキャッシュフラッシングを起こすために使用できないと述べている.
これらのコンピュータでは System 7.5.x までしか使えない.ただし,クロック周波数のみを上げるアップグレードカードでは使用することができる.

この非互換性は 1/21に項目にした Technote 1090で既に述べられていることである.

なお, Performa 52xx/53xx/62xx/63xx でリペアプログラムを受けていないものにも MacOS 7.6 をインストールすることはできない.
参考:Repair Extension Program Summary


● 040プロセッサアップグレードカードでの System 7.5.xの使用について

上記 Information Alley 該当記事では 030 ベースの Macintosh で 040 プロセッサカードをインストールした場合の System 7.5.x使用時の注意が記載されている.
それによれば,24ビットモードで仮想記憶をオフにし,カードのキャッシュもオフにすることで起動できるとある.


●9500/120 での Mac OS 7.6 非互換と 7.6.1

MacInTouch 1/25では次のような投稿を載せている.
アップルのサポートによれば,8600,9600,3400など2月に発売予定の新シリーズでは今回発売された System 7.6 ( MacInTouch では MacOS 7.6 という表現をとらない)は動かず,System 7.6 + となるだろう.また, PM9500/120 では System 7.6は動かない.( PM9500/180 ,200 では動作する)
それらで動作する System 7.6.1 が4月にリリースされるという.


●5400と外部モニタ出力の問題

MacInTouch 1/24記事は,いくらかの Power Mac 5400 と Apple External Video Connector( M4099LL/A)で重大な問題が起きているらしいとしている.最近の 5400シリーズでは最初から同コネクターは内蔵されているということだ.


[その他]
HDT Turbo ToolKit v1.0.1
さまざまな問題が以前から取りざたされている.このバージョンでも問題があると海外では伝えてられている.




[ 97/1/25]


●Netscape 再起動時のクラッシュ

Netscape を終了後,再起動した場合に Type11エラーが生じる事がある問題について吉川氏から情報をいただいている.
吉川氏によれば,対策は以下のものが考えられる.
1. FreePPP をやめて OT/PPP を使用する
2. TCP/IP を「必要なときにのみロード」のチェックは切り,TCP/IPコントロールパネルを常に表示する.
3. RamDoubler の使用
この問題,またネットワークアプリケーション終了後メモリが解放されない(ように見える)問題はメモリフラグメンテーションに起因する問題であろう.
メモリに展開するアプリケーションの順番を考えて起動していくことで十分防ぐことが可能である.また,この場合の Type11 は MacsBug で復帰することができるので使用していない方は試していただきたい.エラーが生じたときには全てのアプリケーションを終了して, Finder の状態から(全てのアプリケーションを終了するまでもなく,正確にはメモリフラグメンテーションを解消できる状態まで戻してから)アプリケーションを起動し直せばよく,再起動の必要はない.

なお,アップルメニューの「この Macintosh について」での最大未使用ブロックの値については「最大」未使用ブロックであることに注意.これは連続未使用ブロックの最大のものということであって,未使用ブロックの合計ではない.これらが最適化できないためにメモリフラグメンテーションが生じる.
メモリフラグメンテーションの状況などを見るには Memory Mapper などのユーティリティを利用すればよい.


●Hewlett-Packard DeskWriter 680c の問題

MacFixIt 1/24では, HP DeskWriter 680c のシリアルポート接続から印刷できない場合についての Hewlett-Packard サポートの情報を投稿記事として伝えている.
投稿は AppleTalk 接続でしか動かず,最新ドライバでもだめだったので,サポートに連絡したら次のように答えたというもの.

1.古いバージョンのの "HP..." , "DW..." で始まる機能拡張,ドライバを全て外す.

2.機能拡張マネージャで「システム7.5.5のみ」を選択し,さらにデスクトッププリンタと PowerTalk 機能拡張を外す.

3.680c はケーブルタイプにとても敏感なのでシリアルケーブルを交換してみる.

4.他の全てのモデムやファックスソフトを外す. 680c はシリアルコンフリクトにとても敏感だ.

5.これらが有効でない場合は LocalTalk 接続からAppleTalk によって接続する.
どうも,かなり問題があるようだ.


●Now Menu のクラッシュ

MacFixIt 1/24への投稿では Now Soft は100以上のフォルダを含んだ Now Menu はクラッシュすると確認した.


●AppleVision 1710AV の保証期間

MacFixIt 1/24記事でApple はこの問題(トラブルニュースデータベースを参照下さい)についての内密の2年保証をしているという情報を載せている.ただし, Apple に認めさせるためには相当の交渉が必要.

(1/26追加) Apple は昨年12/20にカスタムサポートプログラムを発表している.
対象:
Applevision 1710 ( M3322xx/A )または
Applevision 1710AV ( M3323xx/A )
で SG522xxxxxx から SG628xxxxxx のシリアル番号のもの
これらは1年間保証に追加の1年の保証を得られる.



[ 97/1/23]


●SpeedCopy のアイコン問題(継続)

MacFixIt 1/21記事ではプロダクトマネージャから SpeedDoubler2 では問題は修正されていることと,1.3X の無償アップデートは数週間かかると連絡があったとしている.

しかし,私のところにはすでに SpeedDoubler2 でも SpeedCopy で問題が出るとのご報告をいただいている.(1/14郷氏の情報)
また,以下のご報告を新たにいただいている.

Drive7 3.70J を使用しているドライブで可視属性になった Icon ファイルを消した場合,そのフォルダにカスタムアイコンを付けようとすると「この命令は実行できませんでした」と出る.その場合,カスタムアイコンを付けたいフォルダに FileBuddy などで Icon ファイルをコピーすれば可能になる.(高山氏

ファイル共有機能のボリュームにコピーしたものを開こうとすると,メモリ不足ですと表示され実行できない.(鈴木氏


●MacOS 7.6 での PowerBook のモニタトラブル

Information Alley 1/21には以下のMacOS 7.6 ( System 7.6 )で生じる問題が述べられている.
PowerBook 5300/190 などのパッシブ・マトリックスモニタを持つ PowerBook に MacOS 7.6 をインストールしたり, PRAM クリアした後にディスプレイが大変暗くなり,ブライトネスとコントラストが変更できない.

PowerBook を再起動し,完全に起動した状態でパワーボタンを押してシステム終了ダイアログを出し, R キーを押し,再起動する.

起動中にブライトネスとコントラストが変更できるようになる.

この問題は将来のアップデートで修正されるだろう.
その他,新機能拡張マネージャでのスペルミス( System Softwareが System Sofware とリソースの問題からなる),AppleShare Workstation software 3.6.4 をセレクタから見ると 3.6.3 となる問題が述べられている.何れも次のバージョンアップで修正される.


