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初心者のためのコンピュータ設置の方法と注意
Design室のMacintoshセットアップ-7300の場合

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Last update:Dec,20.1996

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Triangle 初心者のためのコンピュータ設置の方法と注意本編
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このページは初心者のためのコンピュータ設置の方法と注意の 7300 7600/200 の場合です.

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System構築-7300 7600/200 の場合-
(1996年作成,一部古くなっています)




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System構築-7600,7300の場合-
(1996年12月作成)



●ハードディスクの初期化とパーティション

購入し,設置後初期不良がないか確認した後から行います.

事前に「 DriveSetup」(ドライブ設定)をデザイン室ファイルサーバからフロッピーにコピーしておいて下さい.「 Drive7」を使用する人はそれをフロッピーにコピーしておいて下さい.(7300,7600/200は付属CD-ROM の中の ユーティリティフォルダに「 ドライブ設定 」が入っていますので直接起動できます)

漢字Talk7.5.3 CD-ROM (フルバージョン)または,7300,7600/200の場合は Apple Macintosh CD から起動します.


CD-ROM から起動したことを確認します.
(デスクトップ右端の一番上に CD-ROM アイコンがあってその下に Macintosh HD のアイコンがあります.)
(CD-ROMから起動できない場合は,起動時にスタートアップ画面が出るまで(ハピーマックが出ている間) C のキーまたは command+option+shift+delete キーを押し続けます)


CD-ROM の中の「ドライブ設定」か,あらかじめ用意しておいたフォーマッタをコピーしたフロッピーの「 DriveSetup 」または「 Drive7」の最新版を起動します.


SCSI ID=0のボリューム(「 Macintosh HD 」)を選択して処理を実行します.イニシャライズ,パーティションを行います.(フォーマットはしないこと)

イニシャライズとフォーマットを区別する場合の違いについてですが,イニシャライズ(初期化)はハードディスクにドライバを書き込む事で,フォーマットは Macintosh のファイル管理様式に従った形式にハードディスク全体を書き換えることです.パーティションは単一のハードディスクにソフト的に仕切りをして,あたかもいくつかのハードディスクがあるかのように使えるようにすることです.パーティションされた一つ一つの仕切りをヴォリュームと呼びます.

パーティションは次のような例を参考に自分に合った設定にして下さい.
(仮想記憶用ヴォリュームは一定ではありません.残ったサイズを全て与えて下さい)

1.3GB ハードディスクの例
300MB (システム用)
350MB (アプリケーション用)
350MB (ファイル用,作業用)
50MB( Text ,メール, Netscape Cache など用)
173MB (仮想記憶用スクラッチディスク,不可視に設定します)

1.6GB ハードディスクの例
320MB (システム用)
350MB (アプリケーション用)
450MB (ファイル用,作業用)
80MB( Text ,メール, Netscape Cache など用)
205MB (仮想記憶用スクラッチディスク,不可視に設定します)

2.0GB ハードディスクの例(7300,7600/200)
400MB (システム用)
471MB (アプリケーション用)
200MB (あまり変更しないファイル用)
600MB (ファイル用,作業用)
80MB( Text ,メール, Netscape Cache など用)
300MB (仮想記憶用スクラッチディスク,不可視に設定します)




パーティションのメリット


1.ファイルアクセス速度の向上

各ボリュームのサイズが小さくなることでデータの書き込み,読み出しの速度が向上する.

ハードディスクは各ボリューム個々が, Macintosh によって管理される個別の単位となる. Macintosh ではあるファイルを捜し出したり,書き込んだりする場合,ハードディスク個々の全体情報(ハードディスクの管理領域)を書き換えたり読み込んだりするので,個々のボリュームが独立していると,そのボリュームに書き込まれたファイル総数(従ってハードディスクの管理領域)も少ないため,目的のファイルにより速く到達できたり,ファイル管理情報を速く書き換えたりできる.
また,ハードディスクの物理的な範囲が限定されるため,ハードディスクメカニズムの関係でその場所に到達できる時間が短くなる.

これらの理由のために,アクセス速度,一部の処理速度が速くなる.



2.ハードディスク容量使用の効率化

アロケーションブロックサイズの関係で,書き込めるデータ総量がパーティションを施していない場合より多くなるという,初心者には魔法のようなことが起こる.場合によっては数百MB余計に使える.

