(1)香川大学教育学部長挨拶(有馬道久)
 平成14年度に始まりました連携協議会もおかげさまで、今年度で8年目を迎えることとなりました。当時を振り返ってみますと、教員養成大学学部の統廃合、再編成が求められる中で、地域社会から信頼されない学部は生き残りが難しい状況がございました。そうした中での県教育委員会との連携が始まった訳でございますが、平成14年度の取組は事業数にして20でした。その後少しずつ増えまして、現在31事業までになっております。この間、「全国初の交流人事」、「特別支援教室すばる」、そして最近では、「教員免許状更新講習」や「教員の資質能力追跡調査事業」など、ひとつひとつ挙げますときりがない程、質・量とも充実した内容となって参りました。(抜粋)
(2)香川県教育委員会教育長挨拶(細松英正)

連携と言うことには、ご案内のとおり教員研修の場と、あるいは我々が色々取り組んでおる調査研究事業、そうしたものについて教育学部の先生方の熱心なご指導・ご助言を頂いております。本当にそういう支援があって、初めて我々の教育施策の充実が図られているのだなと、いうふうに思っているところございます。また、教員の先生方のみならず、私たちがありがたいことだと思うのは、学生の皆さん方がボランティア事業として100名にわたる学生さんが登録しておられることをお聞きしております。(抜粋)

(3)平成21年度・平成22年度香川大学教育学部と香川県教育委員会との連携協力の取組みについて
「平成21年度 香川大学教育学部と香川県教育委員会との連携協力に関する取組一覧」に基づき平成21年度の活動報告が行われました。

取組は、
1.教員養成に関するもの  2.教員研修に関するもの 
3.調査・研究に関するもの 4.事業に関するもの 5.その他
のように分類されています。

教育学部の取組としては、公立学校での教育実習、インターンシップ、教員免許状更新講習、情報ネットワークによる大学との連携・情報交換などがあることが高井副学部長より、報告されました。
また、県教育委員会の取組については、現職教員を大学教員(准教授)として採用、内地留学の実施、初任者研修等、各種研究会・研修会の講師・助言者として大学教員を依頼などがあることが、藤本義務教育課長より報告されました。
(4)平成21年度実践発表
今回は、教育学部から平成21年度の実践発表がありました。

まず今年度初めて実施した教員免許状更新講習会について、開講課目数や受講者数の報告がありました。続いて受講者や担当教員の感想、文部科学省の継続実施に対する対応などの意見交換がありました。

つぎに、公立学校から大学の専任教員になった3名の教員の活動報告が山下准教授よりありました。教育学部での担当授業科目や担当授業数、学生の教員採用試験突破へのサポート、おもちゃ王国やレオマなどの学外組織との連携、研究活動の一環として文部科学省委託事業「教員の資質追跡調査事業」などへ参加していることが報告されました。
会議風景