●Netscapeの安定した使用法について

MacInTouch 1/22に安定した Netscape 使用法についての投稿記事がアンカーされている.大変有益である.

そこでは,異なったハードウェアとソフトを使用しているプロバイダによっては TCP/IP の崩壊をもらたすことがあり,プロバイダの変更(IBM RISC ベースの UNIX サーバを使用している)により Type11やフリーズが10分の1に減ったことが述べられている.
また,
モデム上のTCP/IPは不安定である.

ユーザの Netscape 使用時間が長いために Netscape が不安定であると思われているが,他のネットワークアプリケーションで同様に起こることである.

ベータ版ネットワークプログラムの使用での不安定は当然である.

デスクトップ再構築, PRAM クリア,ディスクキャッシュ,仮想記憶の再設定は無駄ではないが,根本的な問題解決ではない.
などとし,以下の方法を推奨している.
System 7.5.5 のクリーンインストールと Open Transport 1.1以降の使用.

前回クラッシュした原因が影響することがあるので,ディスクユーティリティを使用し, PRAM クリアを行い,Netscape の初期設定から cache と Global History を削除する.

信頼されるメーカーのモデムを使用し,高速回線速度に設定しない.

高品質のサーバを使用している評判のよい国内プロバイダと契約する.

OT/PPPか FreePPPを使用する.

Netscape のネットワーク設定で接続数を4以下,バッファを32kに設定する.

Netscape のキャッシュは5MB以下に設定する.

プラグインはベータ版を使用しない.また,機能の重複する多くのプラグインを使用しないこと.


●WebSTAR と NetCloak の問題

MacInTouch 1/22の投稿では WebSTAR で NetCloak を使用するとフローしたときにクラッシュする.



[ 97/1/21]


●Apple は Technote 1090で今月24日に出荷される System 7.6 での変更点と修正点を述べている.

いろいろなことが書かれていて,かなりな量のため一度には読めないので,目に付いたものだけ以下に記す.問題が修正されたということは,現在のシステムにはその問題が存在するということである.
●StartupDisk(起動ディスク)7.5.3(現7.5.5では7.5.2.以下かっこ内数字は現バージョン)

Quadra 660AVとQuadra 840AVでPRAMを正しくセットする.(これまではセットされたものは無視された)
同一名称で異なったカスタムアイコンをもつボリュームが正常に表示されなかった問題を修正.

● Monitors 7.6.6(7.5.1)

いくつかの Macintosh で複数のモニタを接続している場合に,同一の解像度に設定できなかったり,設定を保存できなかった問題を修正.
(この問題については既に私のところにも木村氏から情報をいただいていた.木村氏の情報を公開する前にこのように Apple は問題を認めたわけである)

●Apple Remote Access2.1が System 7.6ではバンドルされている.このため, Open Transport/PPP がインストールされている上にインストールしないように警告している.逆は可なので, ARAをインストールしてから OT/PPPをインストールする.

●Disk First Aid は7.2.2から 7.2.3になっている. 7.2.2は System 7.6で新たなフラッグビットを使っているためにダメージがあると誤った報告をする.

●Drive Setup は 1.2.2(1.2)となっている.
現バージョンでの未対応機種等の問題が解決されているかどうかは不明.

●PowerTalk

PowerTalkはサポートされない.もしも機能拡張などにPowerTalkをインストールしても起動時に削除されてしまう.

●旧ネットワークソフト

MacTCPや古いAppleTalkなど旧ネットワークソフトはインストールされない.それらの機能,機構は現在 Open Transport でエミュレートされているので正しく機能する.
(この記述の意味がよく分からない)


●SpeedDoubler2 の問題(1/18項目続報)

MacFixIt は1/20記事で Connectix からのアドバイスとして,
Thread Manager 2.1 より以前のバージョン, ThreadsLib を外すこと, QuickTime MPEG extension によってインストールされる Thread Manager は問題ないこと
を載せている.


●FAXstf とクラリスワークス4.0 に関する不具合

クラリスワークス4.0 ドロー環境のフリーハンドツールで作成した線が FAXstf3.0J, 3.2Jでファックスすると,表示されない.ラビックスはこの現象を確認している.( Ota 氏の情報. LC630 36M 漢字TALK7.5.5 )


●Internet Explorer3.0 の問題( MacFixIt 1/20記事)

Internet Config とフリーズなどの問題を起こす.Internet Config の初期設定ファイルを再インストールする, IEの初期設定ファイルを作成し直すなどで回避できるなどいわれている.

フリーズなどでは IE のキャッシュをクリアする.

全ての関連システムファイルがインストールされているか確認する

これらの方法でもだめなら全てのファイルを削除してから再インストールする

IE では Web ページの mailto タグ(各ページでクリックするとメールウインドウが開く機能)を開くことができない.(投稿では Netscape のメールウインドウが開いたという.これは Internet Config でのヘルパーボタンで設定されているものが開くからだという.従って,ここで IE の Internet Mail and News 1.1 を指定するとページの mailto でメールウインドウを開くことができるようになる.もともと IE ではメールとニュースを取り扱う Internet Mail and News 1.1 は別アプリケーションとなっている)


[その他]
Monitor Resolution Solution
Apple マルチスキャン15インチモニタで System 7.5.3,7.5.5 で解像度が選べない問題はこれまで私のページでたびたび optionキーを押しながら選択すればいいことを述べてきたが,それでも選択できないケースがあるようだ.このページはその解法をアダブタを購入する事で可能であるとして述べている.



[ 97/1/20]


●昨日の FreePPP Menu とATOK,ことえりなどの既知の問題(追加)

FreePPPはv2である.ただし,あくまで FreePPP Menu との問題で, FreePPP v2自体には問題ない.日本語入力変換システムと問題を起こす場合は, FreePPP Menu を外す. 68k, PowerMacintosh を問わない.また,全く問題が起きない場合もあり,必ず問題が起きるわけではない.

FreePPP そのものに関しては rf に関して次のような問題が起きていた.
Performa 6xxxxでのクラッシュ
RAM Doublerと問題を起こす
v2でこれらの問題は聞かない.

FreePPP Menuが設定を保たない場合は,FreePPP Setup が複数ないことを確認して,デスクトップ再構築を行う.
(9/18項目参照)


MacInTouch 1/18記事で 5260 と Open Transport 1.1.2 で起動時に Type11エラーが出る問題は WorldScript Power Adapter を外すことで解決するという投稿を紹介している.



[ 97/1/18]


●Norton の System7.6 での問題(続報)

MacInTouch 1/16, MacFixIt 1/17 は Symantec からの情報を掲載している.それによると Norton の他の修復機能への影響はないので,レポートに関するエラーは無視すれば使用できる.今月末にはパッチを出したいとのこと.なお, System 7.6 ではリソースフォークのキャッシング機能の最適化のためファイルシステムを変更していて(速くなっているという),そのためにNorton で問題が出ると説明されている.