コンピュータはハードディスクにデータを書き込む際にヴォリュームを一定のサイズのブロックに分割する.これをアロケーションブロックという.一つのアロケーションブロックには一つのファイルしか書き込めない決まりになっている.ファイルサイズがアロケーションサイズと一致することはあまりない.大きいファイルはいくつかのアロケーションブロックを使用するが,小さいファイルや大きいファイルを分割して記録した際の最後の残りのサイズはアロケーションサイズを使いきらないで空いたまま残すことになる.従って,小さいファイルサイズが多いと,この未使用の残りの領域が多くなり,それは生かされないままとなるため,ハードディスクが効率的に使えないのである.

Macintosh の場合はこの最小ブロックの数が 1ボリュームにつき, 65536と決まっている.ハードディスクをパーティションせずに使うとアロケーションブロックサイズが大きくなり,使われない領域が多くなる.例えば, 80MBボリュームのアロケーションブロックサイズは 1.5kなのに対して, 4GBヴォリュームのそれは 64kとなる.このとき, 1kのデータを書き込んだ場合, 80MBボリュームは 0.5k使用されないで残るのに対して, 4GBヴォリュームは 63k使用されない.極端な場合, 4GBヴォリュームが 100MB以下のデータを書き込んだだけでほとんど 4GBが埋まってしまうということも考えられるのである.

(ファイルを選択して「情報を見る」で容量として表示される数字と()内の数字の差が使用されていない領域.これを合計すると 1GBヴォリュームだと数十 MBから数百 MB無駄な領域があることが分かるだろう)



3.ハードディスクメンテナンス上の利点

・クラッシュなどハードディスクの致命的なエラーが起きたとき,被害がそのパーティションだけで済み,他のパーティションには及ばない事が多い.
・問題発生時に問題のパーティションだけに診断を絞れるので,問題の把握がしやすい.また,時間が節約できる.
・システムを他のパーティションに置き,そこから起動する事ができ,問題発生時に大変有効.
・ファイルの断片化の影響がそのヴォリュームのみにしか及ばない.これは,WWWブラウザなどのキャッシュ機能をアプリケーションが持つという最近の傾向から大変重要である.これらキャッシュ書き込み専用ディスクを作成すべきである.
・オプティマイズの時,システムやアプリケーションなど書き換えの少ないパーティション以外のファイルなどの入ったパーティションだけに施せばよいので時間が節約できる.
・オプティマイズを他のパーティションに対してできる.単一のボリューム(パーティションを施していないハードディスク)ではオプティマイズできないと考えた方がよい.


4.その他

・Photoshopやシステムの仮想記憶,一時書き込みディスク専用のディスクを設けることにより,それらのパフォーマンスを最適化できる.
・開く階層がひとつ整理できる.整理しやすい.目的のファイルに早く到達できる.
・副次的なメリットだが,ハードディスクを初期化し直すことにより, Apple が設定した値よりより多くのハードディスク領域を獲得できる.


パーティションのデメリット

・空き容量が分散されるので有効にディスク容量を活用できないことがある.(アロケーションブロックサイズの問題で相殺される.結局はこちらの方がサイズは小さくなってしまう場合が多い)
・デスクトップが乱雑になりやすい
・フォーマットやイニシャライズしなければならない.これは初心者には大変な負担.

実はMacintosh内蔵ハードディスクは余分の容量が隠されています.これは違ったメーカーのハードディスクを同一モデルに組み付けているためカタログ仕様上同一容量に見せかけるからで,1GBの場合,数十メガ余分に使えます.隠された領域を使うためにはイニシャライズし直さないとできません.




●システムインストール

イニシャライズ,フォーマット後そのまま続けて行います.

CD-ROMのシステムインストールの漢字Talk 7.5.3 または漢字Talk7.5インストールを起動し,ドライブをインストールしたい(システムフォルダを置きたい)起動ボリューム(パーティション)に設定し,簡易インストールします.(初心者以外はカスタムインストールとし,全ての Macintosh 用システムをインストールして下さい)


続けてPowerTalk インストールを行います.(7300,7600/200はできません.漢字Talk7.5.3から後でインストールします)
QuickDraw GXはインストールしません.


そのまま,インストールされたシステムフォルダを開き,コントロールパネルから,

Macintosh Easy Open
アップルメニューオプション

を取り外します.


再起動します.


漢字 Talk7.5.3CD-ROM から PowerTalkをインストールします(7300,7600/200の場合.すでにここまでのプロセスでインストールしている場合は必要ありません)


再起動します.


PRAMクリアをします(起動する際にcommand+option+P+Rを同時に押し続け起動音が繰り返されるまで押し続けます).PRAMクリアは念のため2回繰り返して起動音が鳴るまで行います.


共有設定, AppleTalk , PowerTalk を設定します.

