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初心者のためのコンピュータ設置の方法と注意
Design室のMacintoshセットアップ-7500/100の場合

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Last update:Dec,17.1995

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このページは初心者のためのコンピュータ設置の方法と注意の 7500/100 の場合です.

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System構築-7500の場合-
(1995年作成,一部古くなっています)


●購入した製品のハードディスクにパーティションを施すかどうか決定しておく

ハードディスクは内蔵されています1GBですが,デザイン室の共有Macintoshのようにいくつかに容量を分割して複数のハードディスクがマウントされていますかのように使用することができます.これをパーティションと言います.

この方法のメリットは
・クラッシュなどハードディスクの致命的なエラーが起きたとき,被害がそのパーティションだけで済み,他のパーティションには及ばない事が多い.
・開く階層がひとつ整理できる.整理しやすい.目的のfileに早く到達できる.
・オプティマイズの時,システムやアプリケーションなど書き換えの少ないパーティション以外のfileなどの入ったパーティションだけに施せばよいので時間が節約できる.
・オプティマイズを他のパーティションにできる.単一のボリューム(パーティションを施していないハードディスク)ではオプティマイズできないと考えた方がよい.
・問題発生時に問題のパーティションだけに診断を絞れるので,問題の把握がしやすい.また,時間が節約できる.
・システムを他のパーティションに置き,そこから起動する事ができ,問題発生時に大変有効.
・アロケーションブロックサイズの関係で,書き込めるデータ総量がパーティションを施していない場合より多くなるという,初心者には魔法のようなことが起こる.

デメリットは
・空き容量が分散されるので有効にディスク容量を活用できないことがあります.
・フォーマットやイニシャライズしなければならない.これは初心者には大変な負担です.

実はMacintosh内蔵ハードディスクは余分の容量が隠されています.これは違ったメーカーのハードディスクを同一モデルに組み付けていますためカタログ仕様上同一容量に見せかけるからで,1GBの場合,数十メガ余分に使えます.隠された領域を使うためにはサードパーティフォーマッタ(Silverliningなど)でフォーマットし直さないとできません.(PCI-Mac以前の純正フォーマッタではできません)フォーマットするのであればパーティションした方がいいのではないでしょうか.
フォーマットやイニシャライズはfileをその間バックアップする必要があります.fileやアプリケーションなどは使っていくほどに増加するのでパーティションは買ったときに行うのがベスト.暫く使って慣れてから行うというのも方法ですが.

参考までに,共用のMacintoshのハードディスクは3つに分けられていて,システム用,アプリケーション用,file用としています.起動ボリュームはPhotoshopの仮想記憶のため100MB以上の空きを確保しましょう.
パーティションサイズの例
例1.システム300,アプリケーション250,file450
例2.システム300,アプリケーション200,あまり変えないfile250,よく変える一時file250

Photoshopの仮想記憶ディスク(スクラッチディスクつまり一時書き込みディスク)は何もない空のディスクを使うと速くなります.専用のパーティションを作成し,そこには何も入れないようにするというのも方法です.起動ディスクなどをスクラッチディスクにする場合はファイルが断片化しないようにすればPhotoshopのパフォーマンスを落とさずに済む.

●フォーマットとパーティション

これらを実行しない人はこの項はとばして読む.

ある程度使用した人はfileのバックアップをとっておくこと.新規に買ったばかりの 人はバックアップの必要はありません.
また作業中に必要な以下のfileは用意しておいて下さい.
AutoDoubler*とCopyDoubler2.0.6*,DiskDoubler*,SCSI Probe,臨時フォントフォルダの中のフォントフォルダ,MacTCP2.06,Apple CD-ROM5.1.7, Ethernet (Built-In)1.0.2を Floppy diskに.(解凍しておくこと)
1.付属するCD-ROM(Apple Macintosh CD)を挿入してからMacintoshを起動します.起動する際にcommand+option+P+Rを同時に押してPRAMクリアを行う.PRAMクリアは念のため3回繰り返して起動音が鳴るまで行う.
2.CD-ROMから起動したことを確認します.(デスクトップ右端の一番上にCD-ROMアイコンがあってその下にMacintosh HDのアイコンがある)
(CD-ROMから起動できない場合は,起動時にスタートアップ画面が出るまで(ハッピーマックが出ています間)cのキーまたはcommand+option+shift+deleteキーを押し続ける)
3.ユーティリティのfolderの「ドライブ設定」を起動します.使用法は「ドライブ設定ガイド」でよく読んで理解しておく.SCSI ID=0のボリュームを選択して処理を実行します.
秋山,宮崎はSilverlining5.6.3を使用しています.このフォーマッタのメリットは以下.
・転送速度がAppleのものより早い
・画面左上隅にディスクアクセスが表示される
・ハードディスクの容量が増える
・秋山,宮崎は使い慣れています
デメリットは純正ではないこと.IDEドライブに未対応.よくないと言う人がいますこと.ただし,よくないと言う人のよくないとする判断の根拠は聞いたことがありません.若干,インターフェイスが分かりにくいとは思います.デザイン室の本棚にマニュアルがあるので使用したい人はよく読んで理解しておくこと.(Drive7というフォーマッタはIDEに対応しています.純正フォーマッタもIDE対応です)
これらフォーマット,イニシャライズ,パーティションなどが施せたらそのまま次のシステムインストールに進んでください.