PB 1400 HD Updater 1.0

1/16項目参照.


●RAM Doubler 2 と Apple Remote Access の問題

MacFixIt 1/17にARA 2.1でコールバックさせるように設定している場合, Macintosh Finder 読み込み時に RAM Doubler 2 とコンフリクトしフリーズするという投稿が載せられている. Connectix のサポートはこの問題をすでに知っていたが再現性がないとしている.また,実装 RAM の16分の1にキャッシュを設定することで回避できる場合があるともサポートは言ったが,投稿者は改善されなかったという.

なお,関連したこととして,私のところに RamDoubler2 は物理 RAM の種類によっては起動できないことがあるとの投稿をいただいている.(大野氏)


●SpeedDoubler2 の問題

MacFixIt が SpeedDoubler2 の問題を投稿を交えいくつかあげている.
SpeedDoubler2 のリードミーには Retrospect Remote 3.0 と Open Transport 1.1.1以下のバージョンは再起動時とシステム終了時に問題を起こすと書いてある.

起動項目に何か入れているとファイルをコピーするときにフリーズするという投稿

PowerBook 5300c で Now Up-to-Date と SimpleText が Type1エラーでクラッシュするという投稿
Connectix はウイルスによるものだと言っている.

7500で SpeedDoubler のキャッシュが実際には50パーセントも遅くするという投稿
Connectix は,新ディスクキャッシュは Zip や 1xx台の PowerBook のハードディスクなどの遅いディスクを改善するよう作られている,スローダウンすることははない設計だ,よくも悪くも速いディスクに影響があるとは考えなかった,としている.
つまり,事実らしい.

●Turbo 601 の表示色問題

The Unofficial Turbo 601 Site は Turbo 601 に IIvi, IIvx と Performa 600 で十分な VRAM が搭載されていても256色に制限されるモニタ問題があることと, DayStar はユーザーに ROM アップデートしたカードを出荷していることを伝えている.


●FAXstf の問題

FAXstf 3.2でフリーズなどの問題が出る.このため STF Technologies は 3.2.3FaxPrint Updateを配布している.

この問題についてお知らせいただいた記憶があるのであるが,そのメールを探し出すことができない.
(私の現在のメールボックスには97通の未決の皆様からいただいたメールが溜まっている.また既読で整理したものを検索するのに数分かかる.いただいて目はすぐ通してお返事できるものはその時点ですぐするのだが,そうでないものは記憶の中に埋もれてしまうことがある.申し訳ない)


●既知の問題いくつか

FreePPP Menu とATOK,ことえりの問題
私はここ数日 FreePPP Menu をインストールしているが ATOK との問題は起きない.この問題は両者がインストールされていると鉛筆メニューが選べないとか文字パレットを表示させるとフリーズするというもの.ユーザによって起きる場合と確認できない場合がある.また,ことえりでも起きるという報告がある
AppleTalk とアシスタント・ツールボックス
アシスタント・ツールボックスが機能拡張フォルダにあると, AppleTalkをオンにしても起動するたびにオフになる.アシスタント・ツールボックスを外す.
漢字 Talk7.5.3,7.5.5 でシリアル接続や LocalTalk 経由でプリンタから出力できないことがある
Ether接続から出力する


[その他]
Macintosh Crash Tips
一部ブラウザではこのページの表示でクラッシュするので注意.(Netscape2.0.2ではクラッシュ.3.0.1では表示できた.サウンドファイルの問題があるのだろう)内容は有益



[ 97/1/17]


私のサイトは初心者でもわかりやすい言葉で書かれているとお褒めをいただいていたことがあるのだが,どうもこのページは超ビギナーには少々難しいらしい.中級者以上の方々にはご迷惑と存ずるが,超ビギナーが当惑する問題にも門戸は開放したい.(といって手を広げては自滅するというパターンがありますが...)
というわけで今日は最後にビギナーの悩むようなことを書いた.(私が最近経験したことです)ただ,どちらかというと,ビギナーの方々と同時にそれらをサポートする方々への対応法といった内容になるかも知れない.


●SpeedCopy の続報

SpeedCopy を使用してバックアップしたメディアから再びコピーすると SpeedCopy を使用していなくても icon が発生する.(今野氏)

SpeedCopy で異常の出ているディレクトリを(気づかずに SpeedCopy を使用したまま)複製(command+D)すると, icon と icon のコピーができてしまう.つまり際限なくプロセスが増加していくことになる.(樽角氏)

SpeedCopy をこれまで使用していた方々はファイル検索などでとにかく icon で検索し不良データを一掃したい.また,バックアップは再びし直した方がいいようだ.


●Norton が System7.6 で不具合

MacInTouch 1/15は Norton Utilities が System7.6 と非互換で「ディスクを修復したレポート "Norton Utilities Reports" はダメージがあり削除されなければならないために失われた」と出るとしている.


●Jaz の問題(続報)

MacInTouch 1/15は Jaz の問題は縦置きにしている場合横置きにすると解決する場合があるという投稿を載せている.


●Netscape のクラッシュ対策( MacInTouch

MacInTouch 1/15は 次の方法を推奨している.
キャッシュサイズを0にするか RAM ディスクを使用する
Open Transport を 1.1.2 にアップデートする
システムを7.5.5 にする
メモリ割り当てをたくさん与える
ウインドウは一時に一つだけしか開かない
以下,秋山注
RAMディスクはシステム標準のもの.ここで紹介したことがある ShrinkWrap を使用する場合はときどきクリアすることを勧めたい.
システムを7.5.5 にするのはもちろん英語版のこと.漢字 Talk7.5.5 にあわててする必要はない.
下二つは常識的なもの


●UMAXのプロセッサアップグレードカードを8500に取り付ける

MacInTouch 1/15に多少の改造を要するが Apple のものより200ドル安い UMAX の200MHzプロセッサアップグレードカードを8500に取り付けたという投稿がある.キャッシュは256kでは絶えずクラッシュするので512kの方がいいとのこと.飛ぶがごとく速いとも.
(私は最近身近で8500/180 を購入した同僚がいて少しいじったが猛烈に速いように思えた.私の8500/120は68kのように感じた)


●アプリケーションサイズが変更できない(ビギナー)

アプリケーションサイズの変更の仕方を知ったので変更しようとしたが,アプリケーションをクリックして Finder メニューの「情報を見る」で出てくる画面にサイズを変更するところがない.


そのアプリケーションのエイリアスを選択している.
「情報を見る」の画面の下に「オリジナルを探す」というボタンがあるので押して正しいアプリケーションを選択し直す.