共有設定コントロールパネルは所有者の名前,パスワード, Macintosh の名前を設定します.所有者の名前はファイルサーバに登録されているものと同一である必要があります.デザイン室ファイルサーバ上でその名前で自分が登録されているかどうか確認します.(「利用者&グループ」コントロールパネル)
同時にパスワードも入力しておきましょう.

「 Macintosh の名前」がネットワーク上で公開されるのでよく考えて設定します.デザイン室の学生は半角スペースを2ヶ最初に挿入すること.(デザイン室のユーザがまとまってネットワーク上のゾーン内で表示されるようにするため)

AppleTalk コントロールパネルを開き AppleTalk がオンになっていることを確認します.設定は Ether にしておきます.
切り替えることができない場合は「 Apple エクストラ」フォルダ内の「ネットワーク選択」で「 Open Transport を使用する」にします.また,ネットワークにケーブルで接続されているかどうか確認して下さい.

PowerTalk はデスクトップの郵便箱を開き,設定します.利用口座はなしで答えます.パスワードはメール等でのパスワードを他のパスワードと統一する必要はありません.デザイン室は常時人がいるので簡単なパスワードの方がいいでしょう.共有の Macintosh で設定されているパスワードでかまいません.


PowerTalk カタログからデザイン室ファイルサーバをマウントし,ネットワーク入門セットから Open Transport 1.1.2をとってきます.自分のハードディスクにコピーされた Open Transport 1.1.2をインストールします.

この場合に限らず,ファイルサーバにあるファイルやアプリケーションはダブルクリックして開いてはいけません.必ず,自分のハードディスクにコピーしてから自分のものを開くようにします.


再起動し PRAM クリアします.

これでシステムのインストールは終了しました.

デザイン室では漢字 Talk7.5.5の安定性に疑問を持っています.漢字 Talk7.5.3の方が安定していると思います.従って以上の漢字 Talk7.5.3インストールまででシステムインストールは終了ですが,必要な人は「漢字Talk7.5.5Update」をインストールしてください.7300の場合は最初から漢字Talk7.5.5をインストールすることになります.

漢字 Talk7.5.5アップデートの方法:
コピーした「漢字Talk7.5.5Update.sea」をダブルクリックして復元します.場所は同じ場所でかまいません.復元されたフォルダを開いてそこにあるファイルを3つまとめて ShrinkWrap にドラッグ&ドロップして下さい.デスクトップに3つフロッピーディスクのアイコンが現れます.その中の1の番号のアイコンを開いて,インストーラを開きます.あとはその指示通り.


●システムのカスタマイズ

1.システムフォルダを開きコントロールパネルから次のコントロールパネル書類を外す.(システムフォルダ内に「コントロールパネル(使用停止)」などというフォルダを作ってそこに移動する)
・Macintosh Easy Open(すでに外しているはずです)
・アップルメニューオプション(すでに外しているはずです)
・フォントキャッシュ設定*(デザイン室では Osaka 以外 True Typeを使用しないので外します.しかし,一般の方はあったほうがいいでしょう)
以下は好みです.秋山は外します.

・コントロールバー
・デスクトップパターン
・ランチャー
・機能拡張マネージャ
・カラー
・テキスト
・ラベル
・数の書式
・世界地図(一部通信関連で必要となる場合があります.実は外していても動作しますから心配いりません)
2.機能拡張から次の機能拡張書類を外す.(システムフォルダ内に「機能拡張(使用停止)」などというフォルダを作ってそこに移動する)
・日本語キーボード機能拡張(日本語JISキーボードの人には必要)
・フォント機能拡張 1-3*(デザイン室だけです.一般の方は外せません.また,これを外してから次の 4 で書いてあるフォントフォルダを入れるまで再起動等してはいけません)
・EM 機能拡張
・Color Picker
・各種ガイド,ヘルプ(初心者は外さない方がいいでしょう)
・LaserWriter 8以外のプリンタドライバ*
3.次のファイルをインストールする.
ファイルサーバからとってきたファイルは圧縮されていることがあります.必ず復元して下さい.そうしないと起動できなくなることがあります.

〈コントロールパネル〉

・購入したAutoDoubler*,CopyDoubler2.0.7*
・ガンマ*
・ATM* (Illustrator などをインストールすると入る)

〈機能拡張〉

・DiskDoubler Finder Menu*, RelaxFinger* , Speedy Mouse 1.2*, Click, there it is! 1.0.7* ( Click, there it is! は5ドル支払うこと)
・各種プリンタドライバ(FARGO Pictura*,PIXEL*)プリンタ記述ファイル(同フォルダ内に, Canon PS-IPU Kanji Color Copier*, OKI ML803PSII+F* -これらはデザイン室の場合です)
・購入した ATOK* ,MacVJE* など日本語入力システム
PowerPC Interrupt Extension(7300,7600/200以降の機種は不要)
・購入した SpeedDoubler をインストールし,再起動後 SpeedCopy は外す*

〈初期設定〉

・Nikon MAID*
・TWAIN*

必要であれば秋山の初期設定をコピーしてかまいません.