●システムインストール

この項はフォーマット,パーティションを施した場合に必要です.それらを実行しない人には必要ありません.

1.CD-ROMのシステムインストールの漢字Talk 7.5.2 インストールを起動し,ドライブをインストールしたい(システムフォルダを置きたい)起動ボリューム( パーティション)に設定し,簡易インストールします.(CD-ROMから起動できない場合の対処は上に書いてある)
2.続けてPowerTalk インストールを行う.

●システムのカスタマイズ

ここからはフォーマット,パーティションをしない人も共通ですが,フォーマット,パーティションをしない人は次のことをしておいて下さい.
PRAMクリアをして起動する(起動する際にcommand+option+P+Rを同時に押し続け起動音が繰り返されるまで押し続ける)PRAMクリアは念のため3回繰り返して起動音が鳴るまで行う.
AutoDoubler*とCopyDoubler2.0.6*,DiskDoubler*,SCSI Probe,臨時フォントフォルダの中のフォントフォルダ*,MacTCP2.0.6,Apple CD-ROM5.1.7, Ethernet (Built-In)1.0.2を Floppy diskに用意しておく.(解凍しておくこと)
ここから共通

1.システムフォルダを開きコントロールパネルから次のコントロールパネル書類を外す.(システムフォルダ内に「コントロールパネル(未使用)」などというフォルダを作ってそこに移動します)
使ってはいけません(バグがあります)
・Macintosh Easy Open
・アップルメニューオプション
・TCP/IP
入れていても意味ありません
・フォントキャッシュ設定*
使わない方がいいでしょう
・PC Exchange*
・コントロールバー
・デスクトップパターン
・ランチャー
・機能拡張マネージャ
どちらかというと意味ありません
・ColorSyncシステム特性
・カラー
・テキスト
・ラベル
・数の書式
2.機能拡張から次の機能拡張書類を外す.(システムフォルダ内に「機能拡張(未使用)」などというフォルダを作ってそこに移動します)
使ってはいけません
・Open Tpt Internet Library
・OpenTptInternetLib
入れていても意味がありません
・ 日本語キーボード機能拡張(日本語JISキーボードの人には必要)
・フォント機能拡張 1-3*
使わない方がいいでしょう
・EM 機能拡張
ほとんど使う事はありません.使用するときだけ入れ直せます.
・Color Picker
・各種ガイド,ヘルプ
・StyleWriter 1200,LaserWriter 8以外のプリンタドライバ*
古いので取り替えます
・QuickTime
・QuickTimePowerPlug
・Apple CD-ROM
3.フォントフォルダを外す.システムフォルダの外に出す*.
4.用意した Floppy diskから次のfileを入れる
・AutoDoubler*,CopyDoubler2.0.6*,MacTCP2.0.6をコントロールパネルに
・Apple CD-ROM5.1.7,Ethernet (Built-In)1.0.2を機能拡張に
臨時フォントフォルダの中のフォントフォルダをシステム第1階層に*
・DiskDoubler*,SCSI Probeをアプリケーションを入れる予定の所に
5.再起動しCD-ROMを排出します
6.再起動しPRAMクリアします.
7.起動後諸設定を行う.MacTCPの設定はMacintoshトラブル&Tipsにある*.
8.共有設定で使用者の名前とパスワードを設定して再起動し,IDE in LegendをマウントしCustomizeSysFileから必要なfileをコピーします*.7.5.2 Printing Update 1.1は必ずインストールします
9.秋山からフォントフォルダの入ったMOを借り,コピーして先にいれたフォントフォルダと入れ替える*.
10.再起動します.デスクトップの再構築を行う(最初のスタートアップスクリーンが現れるまでshiftキーを押し続ける(出たら放してよい)Finderがロードされたら文字化けしてダイアログが出るのでデフォールトをクリックします.パーティションされていますとその数だけ出るので同じ事を繰り返す)
11.再起動します.
12.後はfileサーバShangri Laから必要なものをコピーして好きなようにして下さい*.
また,これまで使用していた各自のMOの内容をハードディスクにコピーします.

●その他

システムやアプリケーションの設定は現在デザイン室で使用されていますコンピュータの設定を参考にします.PowerMacintoshは68kMacintoshを参考にしないようにしましょう.
SpeedDoublerはなるべく使用しない方がいいと思います.AutoDoublerとCopyDoublerも使用しなくてかまいません.特にAutoDoublerはハードディスクに余裕があれば使わない方がいいでしょう.AutoDoublerを使用しなくてもCopyDoublerだけを使用することもできます
ATM,ガンマは必ず使いましょう
アラートは各自で異なったものを使用し,誰のコンピュータか音で識別できるようにして下さい.SimpleBeepは使わないように
Microlineなどのプリンタドライバ,スキャナドライバを忘れないように
備考

臨時フォントフォルダ:デザイン室では100M程度のフォントが使用される.システムインストール,カスタマイズ他では作業中いろいろ不便なので作業中専用の軽いフォントフォルダを使用しています.(77K)内容は次の通り

大阪スーツケース(Osakaではない)J1-2.0.2DT
大阪L1(Osaka L1ではない)J1-2.0.2DT



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