「オリジナルを探す」ボタンがあることには気づくのだが怖くて押せないらしい.これ以外にアプリケーションサイズ変更ができないケースとしてはアプリケーションが起動している状態で選択したということもある.
また,エイリアスに関してはオリジナルをコピーしたつもりでエイリアスをコピーしている場合がある.

エイリアスとは何だと必ず聞かれるのだが,「スイッチのようなものだ」と答えている.

エイリアスはオリジナルのあるボリューム名でファイルを憶えている.従って,オリジナルを別のボリュームに位置を変更したり,ボリューム名を変更するとエイリアスは効かなくなる.逆にいうと,同一ボリューム内ならオリジナルはどこに置いても大丈夫だし,物理的に異なったハードディスクに同一名称のボリューム名をつけても有効になる.


●最近,印刷ができなくなった.フォントメニューの表示がおかしくなった.(ビギナー Type Reunion の問題)

正常に動作していたのにある日突然印刷できなくなった.


システムフォルダ内の機能拡張フォルダに「 Type Reunion 」がある場合外す.


最近 Photoshop 4.0 のアップグレードでこの機能拡張がインストールされる.この機能拡張はさまざまなトラブルを起こすことは周知の事実であるので中級者以上なら外すと思うのだが,ビギナーは分からない.
これは何だと必ず聞かれるが,「フォント(文字)メニューの並びを変える」と答えている.
このビギナーはシステムフォルダというものの存在を私に言われて初めて知った.ビギナーには「最近何かしたか」と聞いても適切な答えが返ってこないことがある.「最近ソフトやゲームを新しく入れていないか」と聞いた方がいい.それでも,この場合,何もしていないとの回答だった.


●スキャナの解像度がわからない(ビギナー)

解像度とは画面のきめの細かさ.文字を認識するソフトでは 300dpi ,画像を印刷する場合は印刷したものと原稿が同サイズとして,これこれと具体的に教える.「これこれ」は所有しているプリンタに即して個別に教える.
(インクジェットでそのプリンタの解像度の3分の1,レーザーライタで2分の1,昇華型で同解像度)
OCRに関して画像データと Text データの違いを必ず聞かれるがこれには困ってしまう.

ビギナーでも自分が主に使うアプリケーションなどは大変詳しいので勉強になることがある.私の周囲に数学のビギナーの先生がいて「グラフ計算機」をよく使用している.あれは結構高機能だ.その先生には「グラフ計算機」から直接プリントアウトする方法を教わった.



[ 97/1/16]


●630,575のバックアップ電池切れの問題

匿名投稿( Macintosh 販売店)であるが, 630シリーズと 575 シリーズに関して PRAM 用バックアップ電池の期限がきていることと症状についてお知らせいただいた.

電池切れで起動できなくなる機種というのはキーボード起動のできない,本体にスイッチのある機種である.従って,575は PRAM 内容が消えてしまうだけで,起動できないということにはならない.興味深いことに情報によれば,電源をしばらく入れたままにしておくと充電されているようだとのこと.

LC 630 は症状としては単に PRAM がクリアされるというものと, 475 同様モニタが映らなくなるというものとの二様あるそうで,原因を調査中とのこと.


●PB 1400 HD Updater 1.0

PowerBook 1400 で Disk First Aid をかけると「このハードディスクは HFS ディスクではありません」と出る問題で,再フォーマットしなくてもよいユーティリティ PB 1400 HD Updater 1.0を Apple が1両日中に出す予定だ.( Information Alley 11/15記事) FTP のパスは Apple SW Updates/US/Macintosh/PowerBook/PB 1400/PB 1400 HD Updater 1.0seaとなるとのこと.
(参考項目12/4,12/5,12/10)

ここでは関係ないが,Information Alley がこのところ更新されていなかったり,サーバの調子が悪かった.これは担当者が寒波のため Texas では道路が凍結して自宅に閉じこめられていたためだという言い訳が書いてあった.
( Information Alley には登録できなかったり,サーバが遅いとか応答しないとかやや問題があるが,こういう記述を読むと,親近感がわく)


●PowerBook 1400, 200, 2300 シリーズで Disk Copy4.2 が使えないことがある問題

Information Alley1/9で, PowerBook 1400, 200, 2300 シリーズで Disk Copy4.2 を使用しようとすると,「要求された装置がないため,この Macintosh では本バージョンの Disk Copyを使用できない.」というような内容のアラートが出る問題を記述している.
これは Disk Copy4.2 が起動する際にフロッピーディスクドライブがあるかどうか確認にいくためで,フロッピードライブがない場合にこのように出るとしている. CD-ROM のメディアベイが入っている場合は,メニューからスリープを選択した後ドライブを取り替えて実行すればよい.


●Jaz の問題,特にカートリッジとサポートについて

この問題に関して継続して情報をご提供下さっている郷氏から, Jaz のカートリッジと Iomega 製品のサポートについての体験と情報をお寄せいただいた.米国からの個人輸入の経緯もあり興味深いので要約したい.
・ Zip はディスクがフロッピーのように壊れるものがある.また,読み書き中に異常音がして中断することがある.フロッピー同様消耗品と考えた方がよいし,ドライブの作りも貧弱.

・Jaz も消耗品に近いが高価なのであきらめきれない.

昨年3月末 CyberianOutpostに発注し,5月に5枚組ディスクパック2組(計10枚)と共に受け取った.ディスクの挿入が非常に固く,また,ドライブの発熱が異常に高かった上,3枚のディスクにバッドセクタがありフォーマットできなかった.翌日にはドライブのモーターが停止したままとなり CyberianOutpostで交換することになった.代替品は発送してから6日後に届いたが,ドライブだけでディスクはさらに6日-数週間を要した.しかし,これらの10枚のうち5枚にまたもバッドセクタがあり(フォーマットはできたが)1枚は使用不可能であった.

CyberianOutpostに言われて,苦情ならびに要求に関するメールを Iomega には出したが返事はない.( ZipDrive を購入した時に DiskDupProの購入のため, Iomegaへ再三faxしたにもかかわらず返事を得るのに3ヵ月以上もかかった)

Iomagaの代理店のメモレックステレックスのサービスセンタが福島にある.
Iomega プロダクト テクニカルセンター
〒963-02
福島県 郡山市 片平町 字 中池山 2ー3
Tel: 0249-59-6967
郷氏がメモレックスに連絡を取ったときには輸入品に関しては有償であっても修理は受け付けていないが,将来的に輸入品に関してもサポートする可能性をにおわせていたらしい.

郷氏は,ディスクに関して良質な日本の販売店から購入しすぐにcheckすることをお勧めになっている.