〈システムフォルダ第1階層〉

MacsBug
Claris*(購入したアプリケーションをインストールするとできます)
〈他〉

・DiskDoubler*,SCSI Probeをアプリケーションを入れる予定の所に


AutoDoubler と CopyDoublerは使用しなくてかまいません.特に AutoDoubler はハードディスクに余裕があれば使わない方がいいでしょう. AutoDoubler を使用しなくても CopyDoubler だけを使用することもできます
ATM ,ガンマは必ず使いましょう

4.フォントフォルダを外し,秋山から MO を借りるか,または,デザイン室ファイルサーバをマウントさせて,そこにあるフォントフォルダをインストールします.(これは TrueType フォントを外し,ATM フォントに交換するためです)デザイン室では Osaka は漢字Talk7.1 の2.0バージョンを使用します.

必要な日本語 ATM フォントをインストールします.

5.コントロールパネルの設定
AppleTalk
Ethernet

切り替えることができない場合は「 Apple エクストラ」フォルダ内の「ネットワーク選択」で「 Open Transport を使用する」にします.また,ネットワークにケーブルで接続されているかどうか確認して下さい.

TCP/IP
IPアドレスは秋山から指示されたもの
他は秋山の「教育研究環境が変わる- Macintosh ネットワーク」の該当項目を参照して下さい.

メモリ
キャッシュ:実装メモリ1MBあたり32Kを割り当てます.「初期設定の使用」ボタンをクリックすればいい.ただし,SpeedAccessを使用する場合は3000K以上取る.
モダンメモリマネージャ:入
仮想メモリ:切
RAMディスク:切
ただし,メモリに余裕があれば ShrinkWrap から作成し, Netscape のキャッシュに割り当てる.

表示
Osaka-9
真直ぐならべる
常にグリッドに沿うにチェック
リスト表示は真ん中の大きさにする

ウインドウシェード
2回クリック

マウス
どちらの項目も一番速く

一般設定
メニューの点滅:切
システム終了時の警告:チェックを取る
書類:アプリケーションが最後に使用したフォルダ

世界地図
「高松」* を入力して「設定」を押す.

省エネルギー設定
より詳しくをクリックし
スリープせずにシステム終了:しない
画面のスリープを別指定する:チェックし20-30分
ハードディスクのスリープ:しない

モニタ & サウンド(16インチの場合)
モニタ:約1670万,832×624
サウンド入力:内蔵CD(必要に応じて変える)

警告音
秋山からサウンドファイルをもらい,気に入ったサウンドを System スーツケースに入れ,ビープ音に指定する.また, Rakyo とBippleBell をインストールする.(これらは重要)

ATM
フォントキャッシュ:できるだけ大きく最低でも1MB,2MB は欲しい.

AutoDoubler*
ファイルキャッシュ:最大
初心者は圧縮設定でのハードディスクの指定はしないこと.自動圧縮設定も切っておく

CopyDoubler
高速コピー:オン
環境設定でファインダーアイコンとコメントをコピーにチェックを入れ,書き込みを確認する Disk でフロッピーにチェックを入れる以外は全て切っておく
高速ゴミ処理:オン
環境設定は全て切る
スケジュールコピー:オフ
サウンド:オン
環境設定でコピー開始時はオフ,エラーや質問発生時は Rakyo,コピー完了時は40秒とし, BippleBell をデザイン室では使用しているので統一する.

日付 & 時刻
正しく設定しておく

DD メニュー
ファインダーからDD メニューの圧縮の初期設定を AD2 にしておく.
セッティングの分割ファイルサイズは 1410K 程度

アラートは各自で異なったものを使用し,誰のコンピュータか音で識別できるようにして下さい.SimpleBeepは使わないように



仮想記憶用ハードディスクを不可視属性にしておきます. Greg's Browser からできます.

ディスクを不可視にする方法:

Greg's Browser (登録料20ドル)を起動する

Edit メニューから Preferrences を選択し,「Show Invisivle Files」にチェックを入れ閉じる

Browser ウィンドウで不可視にしたいヴォリューム(この場合5番目のハードディスク)を選択し, Lavel メニューからInvisibleを選択する

(後で書く RAM ディスクもこの方法で不可視にします)

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7500/100の場合

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