Sofmapでディスクの相談をしたところ初期にかなりの返品があり,現在でもたまにあるとのことで,もちろんこういう良質な販売店ではレシートがあれば交換に応じてくれるとのこと.
メモレックスの話も含めて郷氏の情報とほとんど同じ内容の話を私はどこかで目にした記憶があるが出所を忘れてしまっている. Jazに関してディスクに問題があるのではないかという話は最近でも Macお宝鑑定団で再三触れられていることからも改善されていないようだ.また,郷氏以外の方々からも海外での評判の悪さなどバックアップメディアとしては不的確な面のあることをご指摘いただいているが,一方で問題なく使用されている方のレポートもいただいている. Apple の Macintosh 次期製品9600,8600の一部には ZIP 採用という話もあるようなのだが,私はこのトラブルページに初心者からのZipトラブルについてのご質問のメールが殺到するのではないかと今から少々心配になる.


[その他]
H氏からの手紙
山田氏( Macお宝鑑定団)のページにある某メーカーの H氏のアドバイス.現在はキャッシュを取り付けてみて動作確認をすることでは基板は壊れたりしないといった内容が記されている.(会長殿からお知らせいただいていたのですがページの場所に気がつかなくて紹介が遅れました.会長殿いつもすいません)



[ 97/1/15]


私の Topics での MacsBug の記述で誤りがあった.コマンド入力での再起動コマンドは「 re 」 ではなく「 rs 」 である.牧野氏からご指摘をいただいた.
(自分で気がついていたのだが HTML の記述だけ訂正して,サーバのファイルを変更することをせずに,訂正していたつもりになっていた.多くの方々にはご迷惑をおかけしていると思う.申し訳ない.)


以下,最近忙しくて全然見ていなかった米国のWWWページなどを中心として


MacFixIt は1/13記事で Freehand 7 がマルチプロセッサマシンでフリーズするという投稿による記事を載せている.
それによると Macromedia と DayStar はこの問題を知っていて, マルチプロセッサマシンは System 7.5.3 で動作するが System 7.5.5 を使用するとそのようになるとのこと.


●DayStar といえば1/7に紹介した MP 用起動フロッピーは全部試したわけではないが, PCI-Mac で使用できるようだ.このディスクは基本的に System 7.5.2 E に付いてきたものと同じ.


●同じく MacFixIt 1/13記事では Netscape と QuickDraw GX がプリントでコンフリクトするとしている.


●AppleがTechnical Support Online というページを設けている.

そのページの紫色のボタンから必要なカテゴリーを選択するとそのカテゴリーの FAQ などにたどり着くことができる.記事内容そのものは Tech Info Library の記事のようで単にサーチしているだけと思われる.


●Symantec はこの夏 Norton Utilities をアップグレードしその中に CrashWatch というクラッシュの原因を探るアプリケーションを含めるらしい.
Symantec はプレビュー版を公開してユーザのテストを要請している.

MacInTouch 1/14および MacFixIt 13日記事によると,このβ版を入手した人がインストールした結果クラッシュすることがあるが Symantec によれば現在のものは大丈夫とのこと.ただし,MacsBugは必需品となるようだ.


MacInTouch 1/11日の投稿記事から.

Photoshop 4.0 では LZW 圧縮した TIFF ファイルを開くのに3.0の4倍かかるようになっている.Adobe によれば,環境設定の画像キャッシュでキャッシュレベルを1にすると改善される.


[その他]
私は開発中の Macintosh というページを持っている.このページは 私のメモのようなものでもあるが,Macintosh を購入する方が購入してすぐに新型がでてがっかりするようなことがないように作成したものである.
このページの更新が時間的な理由で困難となり,ここ数カ月手を付けていないままだ.まだ十分な情報内容ではあると思うが開発中というより発売まぎわといった方が適切な内容になろうとしている.(他のページも同じく更新が滞っていてお叱りをいただいているのだが....現在空いている時間をほとんど割いているこのトラブル情報のページの更新さえ順調とはとても言えない)
このまま古くなって名称にふさわしくないページになるのも心苦しいのでページを閉鎖したい.ただ,このようなページは私も必要としているのでどなたか同様のページを開いていただけないものだろうか.また,すでにそのようなページをもたれていらっしゃる方をご存じないだろうか.閉鎖したページにアクセスした方にそこへリンクできればと思うのだが.ご存じの方,あるいは自分で作成したいと思われる方はお知らせいただきたい.



[ 97/1/14]


●Jaz の問題および Iomega ドライバ

1/7 の Jaz の問題に関連して取り扱い上の注意点を揚妻氏からいただいている.
通販で,US版のJaz(IOMEGA)を年末に購入しましたが,届いたその日に,トラブルがありました.インストール中1回目はメディア(toolsディスク)を入れて認識した(もともとZIPがついていたのでドライバが入っていた)のですが,2回目に差し込んだとき途中でメディアが排出されたため(ここがポイントかと思われます),差し込み直したところ,以後全くドライブが回らずメディアも認識しなくなった.初期不良として返品,代わりに追い金で国内正規輸入版を注文し待っているが,これもIOMEDAの製品なので,心配です.

私の印象としては,熱暴走というより,メディアを入れる際に,メディアの金属カバー(ほこり防止の)を引っかけてスライドさせ,その結果ヘッドがメディアの間に入る用になっているのですが,カバーの端を引っかけるノッチがドライブ側の左入り口にあるのです.これが引っかからずにメディアが中に入るようになってしまったのではないかと思われます.すると,金属カバーは閉じたままですので,ヘッドはメディア内に入らずドライブは動きません.この,ドライブ側のノッチ(金属の突起)と,メディア側の金属カバーの端の穴はいずれも非常に華奢な作りで,構造上の問題があると思われます.
揚妻氏がこの後購入した製品は現在快適に動作しているということであるが,当初付属の SCSI ケーブルなどでSCSI トラブルがあった. Iomega 製品に関しては SCSI トラブルをよく耳にするが,通常の SCSI トラブルシューティングの範囲の問題のようである. Iomega のドライバは現在Iomega FTPで 5.01 が配布されている.(郷氏の情報.郷氏は現在5.01 を使用されているが一方で使用しない方がよいという情報を見かけられたそうだ)
12/20項目参照.


●SpeedDoubler ( SpeedCopy )のアイコンの可視化について,バグフィックスは SpeedDoubler 2 では完全に行われていないようで,大変類似した問題が起きる(郷氏の情報)

今回の SpeedCopy の問題では以前から感じていたことをさらに明確に感じた.それは,広く一般に十分な期間にわたって使用されている製品に関して,これだけゆゆしき問題がこれまで雑誌,WWW,ネットニュースなどで取り上げられなかったということの問題認識とその原因についてである.この点についてなぜ今まで問題とならなかったかとご意見をいただいている.情報をいただいた方の中にはこの問題を認識し, BBSなどに書き込みをしたり, SpeedCopy の使用を自主的に中止したりされている方がいるが,一般に問題とならなかったことを不審に思われているようだ.私自身は昨日書いたように SpeedCopy を個人的な経験から使用していなかったためにこの問題を認知できる機会はなかったのであるが(身近な人にも使用していると中止するようにアドバイスしていた),実はこの問題に限らず,似たケースはあるものと考えているし,私自身にも自戒を求めるもののように感じた.

トラブル解決というのはそれが問題(=トラブル)であると認識することがまず第一歩である.でなければ解決などはあり得ない.問題として認識するということはすでに問題点を大変大まかであるにしても把握していることになる.
ところが,問題と認識することとそれを公表することとは本質的に異なった事柄である.私のところには現在は大変高レベルな方々が情報をご提供下さることが大半となっているのだが,一部初心者と思われる方の情報,ご質問については,それらの方々の問題認識が正しくない場合や(基本的なプロセス例えば機能拡張なしに実行してみるとか,トラブルの切りわけがなされていないなど),既に私のページ等で述べられていたり,マニュアルに既知の問題として載っていたりする場合が少なくない.つまり,問題と認識しても,それを公表することはその人間の知識経験を問い直すことになるのだ.
一般にかなりの使用経験があると思われている方々は問題点について公表する場合,多かれ少なかれその試練に直面する.ささいなことでも相当の覚悟が必要になるのである. SpeedCopy の場合,これだけメジャーなプログラムでこれだけメジャーなバグを誰も今まで指摘していないということが発表をためらわせていたのではなかろうかと私は想像する.これらの問題を投稿された方は大変勇気のある方である.私は学者とは言えない分野(デザイン)であるのだが,大学の研究者,教育者として「知らない」と言えるということは大変すばらしいことと思っている.該博,深遠な知識経験と真理というものへの謙虚な気持ちなしでは「知らない」とはなかなか言えないのである.同じように,今回の問題を投稿された方々も高度の経験等の裏打ちからの確信とネットワーク上での情報共有に関しての高邁な使命感なくしては言えないことであったのである.

私は現在いくつかのバグではないかと思える問題を抱え認識している.しかし,うかつなことは言えないのである.私自身は知識も経験も劣るので上記のような信用問題はあまり考えずに済むが,このページに書かれたことはかなりの影響力を持つようなので,そのことを考えると軽率には書けないでいる.先日も実は重大な問題を項目として掲載していたのであるが,反響が予想外に大きかったので数時間後には削除した.情報源に迷惑がかかることが予想されてきたからである.このような自己検閲,抑止をどのように考えればいいのであろうか.

私はこの一連の Macintosh 関連情報を KT7.5.2 の異常のページからトラブル情報主眼のものとして捉えてきた.私が最初に書いた KT7.5.2 の異常のページには,システムに重大なバグがあるとか,当時絶対と信じられていた Norton がデータを破壊するとか書いてあり,書いた当時私自身にとって少々蛮勇の必要だった内容が少なくない.幸いにもこれらは多くの方のご承認を得て,一般的に共有される知識となったか,なりつつある.しかし,一方で私は怪しいと思っている問題で公表できないでいる事柄があることも事実である.

いつか,私のビギナー向けのセットアップ方法のページで SpeedCopy を外すという処置に関してご質問をいただいた際に,私はどうしても「これは怪しいので使用をすすめておりません」とは書けず,私たちは他のコピーユーティリティを使用していますと書いてごまかしていた.確たる不具合に関しての知識なしに「これは怪しい」というような感想や予言の類を書くわけにいかないことも事実であるが,私は SpeedCopy はまだまだバグが多いはずだと確信していたことも事実である.
私のように恥をかくのをそれほど恐れない人間にしてこれである.だから,正しい情報を勇気を持って公表できるということは大変に貴重な行為なのである.私のページに情報をお寄せ下さる方々に重ねて感謝と尊敬の念を申し述べたい.また,私のページはそれらの方々のお力で成立していることを皆様にはご認識いただき,ネットワークでの情報共有の意義を一層高められるようお願い申しあげたい.



[ 97/1/13]


とにかく最近忙しい.今週はさらに忙しくなる予定だし,週末にはセンター試験があり,ページ更新はままならない.皆様からの情報はたまっていくばかりだし,申し訳ない.とりあえず,昨日項目に関して少なからずの方々から情報をいただいたので以下に少しまとめて書いてみる.

●SpeedDoubler 1.3.1のアイコントラブル

この問題は MacInTouch に投稿され 12/22 記事となっている. それによると問題は数千ものファイルを一度にコピーした場合に発生する.症状は昨日項目の望月氏の記述の通りである. Connectix は次期バージョン( 2.0 ではなく1.3.2 )で解決したいとの回答をしている.

あいにく,年末年始のお休みをいただき WWW をチェックしなくなったその夜に MacInTouch で記事となったようだ.新年に再開して海外の WWW はチェックしたつもりだったのだが(日付の関係をうっかりして)見落としていた.申し訳ない.
(樽角氏,杉本氏,木村氏,安田氏,今野氏,徳永氏, Fujikawa 氏,黒澤氏,郷氏,芦谷氏から情報をお寄せいただいた.ありがたいことである)

問題となっているのは多分 SpeedCopy であるだろうから SpeedAccess には関連がないものと思われる.新たにカスタムアイコン等を張り付けられないのは Creator と FileType が勝手に割り振られることによるものであろう. システムは7.5.3,7.5.5 のどちらでも起きる.
また, Ether を経由したコピーでは確実に起きるとの情報もいただいた.

SpeedCopy のバグのようであるから回避方法としては, SpeedCopy を外し,次のバージョンアップを待つ.

もし, Icon が可視化されるなど問題になった場合の対処法としては以下のような方法をお知らせいただいている.
ResEdit などで問題のファイルの情報を見るで不可視属性をチェックし, Creator と FileType は空白にする.
(これは確実ではあるが,大量の場合に大変だ.昨日項目では望月氏はそのためにアップルスクリプトを使用されようとし別の問題に行き当たったのである)

Folder Icon Cleanerを用いてClean Disk or Folderで対象ハードディスクを選択し, Erase All を行う.
(だだし,この方法はカスタムアイコンのフォルダのアイコンが問題ないものまで含め全て消えてしまう)

ファイル検索, UltraFind など検索ユーティリティで「 Icon 」という名前のファイルを検索し, Creator や FileType が設定されているものを削除してデスクトップの再構築を行う.
(この方法はカスタムアイコンが消える)
検索ユーティリティで探し出して,まとめて Creator と FileType を変更するユーティリティでもとに簡単にもどせるように私には思える.(とにかく忙しくて試す時間がない)

私のページは結構影響力があるようなのでうかつなことは書けないのであるが,単に私の好みとして昨日項目の繰り返しを聞いていただきたい.私が SpeedCopy に根深い不信感を抱いているのは最初に出た製品があまりにもひどいものであったからである. SpeedDoubler にはそれ以外にも致命的なエラーが当初あったのであるが直ぐに修正されたにも関わらず SpeedCopy に関してはほとんど直っていなかったので,それ以来使用していない.
私の初心者向けのセットアップのページを最近更新したのであるが,そこでも SpeedDoubler の使用に関しては SpeedCopy を外すように書いた.結果的に正しかったのであるが,一方で満足できるコピーユーティリティがないことも確かである.
私は CopyDoubler というユーティリティを使用しているのであるが,かつて安定していたころと比べて,最近のこの製品はいろいろと問題が出てきている( SpeedCopy ほどではないが).私も昨年に項目としたのであるが,その後アップデータの申込書だけ来てアップデータは届いていない.また,トラブルニュースでも何度か項目にしている.現在一番問題なのはネットワーク経由の圧縮または復元を同時に行うコピーでI/Oエラーと出る問題である.


●AppleShareIP の Cliant の方をインストールし再起動すると, AppleShare を読み込んだところで, 再び,再起動してしまう.(高山氏



[ 97/1/12]


昨日は学生と1日中出かけておりました.今日も予定があるので更新はしないつもりだったのですが,「結構とんでもない」トラブルについての情報をいただきましたので掲載いたします.

●SpeedDoubler 1.3.1でのアイコンに関するトラブル他

望月氏から SpeedCopy と SpeedAccess 使用時のトラブルおよび AppleScript に関する問題をお寄せいただいた.この情報は私は初めて聞くものであるし未確認であるが,事実だとすると前者はコピー時に問題となる.
トラブル報告です.

・序章: SpeedDoubler 1.3.1にあるトラブル
SpeedCopy と SpeedAccess を入れていると,フォルダにアイコンファイルを張り付けるとできる Iconファイル(不可視属性)に, Creator と FileType が勝手に適当な物がつけられるというのが有ります.機能拡張になったりアプリケーションになったり結構とんでもない.
これを Norton 先生が見つけると, Norton 先生は可視属性にして?くれるみたいで,目に見える様になって初めて気がつくわけです.いま私の Norton 先生は70以上の Icon ファイルの障害を報告してくれますが,そこだけその都度修正しないボタンを押しています.
フルバックアップを取る人はみんな悩んでるのではないでしょうか?たくさん書きかわってしまうからです.

・前編:見える Icon をなんとかしたい!
この Icon ファイルを単に削除すると,改めてそのフォルダに対してアイコンを張り付けようとしたときにエラーになってしまいます.
何とかするには,まず GetInfo で Icon をコピー,次に delete キーで削除して,それからなら Icon ファイルを削除しても,その後 GetInfo で Icon を張り付け直す事が出来ます.当然 Icon ファイルは作り直されますが,今度は正常で不可視属性です.
これで一応何とかなるのですが,如何せん数が多すぎる.手間がかかってしょうがない.

・本編:アップルスクリプトの不備
そこで, Finder の検索で可視属性の Icon ファイルをリストアップし,片っ端からドロップして削除するために上記の作業を自動化したドロップレットを作りました.が,問題が発覚して頓挫してしまいました.
それは
フォルダ”XXX”のアイコン
という記述をすると100%落ちてしまうのです.(漢字Talk7.5.5純正セットでもおこる)デバッガに落ちた時は No Procedure とかになります.
これが
フォルダ”xxx”のファイル” Icon ”のアイコン
では,フォルダに張り付けたアイコンとは違う物が取れてしまうし,困ってしまいました.(実際のファイル名は" Icon"の後ろに ctrl キャラクタ?がついているようです.改行表示されます.FileBuddyとかで取って来る事が出来ます.)

もしこの解決法をご存じでしたら教えて下さい.
アイコンに関する SpeedCopy と SpeedAccess に関しての問題は,私自身は SpeedDoubler 1.3.1J を使用しているが, SpeedCopy は最初のバージョンで根深い不信感を抱いて以来,全く使用していないので今回のご指摘の症状に関して未見であった.また,これまで海外のサイト等でもこれらの報告はなく,初めてのものである.



[ 97/1/10]


以下は自宅で書いたものである.大学で皆様からいただいたメールを整理できる時間が本日できそうなので,整理しながらそれらの情報を適宜追加していきたい.
...と夜中(早朝)に書いたのですが,結局忙しくてできませんでした.明日はハイキングと称して学生を耐寒訓練に連れ出す予定ですので,ページの更新は気長にお待ち下さい.

Information Alley 1/8 で Performa で Global Village モデム使用中にサウンド入力できなくなる問題が述べられている.

Performa 5200, 6200, 5300, 6300, 5260, 6320 の各シリーズで Global Village Gold IIv または Platinum V モデムが使用されている時にサウンドを録音することができない.サウンドコントロールパネルを開くとサウンド入力装置は既に使用されていますと出るし, SimpleText で録音しようとすると今録音できないとアラートが出る.
これは Global Village Toolbox がモデムでサウンドを出すために Macintosh 内部の音声装置を使用しているためである.録音するためには Global Village Toolbox を外す.(こうするとモデムの Fax 機能も使えなくなるので注意)


O'Grady's PowerPage は1/7記事で PowerBook 1400 が 32MB メモリモジュールをサポートしていないと Apple が TECHNOTE で訂正したとしている.


●PRAM バックアップ用バッテリーの PowerBook 150 の事を昨日項目にしたが, LC475 に続いて6100シリーズの電池切れが出てきている.

この機種も LC475 同様電池切れによって起動できなくなる.この機種の電池切れに関して私にお寄せいただけるメールの頻度が増している.このシリーズを所有なさっている方は今のうちにバックアップ用の電池を購入しておいた方がよい.(いかにも Macintosh らしいピザボックス型はデザイン室では宮崎かおるが所有しているがそれはまだ電池切れはきていない.しかし,時間の問題である)
電池切れが近づくと,メニューバーの時計で起動毎に日付,時間がリセットされてしまうという症状が出てくる.こうなると起動できなくなるのは目前である.

電池は LC475 と同じもので「塩化チオニルリチウム電池(スーパーリチウム電池」3.6vで「 ER3S TC (2)」(マクセル)の型番である. 700 円で購入できるはずなのでこれ以上の値段の付いている場合は安い店を探した方がいいかもしれない. Macintosh に内蔵されているリチウム電池はものによっては5年程度持つのだが,マクセルのものは3年程度しか持たないといわれている.これは環境問題がからんでいるので3年でも環境に悪影響がないほうがいいのではないかと思う.

参考ページ:
Macintosh Motherboard Battery Information
私の LC475の電池切れも参照願いたい. Apple による内蔵電池一覧へのリンクや Information Alley の電池に関する情報の要約,電池の交換の一般的な注意などがある.




[ 97/1/9]


●PowerBook150のバックアップ電池の件

以前,電池がハンダ付けされていて基板の交換になるのではないかと項目にしたことがあるのだが,杉崎氏から詳しい情報をいただいた.以下に引用するが,メイン基板の交換にはならないようだ.
PowerBook150のバックアップ電池は,基板にはんだ付けされている2.4VのNi-MHボタン型電池2個である.ただしメイン基板ではなく,スピーカ(と電源?)が搭載された小型のサブ基板にである.また直付けでなく,電池に取り付けられた端子がはんだ付けされているので,交換も比較的容易ではないかと思われる(手間がかかるからサブ基板の交換になるかもしれない).いずれにせよメイン基板の交換は必要無い.
心得のある方なら比較的容易に交換できるようだが,販売店に持ち込むと「修理」となってしまい,相当の料金になるように思える.


HDT2.0.5updaterが出ているようだ.最近,ネットワークの混雑は私のところではWWWの実質ダウンと同様のところまできていて,確認等はほとんどできない.

インターネットは共同利用なのであるから節度を保って利用しなければならないと思う.ところが,最近利用し始めたユーザの中にはインターネットの成り立ちや精神などには関係なく利用なさる方が一部にいるのか,私ども地方では特にトラフィックの影響を強く受ける.デザイン室では昼間の WWW の利用はほとんど絶望的な状態だ.このままでは私もこのページの更新を諦めざるを得ないと感じ始めている.
まちがいであったらお許しいただきたいのだが,地方から本社のある東京のサーバをいちいち参照しなければならないというような設定が広くなされていて,全く無駄なパケットが膨大に流されているのではないのだろうか.(その利用者や周辺にとってはサーバを購入しないために経費の節減になるのだが,それは私の常識ではとても信じられないことであるし,仕事全体の能率からいうと WWW 全体のトラフィックを使用不可能なほどに増大させてかえって損をすることになるのではないだろうか)それとも単にインターネット利用者が増えただけなのだろうか.



[ 97/1/7]


年末から年始にかけて多くの方々から情報,お問い合わせのメールをいただいておりますが,あまりにもたくさんのために有益な情報にも関わらず整理がつかず,メールボックスに埋もれてしまい,ここに反映できない場合がございます.お許し下さい.また,年賀メールをたくさんの方からいただきました.ご厚意は感謝いたしますが,インターネットの精神からは年賀メールは好ましいものとはいえないものではないかと存じます.ご返信はご容赦下さい.(年賀メールに限らずご返信はほとんど不可能になっておりますが)


MacInTouch は年末から Iomega Jaz ドライブの問題を掲載し続けている.外付けの同各社ドライブが熱くなったカートリッジを排出したり,数時間後にストップして使用できなくなるケースがあるようだ.内蔵の場合はあまり問題がなく,外付けの場合の熱暴走から来る問題ではないかと考えられている. MacInTouch はこの問題のために Iomega Jaz Drive problems ページを設けている.


●Photoshop 4.0J では ATM 3.9.2 がついている.この ATM では一部モリサワフォントで問題が起きているようだ.(大森氏,佐藤氏)
モリサワフォントのアウトラインをとる市販ユーティリティ(フォントゲッター)を使用している場合, Illustrator でモリサワフォントが全く表示されなかったり,ビットマップになったりする.回避方法は ATM を古いバージョンに戻す.該当するような環境の方はあらかじめバックアップをとるようにしていただきたい.

これら問題だけでなく,アプリケーションやユーティリティインストール時には最小限のシステムを作成してそこにまずインストールするというのは私のページで繰り返し述べていることである.

Photoshop4.0E ではATM は 4.0 だったはず.ATM 4.0 の日本語版は実は Adobe のページからベータ版を入手することができる Acrobat3.0J についている.
ただ,ATM 4.0 は様々な問題が指摘されているので使用をお考えの方はご注意いただきたい.

Photoshop 4.0J は私の手元にも届いた.私のところでは新 ATM も問題ないし,動作速度も改善があるように感じる.変形に関する改善,アクションパレットなど大変使い易くなったと評価できるが,一部インターフェースの変更では使いにくくなったと思う面もある.例えば,変形やクリッピングツール(トリミングツール)での確定,取り消しが画面内シングルクリックではできなくなった点(ダブルクリックでできる),クリッピングツールがフローティングパレットで独立していない点(米国等のユーザは C キーでの選択で不便でなかろうが,日本語システムでのユーザは必ずしもキーボードショートカットによるツール選択をしていない),また,特に選択範囲の取り扱いの変更はなんと使いにくくなったものかとため息が出てしまう.


MacFixIt は1/6記事で PowerBook 1400 の 24MB メモリモジュールを2枚使用したときに 8MB 2枚としか認識しないマシンが10-40パーセントの割合であるという匿名情報を掲載している.


MacInTouch 1/2 記事で Power Computing の Power Tower 225 で Asante Fast Ethernet PCI カードが認識できないという投稿を掲載している.


●インタウェアのブースター604e/200 でメーカーいうところの初期不良に佐藤氏は2回も遭われたという.また,3回目のボードもエラー( Type11 )が比較的多く出るため MacsBug が必需品だそうだ.
こういうのは初期不良というのだろうか(7600/132)


●私のことであるが,128MB MO にも書き込みできる 640MB MO ドライブ(メルコ製)を2台購入したのだが相次いで3-4日で SCSI から認識しなくなってしまった.現在返品中.また,動いていた2-3日の間でも書き込み中にデータエラーが頻繁に起きたし,書き込んだディスクのデータのいくつかは読めなくなったりしていた.
こういうのも初期不良というのだろうか.


Daystar FTPに Genesis MP 用の起動フロッピーがある. System7.5.2 がもとになっているため PCI-Mac でしか動作しないと思われるが,未確認.


株式会社メディアヴィジョン から MacTools Pro 4.x から漢字 Talk7.5.3に対応した 4.0.3A へのアップデータが無償配布されている.


[その他]

Global Village FTP TelePort Platinum Comm Slot firmware 1.510がある. Performa でのコミュニケーションスロット( CS )内蔵のもののみ有効.

「院内イントラネットの利用」長崎県三和町塚崎病院での病院内イントラネット構築の実例

「 Macintosh SCSI HD Formatter Benchmarks 」ハードディスクフォーマッタのベンチマークページ.少々フォーマッタのバージョンが古いのと Drive7 がない.





(C) Akiyama Satoru



Point

Triangle さらに古い項目
Triangle 次に新しい項目
Triangle トラブルニュースデータベース
Triangle Macintosh トラブルニュース
Triangle Macintosh News
Triangle Tips & FAQs
Triangle HomePage

Point

Triangle E-mail:香川大学 Design室

Point


Triangle Macintosh トラブルニュース Triangle Macintosh News Triangle Tips & FAQs Triangle HomePage



Point